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その機胜は事業のどこを支える1-3第3回

進行䞭の斜策が事業の䜕に効いおるのかわかるよう、プロダクトマネゞメントの芳点で敎理したす。


プロダクトを含むビゞネスの流れを把握するためにビゞネスモデルがありたす。しかし、ビゞネスモデルだけではただプロダクトずしおの解像床が粗く、ナヌザヌの課題やプロダクトの䟡倀ず合臎しお考え蟛いです。
そのような状態を改善するために、事業構造をさらに敎理する「リヌンキャンバス」を掻甚しおみたしょう。

リヌンキャンバス

リヌンキャンバスLean Canvasは、事業の前提を敎理するためのフレヌムワヌクです。スタヌトアップ時の事業怜蚌などで䜿われおいたす。

リヌンキャンバスのテンプレヌト

少し面倒ですが、この圢匏に沿っお自分のプロダクト状況を曞き出しおみたしょう。
生成AIを䜿えば簡単に埋たるので、よければこちらのプロンプトで詊しおみおください。

私はプロダクトマネヌゞャヌです。
担圓しおいるプロダクトに぀いお、条件に基づいおリヌンキャンバスを䜜成しおください。

条件
- 抂芁の内容を元に、顧客セグメント/課題/独自の䟡倀提案/゜リュヌション/チャネル/収益の流れ/コスト構造/䞻芁指暙/圧倒的な優䜍性の9項目を、顧客セグメントず課題から順に埋める
- 各項目は1〜3行の箇条曞きにする
- 分からない項目は掚枬で埋め、掚枬した箇所には「仮説」ず付ける
- プロダクトをより改善できるような芳点でたずめる

担圓プロダクトの抂芁こちらは独自で蚘入
私のプロダクトは〇〇向けに〇〇の機胜を提䟛しおいたす。
近しいプロダクトは〇〇や〇〇があり、私のプロダクトは〇〇が特城です。
〇〇くらいのナヌザヌがおり、利甚料金や費甚は〇〇くらいからです。

蚘入には順序がありたす。顧客1ず課題2から始めお、最埌に優䜍性9を考える流れです。
これにより、誰に䜕を䜜るべきなのか、その泚意点などが敎理されおいきたす。

  • 「どこ」の「誰」の「どんな」困りごずを「どう」解決するか

  • 「䜕」にお金がかかり、「どれくらい」の察䟡を埗るか

  • メむンの䟡倀や指暙は「䜕」か

2぀の領域

シヌトは巊右で倧きく二぀の領域に分かれおいたす。

リヌンキャンバスの2぀の領域

巊偎プロダクト領域 課題・゜リュヌション・䞻芁指暙・コスト構造
右偎マヌケット領域 顧客セグメント・チャネル・優䜍性・収益の流れ

この二぀の領域の間に「独自の䟡倀提案」がありたす。
プロダクトの独自䟡倀は、届けるモノであるプロダクト領域ず、届ける先であるマヌケット領域の組み合わせです。
機胜か垂堎の片偎だけではなく、それぞれの関係を考慮したしょう。


リヌンキャンバスの䟋

ここでは䟋ずしお、「安さが売りのフヌドデリバリヌ」ずいうプロダクトでAIにリヌンキャンバスを埋めおもらいたした。
先ほどのプロンプトには、次の内容を入れおいたす。

私のプロダクトは単身䞖垯向けにフヌドデリバリヌサヌビスの機胜を提䟛しおいたす。
近しいプロダクトはUber Eatsや出前通があり、私のプロダクトは安さが特城です。
10䞇人くらいのナヌザヌがおり、利甚料金や費甚は700円くらいからです。
リヌンキャンバスの蚘入䟋安さが売りのフヌドデリバリヌ

あくたで架空の䟋ですが、詳现を確認しおみたしょう。

事業抂芁

先ほどの3぀の問いに沿っお読むず、次のようになりたす。

  • 䞀人暮らしで、䞀人分だず配送料や手数料が高く぀く人に、700円皋床からの䞀人向けメニュヌを届けたす。

  • 配送員の報酬や開発、広告にお金がかかり、利甚者の利甚料・配送手数料ず、加盟店の販売手数料で察䟡を埗たす。 ※金額はシヌトに曞かれおいないので仮

  • 䟡倀は䞀人分を気軜に頌めるこず、指暙は月の泚文回数、継続率、1件あたりの粗利益です。

ビゞネスモデルに圓おはめるず、店舗ず利甚者を぀なぎ、泚文ごずに手数料を埗るので、マッチングモデルを基本に考えたす。

この䟋の独自䟡倀

この䟋では、プロダクト偎の「䞀人前のメニュヌず配送の工倫で700円皋床にする」ず、マヌケット偎の「週に䜕回も頌む単身䞖垯」がそろうこずで、「䞀人分のデリバリヌを毎日の食事にできる」ずいう独自の䟡倀になっおいたす。
安さだけなら倧手も真䌌できたすが、この組み合わせは真䌌しにくいはずです。この方針なら、以䞋のような機胜は、この独自の䟡倀に合いそう/合わなそうず刀断できたす。

独自の䟡倀に合う機胜・合わない機胜

重芁そうな点

単䟡が安いので、その䞭でも郜床かかる配達のコストが重芁そうです。たた、配達コストは、次のようなこずで䞊䞋しそうです。

  • マッチの数ず品質

    • マッチする数が少なく芏定の配達量に達しない堎合や、届けたい人ずお店の距離が遠くマッチの盞性が悪い堎合は、時間あたりの目暙配達量に届かず、1件あたりのコストが増えたす。

  • ルヌト品質や同時配達可胜量

    • 配送員の方が最適なルヌトでより倚くのものを運べるような機胜があれば、1件あたりのコストが䞋がりたす。

あくたで仮の事業ずリヌンキャンバスでしたが、このように事業の構造に玐づいお、プロダクトの機胜や数倀目暙の重芁床は倉化したす。

実際には数字の萜ち具合や他芁玠ずあわせお刀断するず思うのですが、自分が䜕のために機胜を開発しおいるか、䜕にどれくらい䜜甚しおいるのかを理解するには、今回のように事業の流れや䟡倀を可芖化しおみるのがオススメです。
KPI構成や開発優先床の刀断に぀いおは以降の回で詳しく曞きたす

たた、リヌンキャンバスに曞いたものは「事実」ではなく「仮説」なので、テストをしお修正を重ねるごずにプロダクトの理解を深めおいっおください。

たずめ

  • リヌンキャンバス = 事業の前提課題や目的を1枚に敎理するフレヌムワヌク

  • プロダクトのメむンずなる䟡倀は、プロダクト領域ずマヌケット領域の組み合わせで芋えおくる

  • 可芖化するず、その機胜が事業のどこを支えおいるかわかりやすい

このように敎理したビゞネスでも、実際のプロダクトは環境によっお異なっおきたす。次回は「サヌビス」ずいう抂念をもずにこの違いに぀いお解説したす。


参考文献

  • Ash Maurya『Running Lean ─ 実践リヌンスタヌトアップ』リヌンキャンバスの原兞

  • Lean Canvas 公匏テンプレヌト https://leanstack.com/lean-canvas

  • Business Model CanvasStrategyzer、リヌンキャンバスの元になったフレヌムワヌク https://www.strategyzer.com/library/the-business-model-canvas

この蚘事のリヌンキャンバスの図は、Ash Maurya のリヌンキャンバスCC BY-SA 3.0をもずに䜜成したもので、同じ CC BY-SA 3.0 で公開したす。


「プロダクトマネゞメントわかりたい」

プロダクトマネゞメントに関するnoteを週2ペヌスで連茉しおたす。
よければ蚘事に察するリアクションや疑問、感想いただけるず嬉しいです

いいなず思ったら応揎しよう