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  1日5分ビジネス英語

地球周回軌道が大混雑——しかも、急速に Earth’s Orbit Is Getting Crowded—and Fast

人工衛星が私たちの生活に欠かせないインフラとなる一方で、なぜ宇宙空間の持続可能性が問われているのかが理解できます。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 日本語訳

宇宙は果てしなく広がっているように見えます。しかし、地球の周りの空間は、驚くほど混み合ってきています。

近年、この混雑が進んでいる大きな要因が、数百、数千もの衛星を連携させる大規模な衛星ネットワークです。その一例が、スペースXのスターリンクです。同社は2019年から2026年9月下旬までに、1万2,000基を超えるスターリンク衛星を打ち上げました。その時点で、1万1,000基を超える衛星が引き続き軌道上で機能していました。比較のために世界全体を見ると、欧州宇宙機関(ESA)は、2026年7月時点で地球を周回する機能中の衛星が約1万5,900基あったと報告しています。スターリンクは、これまでに構築された衛星ネットワークの中で、群を抜く規模となっています。

スペースXの勢いは衰える気配がありません。9月28日には、同社の巨大ロケット「スターシップ」が初めて軌道に到達し、新型のスターリンクV3衛星26基を軌道上に送り出しました。今後は、一度にさらに多くの衛星を運べるようになる可能性があります。スペースXは、スターシップが1回の打ち上げで最大60基のV3衛星を運べるようになると見込んでいます。

人工衛星がもたらす恩恵は大きなものです。衛星は私たちの日常生活を支えるインフラの一部となっており、遠隔地に通信を届け、通信環境を改善し、気象や気候を観測するとともに、ナビゲーションや緊急時の対応を支えています。需要が増えれば、それに応える能力も高める必要があります。古い衛星を、より高性能な衛星に置き換えることは、そのための一つの方法です。

ただし、見過ごせない問題があります。地球の周回軌道の空間は、無限に使える資源ではありません。

ESAのモデルに基づく推計では、軌道上には10センチを超える大きさの物体が約6万8,450個あります。また、1センチから10センチの宇宙ごみは約150万個、1ミリから1センチのものは約2億3,000万個に上ると推計されています。さらにESAは、地球を周回する人工物の総重量が1万7,000トンを超えていると報告しています。

これは、将来だけの問題ではありません。経済協力開発機構(OECD)によると、スターリンク衛星が衝突を避けるために進路を調整した回数は、2024年の約20万回から、2025年には30万回を超えるまでに増えました。一度の衝突で数千もの破片が生まれ、それらがさらなる衝突を引き起こすおそれがあります。ESAは、仮に今日、新たな打ち上げをやめたとしても、衝突が次の衝突を生む連鎖反応によって、いずれ一部の軌道領域が危険になり、さらには利用できなくなる可能性があると警告しています。

宇宙機関や衛星運用事業者は、こうしたリスクへの対策を進めています。しかし、その取り組みは、問題の拡大を食い止めるにはまだ十分ではありません。古い物体が軌道から離れるよりも速いペースで、新たな衛星が軌道に投入されています。その一方で、すでに存在する宇宙ごみも、さらなる衝突を引き起こしかねません。これからも宇宙を利用し続けるためには、あらゆるミッションで、打ち上げから運用終了後の処分に至るまで、持続可能性を考慮する必要があります。

少し、アクセントがキツイですが・・・。英語は英語。頑張って聞いてみてください。

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