高畑耕治の詩


かすみ草




ねがうとおりにいかず別れて
しまうことしか、できなかった
忘れられるはずのない
痛み
悲しみだけをせめてもの
ゆるしと、言い聞かせ
死ぬまで

死んでも永遠に
ゆるされず
あえないの
だけれど

眠り薬がほしい
星も月もなんにも ない
あなた美しい
肉体の花こころの
花

遠く霞み
みえない
夜には

雨雲のむこう
黒ぐろ
時の
病みの
空には

いまも瞬き
ふたり好き
だった
星、星。星
の。雪

かすみ草





「 かすみ草 」( 了 )

TOPページへ

新しい詩
目次へ

サイトマップへ

© 2010 Kouji Takabatake All rights reserved.
inserted by FC2 system