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誰が「橋下徹」をつくったか ―大阪都構想とメディアの迷走
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- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社140B
- 発売日2015/11/13
- 寸法13.2 x 1.9 x 18.9 cm
- ISBN-10490399323X
- ISBN-13978-4903993232
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商品の説明
出版社からのコメント
著者について
登録情報
- 出版社 : 140B
- 発売日 : 2015/11/13
- 言語 : 日本語
- 本の長さ : 256ページ
- ISBN-10 : 490399323X
- ISBN-13 : 978-4903993232
- 商品の重量 : 260 g
- 寸法 : 13.2 x 1.9 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 646,603位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー
日本からのトップレビュー
- 星5つ中5つ
良い状態の本でした
2021年4月10日に日本でレビュー済み迅速に発送していただきました。
本の内容も濃く、色々と勉強になりました。
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橋下徹をメディアから追放するには
2022年1月9日に日本でレビュー済み昨年の衆院選で維新は議席数を大幅に伸ばしTVをつければコメンテーターとしての橋下徹を見ない日はない。
この本の初版は2015年である。私たちはこの6年余何をしてきたのか?どう騙されてきたのか?
論点のすり替え,畳みかけるような多弁,イジメに似た個人攻撃,インチキな数字操作による成果・・この本を読んで,維新の本質,橋下徹の悪辣さを再度確認した。
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メディアが作った橋下徹の虚像を教えてくれる本
2020年8月3日に日本でレビュー済み事実に基づいて橋下徹の実像を検証しました。結論はメディア、とりわけテレビが虚像作りに加担したことを伝えてくれる。そういう意味で、小池百合子の虚像作りに加担した構図が同じでした。読み応えのある本です。
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こんなことだろうな、とは思っていたけれど・・・。
2019年6月15日に日本でレビュー済みどう見たってまともじゃないと思える人物が、社会のリーダー的存在になりうるのか。マスコミの特に放送に関わる分野の力は絶大であるということの証左ともいえるものが、本書に描かれたマスコミの舞台裏を通して明らかにされている。大声で相手を罵倒し恫喝し、テレビ画面を支配するものが、あたかも正義を語っているかのように大衆の前で変身してみせるのだ。さらに、関西でとくに顕著な同和地区に対するこれみよがしの優遇政策により、当該地区の逆差別を助長してきたことなどの既成政党等による従来からの行政に対する矛盾と、それらの諸施策による恩恵からあぶれてしまった少なからぬ人々を、上手に扇動した橋下徹のテレビタレント的能力もきちんと押さえている。地元の第一線で仕事をしてきた著者だからこそのリアルな力作だと思う。それにしても、日本のマスコミって、戦前となにも変わってないんじゃないかな。強いものには巻かれるのも、言論の自由だとでも思っているのだろうか?
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橋下は誰よりも「大衆の本質」を熟知していたと気付かせてくれる本
2015年12月21日に日本でレビュー済み関西に住む私の両親は熱心な「橋下信者」だ。
高い知名度とあか抜けたルックス、既得権益との対決姿勢を武器にしながら橋下が大阪の政界に登場した時、他の市民もそうしたように「よっしゃ、いっちょやったれ!」と拍手喝采で迎えた。
あれから数年、目標だった大阪都構想は住民投票の前に頓挫を余儀なくされ、「維新」勢力も内紛を繰り返した。橋下自身も失言、詭弁、暴言で幾度となく足をすくわれ、結局在任中に目立った実績を残すことなく引退を表明。あっさり行政改革から手を引いた。いわゆる「橋下現象」の主人公は、橋下の手のひらで踊っていたメディアと市民だけだったのかもしれない。
しかし、橋下やその人気を引き継ぐ政治家への支持は未だ衰えていない。政界から去った今も「カムバック」の期待は少なくなく、引退表明後に実施された15年11月の府知事、市長選ではどちらも維新候補が圧勝した。
本書は、主に橋下報道をめぐる在阪メディアのうごきから、数年間にわたって大阪に起こった「橋下現象」の内実を解き明かすものだ。
視聴率が取れる、横並び報道の傾向など構造的な理由から在阪メディアは橋下を何度も取り上げざるをえなくなった。知名度も高く、若く、親しみやすく、勢いもあり、弁舌も巧み。毒舌や直言、ぶっちゃけキャラをもてはやすメディアの風潮にもマッチして、あっという間に「時代の寵児」となっていく。その勢いはニュースさえも「わかりやすさ」と「面白さ」の基準で価値が測られる時代を象徴するものだった。
しかし、橋下の手法には「改善すべき目的が失われ、体制破壊の手段が自己目的化される」という落とし穴が潜んでいた。体制を破壊するためなら言論弾圧やその他強引な手法もいとわず、「社会は独裁を求めている」とうそぶく。実績は伴わないのに、わかりやすい言葉だけが切り取られ、改革者のイメージが独り歩きする。すべての行動がイメージ戦略、パフォーマンスの奴隷となった。
確かに橋下を持てはやし、大阪の未来を左右する政局をもバラエティー番組の具にし、報道の責務を放棄した在阪メディアの罪は重い。これまで多くの原稿で指摘されているとおり、都構想には欠陥が多く、数字で検証すると実現不可能な政策も多い。メディアがそうした指摘を市民に伝えなかったのは間違いなく、本書のはおおむね納得できる。
一方、橋下的なるものを支持する声は未だやまない。都構想が住民投票で否決されてもなお、大阪における橋下、維新の人気は衰えていない。
なぜか。それは、本書でも指摘されているように橋下が「大衆の心を言葉でつかみ、訴えかけたから」にほかならない。「お笑い百万票」とも言われる大阪は、「べしゃり」一本で政界の頂点にのし上がれる風土だ。かつてはやしきたかじんや横山ノックといったお笑いタレントも政治に手を突っ込んだ。
たかじんとも親密な関係にあった橋下はそれをよく分かっていた。大衆の願望をすくい取り、天才的とも言える弁論術をもって訴えかければ、言い分は必ず支持されると理解していた。まるで「毒舌タレントのショー」のような堺市長選前のタウンミーティングがそれを象徴している。
これじゃバラエティー番組と同じ、政治は漫談と違う、ポピュリズムだ、との批判もあるだろう。しかし、方法の是非はひとまず措くとして、大衆に強く訴えかける能力と言葉がなければ民主主義の世の中で自分の思い描く政策など実現できない。
現時点で最も影響力の強いメディアといえるテレビの仕組みを熟知し、そこで良いとされる価値観と言論を内面化した橋下はある意味「大衆とは何たるか」がよく分かっていた。
そして思惑通り、世間一般では忌避されがちなイデオロギーから自由になって既成の民主主義観や権威を揺さぶる姿勢が、大衆に支持された。その勢いの前に、自民党と共産党が束になってもかなわなかった。
その点、「キャッチーなことは言いません」「すべてをテレビの尺に収まるように片付けられません」という反橋下派の言い分は、ある意味「責任放棄」と言える。分かりやすい言葉は危険だが、政治家であるなら大衆にわかりやすく問題の本質や解決の道筋を示す責任も、またあると思う。反橋下派は人の心をつかむ言論や技術、メディア操作術を「ポピュリズム」と一刀両断し、そうした橋下のやり口や主義主張の誤りを批判すれば有権者は着いてくると思い込んでいた。
「橋下現象」が今も終わらず、橋下が政界を去ってもなお維新の支持が下がらないのは、対立政党やその支持者が「大衆を理解していなかった」からに違いない。本書を読んでそう強く感じた。
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テレポリティクスの魔力とマスコミの構造的欠陥
2015年11月19日に日本でレビュー済み帯にあった内田樹の「論理的だけと、情味がある」という推薦文の意味は、冒頭の「不機嫌そうに爆ぜる残り火を見ているようだった」という書き出しからも伝わってきた。ノンフィクションでこういう表現を使い、イヤミにならない書き手は貴重だと思う。
本書を読むと、詭弁で切り抜け多弁で煙に巻く……橋下徹のやり口を暴くには、ひとつづつ、丁寧に反証を積み上げていくしかないと分かる。奇抜さに対抗でききるのは、愚鈍なほどの実直さなのだ。大阪をかき回した異端児を考察しながら、最終的にメディアの構造的欠陥にたどり着く。感情的で、一方的な批判とは違うノンフィクションの強みである。
橋下徹がもっとも恐れていた論評は、おそらくこれだ。
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メディア、ジャーナリストの質の低さを痛感した
2022年5月13日に日本でレビュー済み橋下の出現もさることながら彼(ら・・大阪維新)をのさばらせるに至ったジャーナリズムの問題意識の甘さや質の低さをつくづく悲観する。安倍政権の残した諸問題(モリカケまど)未だに不問に付されたまま、安倍は未だに祖父(岸)の悲願(憲法改悪)実現に虎視眈々。日本のジャーナリズムは腰引けのままズルズルと「いつか来た道」に引き込まれていきそうだ。
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著者らも自省すべき
2015年11月21日に日本でレビュー済み橋下徹批判というよりも、在阪メディアの姿勢を批判した書物であることは既にレビューされている方々の記述からもよく分かるし、その点については著者の見解に賛同する部分も多い。
ろくに勉強もしないまま橋下氏の会見に出席してデスクに送る原稿作成にのみ注力する新聞記者、画像的に面白いものを追求するだけのテレビ記者たち、彼らに橋下徹の功罪を読者・視聴者に適切伝えることができないことは当たり前、結果として視聴者等に話題づくりの上手い橋下氏を過大評価してしまう傾向が生じてしまった。
その部分の指摘は良いと思う。
しかし著者自身は橋下氏に対して真剣な政策論争を挑んだことはあるのか?また、本書を推薦している内田樹氏が橋下批判本を共著執筆しながら橋下氏との論争から逃げ回っていることは周知のとおり(他の共著者は、議論の内容・勝敗はさておき一応橋下氏と議論している)。
しかるに著者が本書を出版したということは、著者自身が橋下徹の話題性に便乗した「小金稼ぎのジャーナリストもどき」であることを物語るものではないのか。
私はどちらかというとアンチ橋下だが、本書の著者のようなスタンスが、かえって一般人の反発を招いて橋下支持を強固なものにさせ、かつ本来的には是正可能であるはずの橋下市政のマイナスの部分を是正不可能なものにしてしまうことを恐れる。
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