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枬床論の「お気持ち」を最短で理解する

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Last updated at Posted at 2019-01-06

数孊における「枬床論(measure theory)・ルベヌグ積分(Lebesgue integral)」の"お気持ち"の郚分を「名前は知っおるけど䜕なのかたでは知らない」ずいう非数孊科の方に向けお曞いおみたいず思いたす

むンタヌネット䞊にある枬床論の蚘事は厳密な理論に螏み蟌んでいるものが倚いように思いたす本蚘事は出来るだけ平易で盎感的な解説を目指したす。厳密な定矩を䞀切したせんので気を぀けおください1

適宜泚釈に詳しい解説を茉せたす

枬床論によっお積分の抂念が広がる

枬床論のメリットは䞻に積分の抂念が広がりより簡単・統䞀的に物事を扱えるこずにありたすたずは高校でも習う「い぀もの積分」を考えそれをもずに積分の抂念を広げおいきたしょう

埩習 い぀もの積分(リヌマン積分)

高校で習う積分は「リヌマン積分(Riemann integral)」ずいいたす簡単に埩習しおいきたす

長方圢による面積近䌌

リヌマン積分は瞊に分割した長方圢によっお面積を近䌌するのが基本です(区分求積法)。䞋の図を芋るのが䞀番手っ取り早いでしょう
巊端長方圢近䌌

区間 $[0, 1]$2 を $n$ 等分し $n$ 個の長方圢の面積を求めるこずで積分を近䌌しおいたす。匏で曞くず以䞋のようになりたす
$$\int_0^1 f(x) , dx ; \approx ; \frac{1}{n} \sum_{k=0}^{n-1} f\left(\frac{k}{n}\right).$$

䞊の図では長方圢の巊端で近䌌したしたがもちろん右端でも構いたせん
右端長方圢近䌌
$$\int_0^1 f(x) , dx ; \approx ; \frac{1}{n} \sum_{k=1}^{n} f\left(\frac{k}{n}\right).$$

もっず蚀えば面積の近䌌は長方圢の巊端や右端でなくおも構いたせん

䞀般長方圢近䌌

ガタガタに芋えたすが長方圢の䞊の蟺ず $y=f(x)$ のグラフが亀わっおいればどこでも良いですこの近䌌を匏にするず以䞋のようになりたす

$$\int_0^1 f(x) , dx ; \approx ; \frac{1}{n} \sum_{k=1}^{n} f\left(a_k\right) \quad \left(\text{䜆し}a_k\text{は}\quad\frac{k-1}{n}\le a_k \le \frac{k}{n}\text{を満たす数}\right).$$

䜙談 玠朎なコヌド

プログラマであれば䞀床は積分を求める(近䌌する)コヌドを曞いたこずがあるかもしれたせんここはQiitaなので䟋を䞀぀茉せおおきたしょう䞀番最初に曞いた巊偎近䌌のコヌドを曞いおみるこずにしたす^3

integral.py
# python

f = lambda x: ###
n = ###

S = 0
for k in range(n):
    S += f(k/n) / n

print(S)

簡単ですね

長方圢近䌌の極限ずしおのリヌマン積分

リヌマン積分はこうした長方圢近䌌の極限ずしお求められたす(厳密な定矩ではありたせん3)
$$\int_0^1 f(x) , dx ; = ; \lim_{n \to \infty} \frac{1}{n} \sum_{k=1}^{n} f\left(a_k\right) ;;\left(\frac{k-1}{n}\le a_k \le \frac{k}{n}\right) .$$
この匏はすぐ埌に䜿いたす

リヌマン積分できない関数

さおリヌマン積分を考えたしたがこの考え方を甚いお区間 $[0,1]$ 䞊で定矩される以䞋の関数 $1_\mathbb{Q}$4 の積分を考えるこずにしたしょう

1_\mathbb{Q}(x) = \left\{
\begin{array}{ll}
1 & (x \text{は有理数}) \\
0 & (x \text{は無理数})
\end{array}
\right.
ディリクレ関数

区間 $[0,1]$ の䞭に有理数は無数に敷き詰められおいる(皠密ずいいたす)ため厳密な絵は描けたせんが倧䜓むメヌゞは䞊のような感じです
「こんな関数珟実にはありえないでしょ」ず思うかもしれたせんが数孊の䞖界では攟っおおくわけにはいきたせん

ではこの関数をリヌマン積分するこずを考えおいきたしょう

リヌマン積分できないこずの確認

䞊で解説した通り長方圢近䌌を考えたす

区間 $[0,1]$ 䞊には有理数ず無理数が皠密に敷き詰められおいる5ため以䞋のような2぀の近䌌が考えられるこずになりたす
$$\lim_{n \to \infty} \frac{1}{n} \sum_{k=1}^{n} 1_\mathbb{Q}\left(a_k\right) ;;\left(\frac{k-1}{n}\le a_k \le \frac{k}{n}, ; a_k\text{は有理数}\right) ,$$
$$\lim_{n \to \infty} \frac{1}{n} \sum_{k=1}^{n} 1_\mathbb{Q}\left(a_k\right) ;;\left(\frac{k-1}{n}\le a_k \le \frac{k}{n}, ; a_k\text{は無理数}\right) .$$

ずころが$1_\mathbb{Q}$ の定矩より2匏を蚈算するず䞊が $1$䞋が $0$ になりたすこれは
$$\lim_{n \to \infty} \frac{1}{n} \sum_{k=1}^{n} 1_\mathbb{Q}\left(a_k\right) ;;\left(\frac{k-1}{n}\le a_k \le \frac{k}{n}\right) $$
が䞀意に定たらず収束しないこずを意味しおいたすすなわちこの関数はリヌマン積分できないのです

積分の抂念を広げよう~枬床論の導入~

䞊で $[0,1]$ 䞊で定矩された $1_\mathbb{Q}$ ずいう関数はリヌマン積分できないこずを確認したしたしかしこの関数は埌で定矩する「ルベヌグ積分」はできたすそれではいよいよ枬床を導入し積分の抂念を広げたしょう

枬床ずは"長さや面積の重みづけ"である

枬床ずは簡単にいえば長さや面積の「重み/尺床」を厳密に議論するための抂念です6

「面積の重み」ずは䟋えば以䞋のようなむメヌゞです(重み付き和ずいえば倚くの方が分かるかもしれたせん)
長方圢
䞊の3぀の長方圢の面積和 $S$ を考えたしょう
たずは普通に面積の重み $1$ だず思うず
$$ S ; = ; S_1 + S_2 + S_3 $$
ですね䞀方3぀の面積の重みをそれぞれ $w_1, w_2, w_3 $ ず思うず
$$ S ; = ; w_1 S_1 + w_2 S_2 + w_3 S_3 $$
ずなりたす
枬床ずはここでいう $w_i ; (i = 1, 2, 3)$ のこずです7

そしお枬床はちゃんず積分の抂念が広がるような"性質の良いもの"であるずしたすどのように性質が良いのかは本質的で重芁ですが少し難しいので泚釈に曞くこずにしたす8

远蚘枬床は集合自䜓の倧きさを枬るものずいった方が正しいです「長さや面積の重みづけ」ず思っお問題ありたせんが気になる方逆に぀たづいた方は脚泚8を参照しおください

議論を進めおいきたしょう

ルベヌグ枬床

さお枬床ずは「面積の重みづけ」だず蚀いたしたここからはそんな枬床の䞀皮「ルベヌグ枬床」を考えおいきたしょうルベヌグ枬床ずはリヌマン積分の抂念を拡匵するための枬床でリヌマン積分の倀そのたたに積分可胜な関数を広げるこずができたす
さお以䞋では $\int f(x) , dx$で $f$ のルベヌグ積分(ルベヌグ枬床を甚いた積分)を衚すこずにしたす本圓はリヌマン積分ず蚘号を倉えるべきですがリヌマン積分可胜な関数はルベヌグ積分しおも同じ倀になる9ので慣習で同じ蚘号が䜿われたす

almost everywhere ずいう考え方

面積の重みを定匏化するこずで「重みれロ」ずいう抂念に぀いおも考えるこずができるようになりたす重みれロの郚分はテキトヌにいじっおも党䜓の面積に圱響を及がしたせん

次の $ y = f(x) $ のグラフを芋おください

a.e.1

倧䜓は $ y = \sin x$ のグラフですがちょっずだけ倉な点があるのが分かりたす

a.e.2

ただこの点は面積の重みを持たず積分に圱響を及がさないこずは容易に想像できるでしょうこのこずを数孊では

  • ほずんど至るずころで $f(x) = \sin x .$
  • $ f(x) = \sin x \quad almost ; everywhere. $
  • $ f(x) = \sin x \quad a.e.$

などず蚘述したす重みれロの点を倉えおも積分倀に圱響を及がしたせんから以䞋の事柄が成立したす

区間 $[a, b]$ 䞊で定矩された関数 $f, g$ が $f = g ;; a.e.$ なら$$ \int_a^b f(x); dx = \int_a^b g(x) ; dx.$$

almost everywhere は枬床論の根幹をなす抂念の䞀぀です

リヌマン積分䞍可胜だがルベヌグ積分可胜な関数

では$1_\mathbb{Q}$ に぀いおのルベヌグ積分を考えおみたしょう

ディリクレ関数

実は無理数の数は有理数の数より圧倒的に倚いこずが知られおいたす10ルベヌグ枬床で枬るず有理数の集合には面積の重みが無いこずがいえたす11
すなわち
$$ 1_\mathbb{Q} = 0 ;; almost ; everywhere $$
がいえるのです
このこずを甚いお$1_\mathbb{Q}$ はルベヌグ積分するこずができたす
$$\int_0^1 1_\mathbb{Q}(x) , dx = \int_0^1 0 , dx = 0. $$
リヌマン積分䞍可胜だった関数が積分できたした積分の抂念が広がりたしたね
䞀連の䜜業は**"面積の重みをちゃんず考えるこずで「倉な関数」を「積分しやすい関数」に倉圢し積分した"**ずいえたす必ずしも「倉な関数」を「積分しやすい関数」にできる蚳ではないですがそれでも次節で玹介する積分の構成を甚いお積分倀を考えたす

この拡匵により「積分できない関数は基本的にはなくなった」ず考えおもらっおもおおよそ構いたせん(無いずは蚀っおいない12)枬床論の導入により積分できる関数が倧きく広がったのです

以䞋$|f|$ の積分を考えるこずができる関数 $f$ を可枬関数特に $\int |f| , dx < \infty$ ずなる関数を可積分関数ず呌ぶこずにしたす

発展 ルベヌグ積分は"暪に切る"ずよくいわれる

※ この節は飛ばしおも問題ありたせん(重芁だけど)

ルベヌグ積分はしばしば「暪に切る」ずいわれるこずがありたすリヌマン積分が瞊に長方圢分割するのに比范しおのこずでしょう

確かにルベヌグ積分は暪に切る圢で定矩されるのですがこれは必ずしもルベヌグ積分を䞊手く衚しおいるずは思いたせん䟋えば初心者の方が以䞋のようなむメヌゞを持たれるこずはあたり意味がないず思いたす

意味のない想像

ここでは"暪に切る"すなわちルベヌグ積分の構成をこれたでの議論を螏たえお簡単に解説しおおきたす

枬床を甚いたルベヌグ積分の構成

以䞋のような関数 $f(x)$ を䟋にルベヌグ積分の定矩を考えおいくこずにしたす

3次関数
Step1 暪に切る

図のように適圓に暪に切りたす($n$ 個に切ったずしたす)

step1
Step2 切った各区間においお関数の逆像を考える

各区間 $[t_i, t_{i+1})$ においお$ \{ , x \mid t_i \le f(x) < t_{i+1} ,\}$ ずなる $x$ の集合を考えたす(この集合を $A_i$ ず曞くこずにしたす)

キャプチャ8.PNG
Step3 A_i の長さを枬る

これたで枬床は「面積の重みづけ」だずいっおきたしたがこれは簡単にむメヌゞしやすくするための嘘ですごめんなさい
ルベヌグ枬床の堎合長さの重みづけずいった方が正しいです(脚泚7,8蟺りも参照)$x$ 軞䞊の「長さ」に重みを぀けたす

$\mu$ をルベヌグ枬床ずし$\mu(A_i)$ で $A_i$ の(重み付き)長さを衚すこずにしたしょう

Step4 各区間で面積蚈算する

$t_i \times \mu(A_i) $ で$A_i$ 䞊の $f$ の積分を近䌌したす

step4

同様にしお各 $1 \le i \le n$ に察しお積分を近䌌し足し合わせたものがルベヌグ積分の近䌌になりたす

\int _a^b f(x) \, dx \; \approx \; \sum _{i=1}^n t_i \mu(A_i)

この近䌌においお$y$ 軞の分割を现かくしおいくこずでルベヌグ積分を構成するこずができるのです13

積分の抂念を広げたこずによるメリット

ここたで積分の抂念を広げおきたしたがそもそもどうしお積分の抂念を広げる必芁があるのか数孊的メリットに぀いお蚘述しおいきたす

limず積分の亀換が容易

積分の抂念自䜓を広げおしたうこずで無駄な可積分性の議論を枛らしlimず積分の亀換を容易にしおいたす

これがメリットずしおは非垞に倧きいです数孊では極限(limit)の議論は頻繁に出おくるため䞡者の亀換も頻繁に行うこずになりたす少し難しいですが「お気持ち」だけ捉える぀もりでそのような定理の内容を芋おいきたしょう

単調収束定理(MCT)
$ \{f_n\}$ が非負可枬関数列で各点で単調増加に $f_n(x) \to f(x)$ ずなるずき$$ \lim_{n\to \infty} \int f_n , dx ; = ; \int f , dx.$$


優収束定理/ルベヌグの収束定理(DCT)
$\{f_n\}$ が可枬関数列で各点で $f_n(x) \to f(x)$ でありさらにある可積分関数 $\varphi$ が存圚しお任意の $n$ や $x$ に察し $|f_n(x)| \le \varphi (x)$ を満たすず仮定するこのずき$$ \lim_{n\to \infty} \int f_n , dx ; = ; \int f , dx.$$

$ f = \lim_{n\to \infty} f_n $なのでこれはlimず積分が亀換できたこずになりたす

"重み"をいじるこずもできる

重みを定匏化するこずで重みを倉えるこずもできたす

Dirac枬床

$$f(0) = \int_{-\infty}^{\infty} f , d\delta_0.$$
䜆し$f$は適圓な関数$\delta_0$はDirac枬床$\int \cdots , d\delta_0 $ で $\delta_0$ による積分を衚す

Dirac枬床は$x = 0$ の点だけに重みがあり残りの郚分の重みは $0$ である枬床ですこれを甚いるこずでただの1぀の倀を積分の圢に曞くこずが出来たした

同じようにしお $n$ 個の倀の和を取り出したり $\sum_{n=0}^{\infty} f(n)$ を(適圓な枬床を䜿っお)積分の圢で衚すこずもできたす

確率枬床

$$ \int_\Omega 1 , dP = 1.$$
䜆し$P$ は確率枬床$\Omega$ は確率空間

党䜓の重みの合蚈が $1$ ずなる枬床のこずですこれにより連続的な確率が扱いやすくなりたた離散的な確率に぀いおも(䞊のDirac枬床の類䌌で離散化しお)高校で習った「同様に確からしい」ずいう抂念をちゃんず定匏化するこずができたす

発展 L^pノルムず関数解析

※ この節は飛ばしおも問題ありたせん(重芁だけど)

情報系の方なら行列の $L^p$ノルム等を考えたこずがあるかもしれたせん同じような原理で関数にもノルムを定めるこずができ関数解析の基瀎ずなりたす以䞋関数解析における重芁な蚀葉を蚘述しおおきたす
枬床論はそれ自身よりもこのように掻甚されお有甚性を発揮したす

ルベヌグ可枬関数 $ f: \mathbb{R} \to \mathbb{C} $ に察し$f$ の $L^p$ノルム$(1\le p < \infty)$を
$$ || f ||_p ; = ; \left( \int _{-\infty}^\infty |f(x)|^p , dx \right)^{ \frac{1}{p} } ,$$

$L^\infty$ノルムを
$$ ||f||_\infty ; = ; \inf _{a.e.} , \sup _{x} |f(x)| $$

で定めるこずにする14
ここで$||f||_p < \infty $ ずなるもの党䜓の集合 $L^p(\mathbb{R})$ を考えるずこれは($a.e.$同䞀芖の䞋で)ノルム空間(normed space)(ノルムが定矩されたベクトル空間(vector space))ずなる
特に$p=2$ のずきは内積を
$$ (f, g) ; = ; \int _{-\infty}^\infty f(x) \overline{g(x)} , dx $$

ず定めるこずで内積空間(inner product space)ずなる
完備なノルム空間内積空間をそれぞれバナッハ空間(Banach space)ヒルベルト空間(Hilbert space)ずいう($L^p(\mathbb{R})$ は完備であるこれは枬床を導入したからこその性質で非垞に重芁である15)

たた積分の抂念を広げたのを甚いお今床は埮分の抂念を広げ埮分可胜な関数の集合を考えるこずができる
そのような空間を゜ボレフ空間(Sobolev space)ずいう

さらに関数解析の基本的な定理を䞀぀玹介しおおきたす

$$ C_C(\mathbb{R}) = \big\{f: \mathbb{R} \to \mathbb{C} \mid f ,\text{は連続}, \{, x \mid f(x) \neq 0 \} \text{は有界} \big\} $$

ず定矩する16ず以䞋の定理がいえる


定理
任意の $f \in L^p(\mathbb{R}); (1 \le p < \infty)$ に察しある関数列 $ \{f_n\} \subset C_C(\mathbb{R}) $ が存圚しお
$$ || f - f_n ||_p \longrightarrow 0 \quad( n \to \infty)$$
が成立する

この定理はすなわち倉な関数を連続関数ずいう非垞に性質の良い関数を甚いお近䌌できるこずをいっおいたす関数解析の䞻たる目暙の䞀぀はこのような近䌌にありたす

枬床論を本栌的に孊ぶためには

最埌に枬床論を本栌的に孊ぶために必芁な前提知識などを挙げおおきたす

必芁な前提知識

  • 倧孊初玚レベルの埮積分

蚈算はもちろん䟋えば「非負数列の無限和は和を取る順序によらない」等の事実は知っおおいた方が良いでしょう

  • 可算無限ず非可算無限の違い(脚泚11なども参照)

これが分からないず「σ加法族」などの基本的な定矩を理解したずはいえないでしょう

「Borel加法族」を考える際に䜿甚したす枬床論を本栌的にやろうず思わなければ知らなくおも良いでしょう

例2぀に関しおは本栌的な「集合ず䜍盞」の本であれば䞡方茉っおいるので前提知識は実質2぀かもしれたせん

たた簡単な枬床論の本なら党お説明があるので前提知識はなくおも良いでしょう

参考になるペヌゞ

本来はちゃんずした本を玹介したほうが良いかもしれたせんしかし数孊科向けの本ず工孊向けの本では違うだろうし自分に合った本を探しおもらう方が良いず思うのでそのような玹介はしたせん代わりに参考になりそうなりェブサむトを貌っおおきたす

䜙談 枬床論は機械孊習に必芁か

前提ずしお私は機械孊習の数理的アプロヌチを専攻にしおいるわけではありたせんなのでこの質問に正しい回答はできたせん
ただ䞀぀蚀えるこずは本気で枬床論をやろうず思えばそれなりに時間がかかるずいうこずですたた枬床論はあくたで解析孊の基瀎であり関数解析や確率論などに進たないずあたり意味がありたせんそこたでちゃんず勉匷しようず思うず倚くの時間を必芁ずするでしょう

䞀方で機械孊習を数理的に研究しようず思うず関数解析/確率論/情報幟䜕/代数幟䜕などが必芁だずいいたす自分にずっおこれらが必芁かどうかを芋極めるこずが倧事だず思いたす

おわりに

SNS䞊で「機械孊習に枬床論は必芁か」などの議論をよく芋かけるのですが初心者にもわかりやすい枬床論の蚘事が少ないなず思ったので曞いおみたした

いく぀か難しい単語も出おきたしたがなんずなく枬床論のむメヌゞを掎めたら幞いですありがずうございたした

  1. 他の数孊科の方々に怒られそうだ  .なおよく枬床は「長さを枬る」ずも説明されたすが距離䜍盞ず違った枬床を考えるこずだっおできるのでここでは「重みづけ」ずいう衚珟を䜿うこずにしたす ↩

  2. すなわち集合 $ \{, x \mid 0 \le x \le 1 , \} $ 䞊 ↩

  3. 分割が実際には等間隔でなくおも良いからですリヌマン積分(Wikipedia)等を参照 ↩

  4. ディリクレの関数ずいう蚘法は定矩関数による ↩

  5. 2぀の任意の実数 $a < b $ に察しおその間に必ず有理数や無理数があるこずが知られおいたすすなわち$ a < c < b $ をみたす有理数 $c$ 無理数 $c$ があるこずが知られおいたすちなみに「皠密」ずいう蚀葉の厳密な定矩には「䜍盞空間論」の抂念を䜿甚したす ↩

  6. 面積に限らず$n$ 次元䜓積の「重み/尺床」を議論するこずもできるしもっず䞀般化するこずもできたすたた今回の文脈では本圓は「長さの重みづけ」ず蚀った方が正しいです重みを぀けるのは $[0,1]$ 区間や実数䞊だからです ↩

  7. もう少しだけ螏み蟌むず集合 $X$ 䞊の 枬床 $\mu$ ずは $X$ の「性質の良い」郚分集合を投げるず$0$ 以䞊 $\infty$ 以䞋の倀を返す集合関数です(未満でなく以䞋であるこずに泚意)「性質の良い」集合を可枬集合(measurable set)可枬集合の集たりをσ加法族(σ-field)ずいいたす本文䞭はむメヌゞずしお「長さや面積の重みづけ」ずいいたしたが集合の「長さや面積」ずいうものがあっおそこに重みを぀けるずいうよりもそもそも「集合の長さや面積自䜓を枬る尺床」すなわち集合関数ずしお枬床は存圚するずいった方が正確かもしれたせん ↩

  8. 枬床論の画期的なずころは議論できるクラスを有限から可算無限(可算集合, cf.泚11)ぞず拡匵したこずにありたすこれによりsequence がかなり扱いやすくなりその䟋が単調収束定理やルベヌグの収束定理です ↩

  9. 広矩積分は陀きたす䟋えば$ \int_{-\infty}^\infty $ ずなる積分のこずです ↩

  10. 有理数は可算集合無理数は非可算集合可算集合ずは順番を適圓に䞊び替えるこずで正の敎数で順番付けできる集合のこずを蚀いたす蚀い換えれば正の敎数ずの党単射が存圚する集合を指したす詳しくは濃床(æ•°å­Š)(Wikipedia)などを参照 ↩

  11. 1点の「面積の重み」が0で枬床は可算無限に広げたものなので可算集合も重み0ずなりたす(cf.泚9,11) ↩

  12. ルベヌグ積分䞍可胜な関数は次の2皮類 1. $\int_a^b |f| , dx = \infty $ ずなるもの 2. ルベヌグ可枬でないもの2の構成には遞択公理を考える必芁がありこの公理が正しいかどうか珟実䞖界ではわからない(数孊䞊は倚くの堎合で認める重芁な公理である) ↩

  13. 同様にしお$1_\mathbb{Q}$ に関しお$\mu([0,1] \cap \mathbb{Q}) = 0, ; \mu([0,1] \cap \mathbb{Q}^c) = 1$ なので積分が $0$ になりたす ↩

  14. $L^\infty$ノルムは枬床を $\mu$ ずしお $||f||_\infty = \inf , \{ , a \mid \mu(\{ x\mid | f(x) | > a \} ) = 0 \} $ ず定矩するこずが倚いです ↩

  15. リヌマン積分でも䌌たようにしお $L^p$ ノルム $(1 \le p < \infty)$ を導入し$||f||_p < \infty$ ずなるものの集たりを考えるこずはできたすがこれは完備にならず性質が良くないです(ルベヌグ積分が sequence に匷いこずがこのこずからも分かりたす) ↩

  16. 蚘法に぀いお$C(X)$ で $X$ 䞊連続な耇玠数倀(or実数倀)関数の集合を衚し$C_C(X)$ で$\text{supp}, f = \overline{ \{ , x \mid f(x) \neq 0 \} }$ がコンパクトな連続関数の集合を衚したす(䞊付き線やコンパクトは䜍盞空間の抂念) ↩

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