スタバで700円払うのに、おりものシートはケチる女
何でこんなにも貧乏性なのだろう。いや、お金をかけるものを間違っているのだ。
おりものシートを買うことを我慢し、スタバでフラペチーノに700円払ってしまう女とはわたしのことである。
ほら、バカでしょ?いや、訂正。やっぱりバカだと言われたら凹むわ。
ここ2週間おりものシートの購入をわたしは拒んでいた。代わりにトイレットペーパーをくるくるっと三回転半させて、ショーツの上に乗せる。この技はレディなら一度は通る道だと信じている。
おりものシートは微妙なポジションだ。あれば便利だけど、無くても困らない。
一袋300円ほど。手が届かない金額ではないが、きのこの山よりは高い。
ドラッグストアでお菓子を買い、「600円くらいかな?」と思いきや、おりものシートをかごに入れたばかりに1000円の大台に突入。レジでしょんぼりしたことは数知れず。
このトラウマにより、おりものシートを手にすることが遠のいた。
しかし、お手製シートには弱点がある。当たり前だが粘着性がない。先日、職場の更衣室でぽろっと三回転半がすり抜けて、床に転がった。
幸い誰もいない時に、ブツに気づいて処分できたものの、他のスタッフがいたら悲鳴が上がるに違いない。
こんな風に誤魔化しながら生きていると、生理がきた。
やばいやばい。さすがに三回転半はわたしの出血量に耐えきれない。
「ナプキン…ナプキン」
絶望のさなか家中の棚をひっくり返すが、どこにもない…。くそったれ!!
そう、わたしはナプキンさえもケチる女。
普段から夜用を買わず、昼用を三枚連結して凌いでうん十年。
それにしても、どこかにナプキンが転がっていないだろうか。
とりあえずペーパーを五回転半させ応急処置をしてから、うろうろする。
すると目に入ったのが息子のオムツだった。
オムツのサイズはXL。 (マミーポコ)
もしかして、あたい…これ履けるんでない?
「よいしょ」と足を通してみるものの、自分のスタイルを高く見積りすぎたようだ。ふくらはぎまでが限界だった。
もう最終手段だ、解体しよう。
そう決心したわたしは、オムツに印字されたドラえもんの顔ど真ん中を狙い打ち、ハサミでちょきちょき。ドラちゃんごめん!!とナプキンの大きさにてショーツの上に置いた。
これで2時間は凌げるだろう。
そこで、あくびをしながら夫が寝室から出てきた。
「や、やばい。ナプキンがどこにもなくて。」
「しらんがな。俺買いにいかんで。」
「あ…」
すると。夫がピコーンとひらめいたようだ。
「今日ウェル活だから買いに行く?」
ウェル活。そろドラッグストア「ウエルシア」でポイント払いすると、1.5倍で買い物できるラッキーデーだった。1000ポイントで、1500円分買い物できるのである。
夫婦でこのWAON ポイントを貯めている。特に夫はせっせとポイ活していて、時には横目で眺めていたものの、あんた救世主やないか。
フードが逆さのままダウンを羽織り、ウェルシアへと突っ走る。おりものシートはもちろん、超熟睡・夜用のナプキンまでお構い無しにカゴにいれる妻。
そして今、オムツが入らなかったわたしの尻は夜用ナプキンの幸福に包まれている。
ああ、リラックス半端ない。
夜中に連結が喧嘩して分裂したらどうしよう。もうそんな不安とはおさらばだ。
さてと。このポイントで浮いた現金でスタバに行こうしら。カスタマイズして全乗せする計画を今から立てようではないか。
