「大丈夫」と言う子どもへ。言えない「寂しい」に気づく7つのサインと声かけ
「寂しくない」
息子は、ずっとそう答えていました。
残業が続いて、帰宅する時間が遅くなっていた頃。
ある夜、思いきって聞いてみました。
「実際、寂しかった?」
「寂しくない」
即答でした。
でも、そのあと少し間があって。
「……やっぱり、寂しかった」
ポロリとこぼれた本音に、私はハッとしました。
私はずっと、
「寂しくないって言ってるから、大丈夫」
そう思っていたんです。
でも、本当は違った。
子どもは「寂しい」と言葉にする前に、別のところに気持ちが出ていることがあります。
いつもより元気がない。
イライラが増えた。
よく眠れていない。
学校に行きたがらない。
逆に、何もなかったように明るく振る舞う。
そういう小さな変化の中に、「本当はしんどい」というサインが隠れていることがあります。
この記事では、私自身の子育てで感じたことをもとに、
・「寂しい」と言えない子どもに見られる7つの変化
・サインに気づいたあと、家庭でできること
・私自身が変えてみて感じた声かけ
・学校や支援先に相談するタイミング
をまとめました。
もちろん、ここに書いた変化があったからといって、「寂しい」と決めつけることはできません。
子どもの様子は、その日の体調や学校での出来事など、いろいろなことに影響されます。
だからこそ、
「いつもと違うかもしれない」
に気づくための目安として読んでもらえたらと思います。
なぜ「寂しい」と言えないのか
子どもが「寂しい」と言わない理由は、一つではありません。
親を心配させたくない。
困らせたくない。
忙しそうだから言わないでおこう。
自分でも、なんとなくモヤモヤしているけれど、うまく言葉にできない。
そんなこともあると思います。
私の息子も、寂しさをそのまま「寂しい」と言葉にしたわけではありませんでした。
最初に出てきた言葉は、
「寂しくない」
でした。
だから私は、その言葉をそのまま受け取っていました。
でも後から振り返ると、学校や放デイから聞いた様子の変化、家での表情。
いくつかの小さな変化が重なっていたんです。
子どもは、いつも「ママ、寂しい」と教えてくれるわけじゃない。
だから私は、言葉だけではなく、
「いつもと違うところはないかな?」
を見るようになりました。
見逃しやすい7つのサイン
ここからのチェックリストは、診断や判定をするためのものではありません。
「これがあったら寂しい」という意味でもありません。
いつもの様子と比べて、
「あれ、少し違うかも」
に気づくための目安です。
□ 寝つきが悪い、夜中に目が覚める
□ 食欲が落ちた、または食べすぎる
□ だるそう、元気がない、頭痛や腹痛などを訴える
□ 学校に行きたがらない、外出を避ける
□ 以前より無口になった、表情が変わった
□ イライラや落ち着きのなさが目立つ
□ 好きだった遊びへの関心が薄れた
私自身、帰宅した息子を見て、
「今日、ちょっと元気がない?」
と感じた日がありました。
本当に、ほんの少し。
言葉にするほどではないような、小さな違和感でした。
でも、今振り返ると。
その「ほんの少し」を、もっと大切に見てあげてもよかったのかもしれないと思います。
1つや2つ当てはまったからといって、「寂しい」と決めつける必要はありません。
大切なのは、
「いつもと比べてどうか」
そして、
「いくつかの変化が重なっていないか」
を見ること。
さらに、その状態が続いているかどうかも大切です。
そして、サインに気づいたあと。
実はここが、私にとって一番難しかったところでした。
「心配だから、ちゃんと聞かなきゃ」
そう思うほど、私は息子に質問を重ねてしまっていたんです。
でも、良かれと思ってかけた言葉が、逆に息子を黙らせてしまうこともありました。
ここから先は、
私が実際にしていた「逆効果だった声かけ」
そして、そこから変えていった
「語尾をやわらかくする」声かけ
について、具体例と一緒に書いていきます。
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