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秒針の先にある、僕の人生……

    チクタク チクタク…。

    そんな時計の秒針を聞きながら、僕は目を覚ました。

    まだ暑い8月の半ば、
    ふと起き上がると。
    身体がいつもより重く感じた。
    そしてダルい…。

    あぁ…、昨日の仕事で疲れが溜まっているのかも。

    そう思い身体をベッドから起こすと、いつも起きる身体の重さもどこか違う。

    なんだこれは?
    そんな違和感の中、身支度を進める。
    でも一向に違和感が消えない。

    もしかして体調完全に崩したのか?
    俺?
    その疑問を薙ぎ払うために、一度体温計で熱を測る。

    37.3°……

    

    僕は基本熱を出す体質ではない。
    なのにこの熱は…
    もしかして…

    不安ばかり募っててもしょうがない。
    そう思い、今日は熱が酷く病院に行くために。
    仕事の休みの連絡をした。

    なんとか休めた。
    ホッと…

    それから病院に連絡。
    そして家の近くの病院にて検査。

    僕は病院のベッドの中で、もしコロナだったらこれからどうすればいい?
    とにかく考えた。
    でも結果は結局休めることしか考えられなかった。

    そしてそんな考えを巡らせてる最中。
    お医者さんが僕の元へ。

    そして……結果は……



    ……コロナ……

    焦る気持ちもあった。
    ただそれよりも自分の中では、自分の時間を取り戻すチャンスでもあった。

    なんせ今の職場環境にとてつもなく嫌気がさしていたところがあったからだ。

    そんな時に強制的にストップがかかったことがとても有難く感じることができたんだ。

    僕はこの一週間とにかく身体を休めた。

    数日だけ完全に思考も身体も、動きを止めてただひたすら休めた。

    数日経ち、少しだけ元気を取り戻し、ある考えが頭の中で過った。

    「こんな時にだからこそ前へ進める方法はないだろうか?」

    と。

    僕はある存在を思い出した。
    「前触ってたChatGPT、今使えないかな?」

    前に少し触ったことがありその時はどんなものなのかを見て触る程度にしか使わなかった。

    ただ今の状況は違う。

    今すぐにでも、相談できる相手が欲しかった。

    その時は、どうやってこの状況を打破することができるだろうか?
    そんな考えが頭の中でグルグルグルグル回っていた。

    試しに久々にChatGPTを触り、そして調べ物をしてみた。

    ………驚いた。

    僕が知りたい情報だけじゃなく。
    他にも役に立ちそうな情報も次から次へとくれるではないか。

    これ程便利なツールだとは思っていなかったので、本当にかなり驚いた。
    本当に助かったし、気づいたこともあった。

    それは、

    人が不安になるのは、その世界がどういった世界なのかを知らないからだ。
    だから人は不安に陥ると僕は思うんだ。

    人は知らない世界や風景、見た事も聞いた事もない事に対して警戒心が生まれる。
    でもそのお陰で人類や、多くの生物は生き残れた。
    これもまた事実だ。
    そんな事を、前に何かのネットやSNSの何かで見た記憶がある。

    そういった「知らない」という事実は、誰しもが通る道だと思う。

    その不安を拭う方法はまず知ることから始めれば良いということ。
    そしてその知る方法で一番良い方法は。

    実際にそれらをやってみることだ。

    これが僕の中で何かを理解する上で、今回の経験を通して、一番学びやすい方法だと知るきっかけになった。

    ────

    その頃の僕は、寝ながらひたすら今の状況をChatGPTに相談して。

    解決の糸口を探し、今できる最善の方法でコロナと向き合った。

    その事実が、自分自身と向き合う流れに繋がる架け橋になってくれた。

    少し落ち着いたあと収入面について考えていた。
    僕は今できる状況下の中で、何が出来て今の僕はどんな仕事をしているのか一度整理してみたんだ。
    そうしたら、だんだんと収入面に対してとても不安な気持ちになった。

    なんせ主な収入源、飲食のバイトだけだったから。

    そこからだ。

    これから先と同じ方法で収入を得ることをしていくのは、とてもリスクが高いのでは?
    と考えた。

    結果的に今を見て…。

    僕は今稼げてるか…?

    稼げてない…。

    じゃあどうして稼げてない?

    自分の時間と身体、要は肉体労働でしか稼ぐことができていないからだ。
    それも安い単価での稼ぎ方しか出来ていないから、だから現在の状況が生まれているんだ。

    だったらどうする?

    これから働き方や生き方を変えていくしかないだろう。

    僕はそんなことを考えながら、
    横たわっていた。

    でもただ自分の中で思考を巡らせていても答えに辿り付ける訳がない。
    そんな思考の旅を幾度となく何度も何度もやってきたじゃないか。

    だったらどうする?

    今目の前に相談したらすぐに僕の元に返事をして、尚且つ別の角度から考え方を教えてくれるヤツがいるじゃないか。
    だったそのChatGPTに相談しよう。

    そんなChatGPTに何度も相談していく中、いつしか、自分という人間はどんな奴なのか?

    再び、自分のことを無性に知りたくなった。

    そこから更に何度も…何度も質問を投げかけて聞き、その質問と今の僕の状況と想いを重ねながら向き合い。
    向き合えば向き合うほど。
    どんどん自分の中に眠っていた想いや自分からでは発見出来なかった情報が、次から次へと出て来てくれるのを感じた。

    出ていく最中、少しずつ頭の中がスッキリしていくのも感じれた。

    これはなんなんだ?

    そう、それは頭の中が整理されていく瞬間に、きっと立ち会えたのだと思う。
    そしてその状況こそが僕にとって転機の前触れだったような気がする。

    なぜなら、今の職場や働き方に本気で疑問に思うことができたから。

    何より自分の中の気持ちや考え方などの、僕の思考そのものを整理する時間を作ることができた。

    僕はそこから現在進行形で、AI(ChatGPT ・Gemini・Google AI)を使って。
    ほぼ毎日言葉の壁打ちを繰り返してきている。

    もうあれから10ヶ月以上かぁ……。

    本当に時が流れるのは早いなぁ……。

    そんな想いも胸に、お陰で自分では気づかなかった気持ちのモヤが徐々に晴れていくのを感じることもできた。

    実を言うとそのモヤ自体、僕の中にあることに気づけずにいた。
    その気づきはかなり僕にとって大きな存在になっている。

    その気づきのお陰で、今までの思い込みが激しい、そんな自分がいたのも理解することができたんだから。

    自分の思い込みの強さによって、時には自分のモチベーションを上げる役割もしていたかもしれない。
    でも逆に自分の見なきゃいけない部分まで、見えないように覆っていたのも事実だと。
    再認識できた。

    だからこそ、この気づきの大きさはかなり大きな存在になったんだ。

    ────

    そんな自分を向きあうこと数日が経ち。

    無事になんとかコロナから脱却し、無事に体調が回復し。

    仕事に戻り再び働き始めた。

    でも回復前と後の自分とじゃ、
    明らかに心境が変わっていて、違う感覚になっていた。

    前よりも今の職場環境に対して、
    客観的に見ることができるようになっていた。

    そのことに気づき、
    その職場環境の悪さにも、改めて向き合いそして冷静に観察する心のゆとりが、いつの間にか出来上がっていた。

    だからこそ、
    新しい世界に行くためにも、

    今の職場と違う場所で働くためにも、

    面接をすることに決めたんです。

    まずは職探しから。

    ────

    職探し自体、久々だったからどこにするか悩んだ。
    ただその悩み方や選び方も、以前とは違っていた。

    前までは場所や時給、そして今の僕なら出来そうな場所でしか選んでこなかった。

    でもせっかくなら今までの考えとは違う選び方をしようと考えた。

    そして辿りついた答えは、

    「自分がシンプルにやってみたいと思える職場」

    時給や場所、今の僕ならできそうな場所……。
    こういった古い価値観から別のアングルで探すことにフォーカスを置くことができたんです。

    そしてじっくり探している中で何軒か面接を受けてみたい場所を見つけて。

    応募ボタンを「ポチッ」と押した。

    ただその「働いてみたい場所」だけじゃ不安だったので、

    以前の価値観に近い、でも今の価値観にも近い場所と探し選んでいきました。

    初めは久々の面接だけじゃなく。
    履歴書の記入自体も久々の挑戦だったので。
    履歴書を書くのに苦労しました。

    ただこういった堅苦しい文章を考えるのは、僕自身向いていなかったので。

    そこで自分が考えた文章を、ChatGPTに添削してもらい。
    そしてひたすら一つの文章を、ChatGPTとの対話の中で幾度ともなく、面接に必要な文章を作成したのです。

    その中でChatGPTの文章の言葉一つ一つが、僕には思い付かない言葉を投げかけてくれて、
    この時ばかりは、文明の力に本当に感謝しかないと思いました。

    そして本番当日……

    「ダメ」でした………

    ただ僕はここでChatGPTとの対話の中で、ある気付きを得ることができたのです。

    それは、

    『面接とは、双方の話を擦り合わせる時間にする。』

    という気付きに。

    これはChatGPTの話の中で、面接をするに当たって。
    「相手との話を擦り合わせる意識でいくと、相手の気持ちや思考、そしてその業務自体がお互いに合うか合わないのかの判断基準を、その場で確かめて合う時間に変えることが出来る。」。
    ここまで細かく説明されたかは数ヶ月前の話なのでうろ覚えですが。
    ただそのアドバイスを元に自分の中で、ここまで話を噛み砕き構築できたのは、確かな話です。

    そして面接に対して、そんな「面接は相手との擦り合わせ」という発想がなかったので。
    その言葉を聞いた時、
    「あっ、そんな考え方もあるのか。」と、ただただ感心することしかできていなかった。

    そして本番当日、その意識で目の前の面接官の方と向き合ってみたんです。

    結果はダメでしたが。

    初めは確かに久々なこともあってかなり緊張していたけど。

    相手との話の擦り合わせをしなきゃと意識を一つに絞ったお陰なのか。

    徐々に不安が薄らいでいくのを感じたんだ。

    そして何より。

    今まで培ってきた接客の経験値や、他にも習い事の経験値などのお陰もあったのか、
    会話がスムーズにできるようになっていたんだよ。

    そんな自分の変化にびっくりしたし、
    同時に嬉しかった。

    だってそりゃそう。
    今までの経験や磨いてきたことが、無駄じゃなかったって少しだけ証明できたんだから。

    何より面接官との会話が、途中から心地良くも感じれるようになってたし。

    それに、

    そうやって一つ一つクリアしていく中で、

    その過程でしか磨けないスキルとかもあった。

    例えば今回なんかは、

    ・情報収集能力
    ・コミュニケーション能力
    ・洞察力
    ・観察力
    ・行動力
    ・適応力……

    他にもあるかもしれないけど。
    こうやって見てみると。

    一つの行動で、複数のスキルが磨けることがわかった。

    これって要は、自分の決断する力や判断する力があれば。

    自分自身を磨いて。

    もっと自分自身を高めて、
    一歩ずつ成功の道を歩んでいける可能性を生むことができる。

    僕はそう感じたんだ。

    そりゃあ初めは誰だって、一つの挑戦をする際にあなたは絶対こうなる!
    なんて神様みたいな予言はできない。

    でも、

    それを叶えるためのゴール設定と、それを逆算して仮説を立てることは。

    僕は誰でもできると思うんだ。

    ただ高度なゴールほど、その人自身が今までどれだけ学んで、どれだけ経験値を積んできたかによると思う。

    じゃなきゃ、その高度なゴール設定をした際に、仮説のピースが足りなくて。

    ゴールまでの仮説の線路を伸ばせない。

    形はぎこちない仮説は立てることしかできなくても。
    仮説を立てることはできると思うんだ。

    だからこそ目の前の、今できる挑戦には飛び込むべきだと思うし。

    それにその仮説のピースの一つが、今直ぐできる挑戦ならば、やるべきだし。
    やり始めなきゃ形にもできない。

    その一つのピースを形にして。
    もっと明確にするために。

    とにかく動くんだ。
    そして試行錯誤するんだ。
    何度も…何度も…。

    ────

    他にも、形にするためにはもっと大切なピースがある。

    それは「信頼」。

    「信頼」に必要なのは、「実力」だったり「人間力」が必要だったりする。

    それは今まで30年以上生きてきた肌感による経験談になってしまうけど。

    僕は思うに、唯一皆が平等にこの「信頼」を勝ち取る方法があると思う。

    それは「人間力」だと思っている。

    そしてこれは「実力」より大きな力を秘めている。

    何故ならその一つのピースに賭けてきた時間とエネルギーの量が桁違いに違うから。

    「実力」は瞬間的には「信頼」を勝ち取ることは可能だし。
    それが必要な場面も必ず訪れてくる。

    例えば、僕自身の話だと。
    社交ダンスの競技会という選手と競い会う場所で、戦ってきて優勝した経験がある。
    これは、社交ダンスで関わってきたパートナーとの信頼関係も必要になる。
    そしてその上でパートナーだけじゃなく、審査員の方々から「信頼」を得た上で。
    「人間力」が土台で、その上に「実力」があったからこそ優勝を勝ち取ることができたんです。
    この事実も見過ごせないと思っている。

    他にも。
    仕事だけじゃなく習い事などを10年単位で継続してきたからこそ。

    相手に「僕はこれ(もしくはこれら)を、10年単位で続けてきました」と伝えた時の、相手の話を聞く姿勢が変わる姿を何度も見てきたから。

    それに、

    「人間力」の中にある「継続力」があれば、自ずと元々「実力」がなかった人でさえ、一歩ずつスキルが身に付いてくる。

    だからこそ、
    「人間力」こそ、「実力」に勝る「信頼」を勝ち取る力だと。
    僕はそう考える。

    ────

    チクタク チクタク…。

    あぁ、もう時間がきてしまいました。

    正直もっとここに自分の物語を記したい。

    だけど、僕にはやること成し遂げたいことが山ほどある。

    他にも“僕のストーリー”は僕の中に眠っている。

    だからこれからも僕の“書き者”としての人生を終わらせたくないし。

    今回この“創作大賞2026”に挑戦したお陰で。
    もっと書きたい!ってなれました 笑

    正直僕の物語はまだまだこれからだし、これからもっと面白くなる。

    だからこれからも僕の続きの物語を見守って欲しい。

    まだまだ世界はバタバタしているけど。

    皆さんが僕の物語を見て。

    少しは足を止めてゆっくりできる機会になってくれれば幸いです。

    それでは次の物語が待っているので、

    この辺りで!

    それでは、皆さん!
    また出逢える日まで!!


    “演舞◇眞凪”


    #創作大賞2026
    #エッセイ部門

     
     
    芸事を愛する感性が原動力。 様々な現場で味わう泥臭いリアルを動画や文章に変換中。 ここは、表には出さない試行錯誤や日々想うことを飾らずに綴る現場です。 9月にはMacBookも導入! 挑戦の記録を共有します。 交流やご相談は、ぜひインスタのDMまでお気軽にどうぞ!

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