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「盎しお䜿う」ずいうこず vol.3 ヌメルカリで賌入したメトロノヌムヌ

    あれ動かない・・・

    届いた商品の箱を開けおわくわくした気分で぀たみのネゞを回しおれンマむを巻くが、そこからりンずもスンずも蚀わない。
    「ゞャンク品」なんお蚘茉はどこにもなかった。
    むしろ、「正確にリズムを刻みたす。」ず曞かれおあったのに。

    動かなかった悲しさず、隙されたような気分に憀りを感じながら、䜕か誀解があるのかもしれないず、届いた商品の状況説明ずメッセヌゞを送る。
    「発送前は正垞に動いおいたしたか」
    数日埌、返事が返っおきた。
    「申し蚳ありたせん。正垞に䜜動しおいたせん。」

    なんずメッセヌゞを送ったらよいかず色々考えお、発送前の状態を聞くずいうのが、トラブルを避けか぀正確に事実確認が出来るのではないかず送ったのだけれど、返信が来るたでの間は、トラブルに巻き蟌たれたかトラブルを起こしにかかっおしたったかずやきもきした。もずもず動かないものだったず返信が来お、気持ちは少し萜ち着いた。

    ずおもかわいくおいいなず思ったものだったので、悲しみにしばらく唖然ずしたけれど、発送前に確認しおいなかったこずを正盎に教えおくださったので、叀いものだし、䜿わないから出品しおいるのだず思えば、たあいいかずいう気持ちになった。党䜓的には、幎代物の割にきれいだし。
    こういうものは、次から発送しおいただく前に再床動䜜確認をしおもらうメッセヌゞを送ろうず心に決めた。

    そしお「私は修理屋じゃないか」ず気を取り盎したのだ。

    画像
    蓋を回すずコヌンの様になる

    私は修理屋だけれど、専門倖の修理に気安く手を出せるほど噚甚でもなければ、己を信じおはいない。機械系や粟密機噚は修理しようず分解するが、組み立おられなくなっお終了するずいうパタヌンをよく目の圓たりにするからだ。
    原圢が分かっおいるので元あったように組み立お盎すこずは出来るかもしれないが、䞍良の箇所を芋぀け出し、改善するずいうずころたでは間違いなく出来ない自信がある。朚工䜜業ならただしも、粟密機械は繊现で耇雑なのだず思っおいる。

    䜿いたいず思っお手に入れたのに、䜿えなくなっちゃうなんお絶察嫌だ
    メトロノヌム、れンマむ、バネ、ネゞ、粟密機噚、・・・修理・・・誰

    ずたどっおいくず、これは時蚈屋さんの仕事であるこずに行き぀いた。

    幌い頃、母に連れられお父の腕時蚈を修理に出したこずもあったな、ず蚘憶をたどるず、昔実家の近くにあった時蚈屋さんは、もうずいぶん前に店を閉めおしたっおいた。
    そう、携垯電話が普及し出す前は、みんな腕時蚈をしおいたのだ。

    「怅子匵り」の仕事を始めた頃、怅子匵り屋はマグネットハンマヌを䜿甚するこずがあるので、芪方に「腕時蚈は倖せ。」ず蚀われたこずを、久々に思い出した。どうやら磁気で狂うらしい。

    そんな䜙談は眮いずいお、時蚈修理店なんお今もあるのだろうかなんお思いながら怜玢゚ンゞンに向かう。
    そんな心配はよそに、忘れおいたけど、ここ諏蚪は粟密機噚の町だ。
    必ずあるはず。
    むンタヌネットで「時蚈修理」を怜玢するず、近隣にいく぀か修理屋さんが出おきた。
    やっぱりね

    ホヌムペヌゞを芋るず、こういう堎合はいくらから、ずいう料金に぀いおの案内もある。
    倧䜓の料金目安がわかるのはずおも決断しやすい。
    うん、やっぱり修理に出そう䜿いたいし。

    そう決心しお、家から䞀番近い時蚈修理屋さんぞ持っお行くこずにした。

    時蚈屋さんの扉をくぐるず、おじいさんが出おきお察応しおくれた。
    「このメトロノヌムなんですけど、動かなくお 、修理できたすか」
    ず箱から本䜓を出しお、私が聞くず、
    「うんうん、芋おみるね。可愛いメトロノヌムだね。」
    おじいさんはそう蚀っおくれお、それだけでも、ここぞ来およかったなず思った。
    倱瀌だけど、だいぶ高霢そうだったので、
    「おじいさんが修理するの」
    ず私が聞くず、
    「こういうのは倅が䞊手なんだよ。」
    ず教えおくれた。ああ、埌継者がいるんだな、よかったな、ず私は思った。

    職人仕事ずいうのは、怅子匵り屋もそうだけど、高霢になりがちだ。
    あずがなかなか育たない。
    このおじいさんの息子さんならば、きっずただただ若い。
    この店もしばらく安泰だ、ず勝手に想像しお垰路に着く。

    䞀週間くらいしお、電話がかかっおきた。
    修理が終わった旚ず修理内容、料金の連絡だった。

    このメトロノヌムはれンマむ匏。
    れンマむを巻いおも動かなかったのは、しばらく動かしおいなかったため油が固たっおしたっおいたずいうこずだった。
    「時々動かしおあげお䞋さいね。」

    分解しお掃陀しお、修理代は1000円だった。
    なんお、良心的なんだ。粟密機噚を扱う仕事は、それこそ、専門的な技術職。
    貎重な職人さんだ。ある皋床は芚悟しおいたけれど、本圓にいいの
    メルカリで安く譲っおもらったものだったから、少しばかりは修理にお金がかかっおもしょうがないず思っおいたけれど、やっぱり技術職っおすげヌなず思ったのです。
    それほど時間をかけずに修理出来たっおこずだもの。自分でやっおたら、䜕時間かかっおも盎せなかった可胜性もある。

    もずもず「ゞャンク品」ず曞かれおいたら賌入しおいなかったかもしれない。
    そう思えば、今回のこずは、ずおもラッキヌだった。
    欲しいものも手に入れられた。
    修理のお店も芋぀けられた。

    新品で安いものもあるけれど、安さで遞ぶのはすぐに消費するものだけにしようず、私は決めおいる。
    今日食べるなら半額のものでいい。
    䜜業着にするなら、リサむクルショップの安い叀着でいい。
    でも、来幎は同じものを買わず、ずっず䜿えるものならば、気に入ったものを偎に眮きたい。

    い぀か死ぬ時、結局は党お凊分しなければならないのだから、倚くのものはいらない。
    気に入ったものだけを、少しず぀集めお、毎日、「玠敵だな」「可愛いな」「嬉しいな」そう思ながら暮らせたら、どんなに楜しいだろうか。
    自分はこんなものが奜きなんだな、そんな発芋も面癜いものである。

    倧切にしたいず思ったものが壊れた時、ここぞ持っおいけば修理しおもらえる。
    そんな安心感は、暮らしを少し豊かにする。

    やっぱり、修理っお魅力的な仕事だず思う。



     
     
    諏蚪湖の畔、小さな怅子匵り店。 https://zatowa.jimdofree.com/ おかげさたで10呚幎 怅子や゜ファの匵替日蚘ず今の倢䞭を曞いおいたす。

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