
20020423 トクサ
スギナに似た植物でトクサという植物がある。木賊と漢字で書く。どうして「木の賊」でトクサなのだろう。トクサは乾燥させて金属や木を磨くのに使われる。「賊」という字は山賊や盗賊のように悪者という意味の他に「傷を付けるもの」という意味がある。木の板などに擦りつけると傷が付くことから「木賊」という言葉が出来たのだろうか。これをトクサと読むのは「砥草(とくさ)」からである。
トクサには酸化シリコンが多く含まれていいるらしい。酸化シリコンはシリカゲルとか石英ガラスの主成分である。非常に硬い物質なので研磨剤になる。乾燥させなくても酸化シリコンは含まれているだろうから生えているトクサをそのまま研磨材として用いることも可能であろう。
幼少の頃、父からトクサは昔、歯磨き代わりに使われた、と聞いたことがあった。トクサで歯を磨くのを実演して貰ったことがある。生えているトクサを一本ちぎって一節分の長さにする。一節は袴の部分で土筆と同じように簡単に分かれる。3cmぐらいになったトクサを横に持ち歯にあてて上下に擦りつける。トクサには細かく縦に筋が入っているので、それで歯垢が取れてくる。
自分でもやってみるとトクサに歯垢がべっとり着いてきた。ただし、これは研磨剤として酸化シリコンがトクサに入っているからではなく、トクサの表面に細かい筋が入っていることによる効果である。
*1 スギナ
*2 トクサ科
*3 木賊 (とくさ)
*4 クラリネットリード調整の通販 by サマンサ's shop|ラクマ
*5 とくさとは何? Weblio辞書
*6 二酸化ケイ素
*7 二酸化ケイ素を主成分とするものには、水晶類・シリカガラス・ケイ石などいろいろありますが・・・
*8 オオトクサ Equisetum prealtum
*9 プラーク(歯垢)ってナンだ?