メインコンテンツへスキップ
見出し画像

『ごめんなさい』作品案内|創作大賞2026



    こんにちは。
    静間 湊(しずま みなと)です。

    このページは、創作大賞2026応募作品
    『ごめんなさい』 の入口です。

    ⸻

    これは、謝ってばかりいた子どもの物語です。


    小学二年生の朝。

    給食袋を出し忘れて、母に叱られた。

    泣きながら学校へ走った。

    その数時間後、二時間目の途中で親戚に呼ばれ、病院へ向かった。

    母は、白いベッドに眠っていた。

    そして一週間後、母は亡くなった。

    母との最後の記憶は、怒られた朝でした。

    ⸻

    『ごめんなさい』は、母を亡くした子どもが、悲しむことも、甘えることも、泣くこともよくわからないまま、生活の中へ戻されていく記憶の物語です。

    「謝ってほしかった」のではありません。

    むしろ、ずっと自分が謝っていました。

    ちゃんとできなくて、ごめんなさい。

    泣けなくて、ごめんなさい。

    甘えられなくて、ごめんなさい。

    普通の子どもでいられなくて、ごめんなさい。

    そうやって、言葉にならないまま抱えてきた「ごめんなさい」を、ひとつずつ拾い上げるように書きました。

    ⸻

    読んでくださる方へ


    この作品には、劇的な展開も、大きな救いもありません。

    あるのは、給食袋、教室、病院の白い廊下、台所、そうめんナポリタン、両手鍋、遅れないように走った朝。

    子ども時代の小さな記憶です。

    けれど、その小さな記憶の中に、人が生きのびるために覚えた癖や、言えなかった言葉や、誰にも見えなかった痛みが残っていると思っています。

    これは、母を亡くした話であり、

    子どもでいられなかった子どもの話であり、

    大人になってから、ようやくあの頃の自分に会いに行く話でもあります。

    ⸻

    本編


    第1話|給食袋の朝
    https://note.com/yyuuupp528/n/n2c7599e996d9

    第2話|二時間目の途中
    https://note.com/yyuuupp528/n/n198199e175fc

    第3話|涙が出なかった日
    https://note.com/yyuuupp528/n/nb74ff9fe3c77

    第4話|小学二年生の台所
    https://note.com/yyuuupp528/n/nb64854434b1f

    第5話|そうめんナポリタン
    https://note.com/yyuuupp528/n/n7999aec05f1c

    第6話|両手鍋を持って
    https://note.com/yyuuupp528/n/n75f2960a5369

    第7話|遅れないように走った
    https://note.com/yyuuupp528/n/n54f554c3dcc9

    第8話|おばあちゃんが来た夜
    https://note.com/yyuuupp528/n/nce55433f29ac

    ⸻

    最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

    この作品が、どこかで「ごめんなさい」を抱えたまま大人になった人に、そっと届いたら嬉しいです。

    静間 湊

     
     
    静間湊|恋愛小説とエッセイ。言えなかった想い、すれ違いのあとに残る、消えない恋。胸の奥に沈む静かな痛みと、まだ言葉にならない感情を、そっとすくい上げて書いています。『半分、嘘でできている』Season1全200話完結。Season2改稿中。

    あなたへのおすすめ