ママのご飯って、おいしくない?
私は凝った料理が作れない。
言い訳はしたくないけれど、
毎日時間との勝負。
平日は仕事。
土日もワンオペの日がある。
作り置きをしたら楽なんだろうけど、
そこまでの体力は残っていない。
だから、その場でささっと作れる料理ばかり。
気づけば似たような献立になって、
子どもが食べてくれる定番メニューが並ぶ。
小皿に何品も並ぶような食卓なんて、
我が家にはまずない。
夫も「大皿どーん!」が好きなので、
特に困ることもなく過ごしてきた。
別にそれでいいと思っていた。
つい先日、
保育園から帰ってきた娘が言った。
「今日の給食のかぼちゃ、めっちゃめちゃおいしかった!
もうすんごいおかわりした!!」
それはもう、目をキラキラさせながら話してくれた。
その姿を見て、
あれ…。
ママの料理で、
そんな顔をしてくれたことあったっけ。
なんだか少し寂しくなって、
「ママ、そんなおいしい料理作れないや。」
と何気なく言うと、
娘は傷つけないように思ったのか、
「ママのハヤシライス好き!」
「オムライスも好き!」
「そうめんも好き!」
と、一生懸命教えてくれた。
……
いや、ママじゃなくても
成立する料理ばっかりや。。
さらに、
「あとプチトマトも好き!」
それ素材や!!
思わず笑ってしまった。
贅沢を言ってはいけない。
私はせっかちな性格だし、
丁寧に時間をかけて料理を作るタイプでもない。
自分でも分かっている。
でも、
娘が給食のかぼちゃを語るあのキラキラした顔を見たら、
「ママのご飯でも、そんな顔してほしいなあ。」
なんて思ってしまう。
そういえば……
娘が言っていたかぼちゃのメニュー。
かぼちゃのそぼろあんかけだった。
よし。
今日の晩ご飯はこれにしよう。
同じ味にはならないかもしれない。
それでも、
「おいしい!」
って言ってくれたらうれしいな。
そんなことを考えながら、
仕事の合間に今日の献立を考える昼なのである。
