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娘が突然入院した日のこと

    ※娘の病気に関する内容を含みます。
    体調や気持ちに余裕のあるときに読んでいただけたら嬉しいです。

    もし明日、
    お家に帰れなくなったらどうしますか?


    あの日も、
    いつもと変わらない朝でした。


    娘がぽつりと

    「なんだか疲れやすい」

    そんなことを言ったのを、
    なんとなく覚えています。


    ちょうどその頃、
    学校行事で自然教室が控えていました。


    無事に参加できるかな。

    大丈夫かな。


    そんな気持ちもあって、
    安心したくて
    病院を受診しました。


    本当に、
    軽い気持ちでした。


    でも、
    その日を境に
    家には帰れなくなりました。





    小児科を受診


    小児科で、
    何気なく採血をしてもらいました。


    本当に、
    いつもの検査のような感覚でした。


    でも、その空気が
    少しおかしかったんです。


    先生たちがざわついている。


    「え…?」
    と思いながら見ていると、
    さっきまでとは
    明らかに様子が違う。


    そのとき、
    嫌な予感がしました。




    白血病かもしれない…


    そして、
    小児科の先生に呼ばれて
    こう言われました。


    「白血病の可能性があります」


    頭が、
    真っ白になりました。



    「詳しい検査が必要なので、
    紹介状を書きます。
    このあと、すぐに病院に行ってください」


    現実とは思えなくて、
    どこか他人事のようで。



    でも同時に、
    「私がしっかりしないと」

    そう思って、
    不思議と冷静な自分もいました。


    それに、
    「まだ可能性って言われただけだし、
    大丈夫だよ」

    こんなことを思っていました。




    急にはじまった入院生活


    私の思いも虚しく
    気づいたときには、
    もう家には帰れなくなっていました。


    入院。


    頭が追いつかないまま、
    現実だけがどんどん進んでいく。


    「え…?」
    って思っているうちに、
    当たり前の日常は終わっていました。


    それからの生活は、
    それまでの「普通」とは
    まったく違うものでした。


    無菌室。

    兄妹にも会えない。


    私は付き添いで、
    病院に泊まり込み。


    寝るのは簡易ベッド。

    お風呂はなく、
    20分のシャワー。

    ご飯はコンビニ。

    カーテン一枚の空間で、
    小さな物音にも気をつかう毎日。


    夜は何度も目が覚めて、
    朝が来ても疲れは取れない。



    1年間、
    ぐっすり眠れた日はありませんでした。


    正直、
    こんな生活、
    想像もしていませんでした。


    でも、
    これは特別な話じゃなくて
    誰にでも起こりうることなんだと思います。



    当たり前に同じ日が来ることはない


    あの日までは、

    「明日も同じ日が来る」

    そう信じていました。


    でも、
    違いました。


    当たり前の日常って、
    本当は
    当たり前じゃない。


    ある日突然、
    全部変わってしまうことがある。


    だから今は、
    強く思います。


    ちゃんと話すこと。

    ちゃんと向き合うこと。

    ちゃんと愛情を伝えること。


    「あとでいいや」

    そうやって後回しにしていたことが、
    本当は一番大事だったんだって。


    「あの時やっておけばよかった」

    そう思う前に、
    今できることを大切にしたい。


    それだけは、
    忘れずにいたいと思っています。


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