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あの頃、私は“強くなるしかなかった”

    昔、私はシングルマザーでした。

    息子をひとりで育てていました。

    朝9時から夜9時まで働いていました。
    「不自由させたくない」その一心でした。

    余裕なんてありませんでした。
    必死でした。

    日曜日だけが、息子と過ごせる時間。

    公園で手をつないで歩くあの時間が、
    一週間を乗り越えるための支えでした。


    でも。

    保育園でどんどん成長していく息子を見て、
    嬉しいはずなのに、胸が少し痛くなる瞬間がありました。

    私の知らない歌。
    私の知らない友だち。
    私の知らない毎日。

    「もっと一緒にいたい」

    何度も思いました。

    でも、働かなければ生きていけない。
    それも事実でした。

    その間で、ずっと揺れていました。




    子どもがいるだけで、難しくなる現実


    再婚して、妹が生まれました。

    それでも専業主婦にはなれず、パートへ。

    しかも保育園は別々。

    朝は別方向へ送り、
    夕方は時間に追われながら迎えに行く。

    小さな手を両側に握りながら、
    「今日も無事に終わって」と願う日々。

    急な発熱。

    インフルエンザ。

    職場に電話をかけるあの時間は、
    今思い出しても胸が苦しくなります。

    「申し訳ありません」

    謝りながら、
    どこかで「なんでこんなに肩身が狭いんだろう」と思っていました。

    “子育てしながら働きやすい社会”

    その言葉と、現実は違いました。




    選ばれにくいという現実

    3人目が生まれてからも、
    私は外で働こうとしました。

    求人を探し、面接を受けました。

    「子どもが3人います。まだ赤ちゃんもいます」

    そう伝えるたびに、
    空気が少し変わるのが分かりました。

    子どもがいるというだけで、
    選ばれにくくなる。

    これは現実でした。

    何度も落ちました。
    正直、心が折れそうでした。

    それでも、諦めませんでした。



    あの瞬間、人生が動いた


    ようやく受かったパート先。

    その会社はWEBにも力を入れていました。

    最初は何も分かりませんでした。
    専門用語も、操作も、全部手探り。


    でも。

    画面の向こうの世界が
    少しずつ面白くなっていったんです。

    「これ、家でもできるかもしれない」

    その小さな気づきが、
    私の人生を変えました。

    人生は、あの瞬間から動き始めました。




    あの頃より、少し自由に


    在宅で働くという選択肢。

    子どもが熱を出しても、そばにいられる。

    「ごめんね」と言わなくていい働き方。

    “私の時間”も
    “子どもとの時間”も
    どちらもあきらめなくていい形。

    完璧じゃない。
    でも、あの頃よりずっと幸せです。


    あのとき必死で面接を受けていた私に、
    今ならこう言えます。

    働き方は、ひとつじゃない。

    本当に、ひとつじゃない。





    もし今、
    「どうしたらいいか分からない」と立ち止まっている人がいたら。

    私が在宅ワークにたどり着くまでの道のりは、
    ほかのnoteに少しずつ書いています。

    必要な人にだけ、届けばいいと思っています。


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