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Photo byedayuka

痩せていることは正義ですか。

    橘 ゆず


    夏になると、嫌なことがある。

    でも同性の前では言えない。

    わたしは、自分の痩せぎすなからだが大嫌いなのだ。細いというか、薄い。

    普段はキャラ的に笑いにしてごまかしてるけど、ほんとは健康的にふっくらした身体に憧れている。

    服が薄くなると、憂鬱だ。
    何だかサマにならないし、ぺたんこの身体がうらめしい。
    健康診断では毎年BMI数値でひっかかる。

    痩せすぎが悩みなの。

    そう言えば同性であれば、10人中8人は敵に回すだろう。
    そして心無い、「なんて贅沢!」「ダイエットなんかしたことないでしょ」の嫌味っぽいセリフと憎々しげな表情。
    はたまた「バカにしてんの」と半笑いで言われたこともある。

    細いほうがいいに決まってるでしょ。


    だから、痩せている身体で悩むのは、女の敵なのだ。


    そう思って生きてきた。
    だから、体型の悩みなんか言えなかった。


    身体のラインが出ない服を着てごまかす。

    鏡を見てため息をつく。
    もうちょっとかわいく、着たいんだ。


    食べたらいいやん。食べる量が少ないんだよ。

    そんなことも言われたけど、ちょっとでも自分の規定量以上を食べると、お腹を壊す。


    あーあ。

    女子のダイエットの話題のなかでは、わたしはヘラヘラ愛想笑いに終始する。
    わたしが混ざれば嫌味になる、気がするから。




    ねえ、

    痩せているだけが正義ですか?

    魅力的ですか?


    わたしも、体型の悩みを声に出してもいいですか?





    今日もお付き合いいただきありがとうございます。

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