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Photo byyuruiseikatsu

当たり前から外れた人間たちへ。 コンビニ人間/村田沙耶香

    橘 ゆず


    ゆずです。

    あっという間に三連休。
    少しずつ日常に戻りました。

    ふう、と一息。
    やはり騒がしい空間は疲れるもの。
    マスクを外して深呼吸して。


    久しぶりにkindleで面白そうな小説を見つけました。
    話題になっていた時にはすっかり
    読み逃してしまっていました。


    ビジネス本は人生の役に立つことが
    書かれているはず。
    吸収して自分のものにしたい。

    じゃあ小説は?役に立つの??
    人生に役に立つ?
    (小説家の方ごめんなさい…)
    という基準で読む本を選んでしまっている
    自分に気づき、インフル+正月休暇中、
    久しぶりに小説の扉を開いたわけです。


    読書って役に立つか、立たないかという基準で
    選んだ瞬間に、義務になる。

    確かにアウトプットする前提で読んでは
    いるけれど、それは義務ではなく、
    アウトプットする箇所(お伝えしたい箇所)を
    本に見つける目的があるから。

    小説は、即効性というより、
    自分の内側にためていくものなのかも
    しれませんね。
    内側で糧になるもの。

    糧はいつか芽になり、
    自分の厚みになると思っています。
    自分の中で熟成、される小説。


    そう、私。
    今まで大好きな東野圭吾や湊かなえ、
    推理小説もたくさん読んで
    私の中にしまい込んできました。

    私の文章表現はたくさん
    子どものころの青い鳥文庫を読みあさっていた
    時代から仕入れてきた。

    価値観の更新に、
    小説の役割はいつだって大きいのです。


    コンビニ人間/村田紗耶香 もその一つ。
    衝撃、の一言で片づけていいのかしら。
    マニュアルがあると安心する私も、
    細胞まで古倉さんまで「コンビニ」になれない。

    36歳の未婚女子、
    古倉さんはなんと勤続16年の
    コンビニ店員。
    結婚も、就職もしないの?って
    人生幾度も聞かれてきた。
    完璧なマニュアルがあるコンビニが
    彼女の人生を形作ってきました。

    気が付いたんです。私は人間である以上にコンビニ人間なんです。
    (中略)私の細胞全部が、コンビニのために存在しているんです。

    コンビニ人間より


    コンビニの声が呼んでるって、
    誰におかしいと言われようと
    再び戻ってしまう。
    せっかく辞めたのに。

    古倉さんの行き着く先の幸せは
    どこにあるのでしょう。


    小説から離れたあなたもぜひ。


    他にはこちらも。

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