
テテテッテテー問題
テテテッテテーテテテッテテッテテー
これは何の曲?
音を言葉にするのは難しい。
同じ音でも人それぞれ、言葉の置き方が違う。
冒頭の
テテテッテテーテテテッテテッテテー
を実際に聞けば、
現代日本人の8割は
「ああ!あれ!」
と、すぐにわかると思う。
が、文字だけでわかった人はゼロに近いかもしれない。
ためしに何人かに見せてみたけれど
・ルパン三世のテーマ
・スーパーマリオに出てくる音
・8時だよ、全員集合!の舞台転換の時の音
・インディ・ジョーンズ
・ジョーズ
などなどが上がったが、どれも不正解。
しかし、出てきた曲を見てみると実に昭和。
さすがアラ還の友人たち。
面白いのは、みんな、文字に刻まれているリズムを正確に読み取ろうとせず、文字の並びの雰囲気だけで自信満々に答えるのだ。
言われた方も、「そうかもしれない」と思ってしまうほどに。
正解は、葉加瀬太郎さんの『情熱大陸』。
そう、あの番組のテーマ曲。
答えをバラすと、異口同音、
「ああ!あれね〜」と「え〜、テテテには聞こえないよぉ!」
がセットで返ってきた。
そうかなあ、私の感覚がズレているのかな〜。
それにしても、葉加瀬太郎さんの作る曲は、壮大で、気持ちを鼓舞する曲が多い。聴いていてワクワクする。
先日初めて、コンサートに行ってきた。
素晴らしかった。
何がいいって、もしゃもしゃ頭となんとも親しみのある表情が抜群だ。おしゃべりも、その道の人かと思うくらいに面白かった。
もちろん演奏が秀逸なのは言うまでもない。
心から観客を楽しませたいという思いが、そのすべてから溢れ、音楽と共に響いてきた。
「人を楽しませる」という仕事は、世の中で最も偉大なのではないか、と心底思った。
ちなみにご本人が言葉に置き換えた情熱大陸の出だしは
「トゥルトゥルトゥッルッル〜」
だった。
さすが、卓越した音楽家ともなると、言葉にもオーケストラが描かれるのだ。
“テ”と“トゥル”の違いこそが、凡人と天才の埋めがたい差なのだろう。
友人の賛同すら得られなかった私は凡人のレベルにすら達していなかったけれど。