
#13 何を信じるかは自分次第
インターネットが当たり前に使える時代になって、私たちはたくさんの情報を簡単に手に入れられるようになった。
知りたいことがあれば、スマホで検索すればすぐに答えらしきものが出てくる。昔のように本で調べたり、詳しい人に聞いたりしなくても、ある程度のことは自分で調べられる。
とても便利な時代になったと思う。
でもその一方で、最近よく感じるのは、情報が多すぎるからこそ「何が正しいのか」がわかりにくくなっているということだ。
同じテーマについて調べても、まったく違う意見が並ぶことは珍しくない。
Aという人は「これが正しい」と言い、Bという人は「それは間違いだ」と言う。どちらも自信たっぷりに発信しているからこそ、見ている側は余計に混乱する。
結局、何を信じればいいのだろうと思うことがある。
さらに怖いのは、自分が見た情報、聞いた情報が絶対に正しいと信じ込んで、それを他人に押し付けてしまう人がいることだ。
本人に悪気がない場合もある。
「これは良い情報だから教えてあげたい」
そんな善意から広めていることもあるのだと思う。
でも、その情報が本当に正しいとは限らない。
特に、ダイエットや健康に関する情報は、その典型だと思う。
SNSや動画を見ていると、「○○をたくさん食べると痩せる」「○○を毎日飲むと健康になる」といった情報を目にする機会が本当に多い。
一見すると簡単で魅力的に見える。
食べるだけで痩せる。
飲むだけで健康になる。
そんなに楽なら、誰だって試してみたくなると思う。
でも、そこで少し立ち止まって考える必要がある。
その情報は、本当に正しいのだろうか。
もしその情報を鵜呑みにして実践し、体調を崩したとしても、その情報を発信した人が責任を取ってくれるわけではない。
「個人差があります」
「自己責任でお願いします」
そう言われて終わることがほとんどだと思う。
情報を発信する側にも、いろいろな人がいる。
純粋に良いと思ったことを共有している人もいれば、再生数や売上、利益のために情報を発信している人もいる。
中には、誤った情報をわざと誇張して伝える人もいるし、そもそも根拠がない話を、それっぽく話しているだけのこともある。
でも、見ている側はそこまで見抜けないことがある。
話し方に説得力があったり、フォロワーが多かったり、有名な人だったりすると、それだけで「きっと正しいんだろう」と思ってしまいやすい。
人は、自信を持って断言されると信じやすいのかもしれない。
だからこそ、これからの時代に必要なのは、情報をそのまま受け取る力ではなく、情報を疑う力なのだと思う。
疑うと言っても、何でも否定するという意味ではない。
「この情報の根拠は何だろう?」
「誰が発信しているんだろう?」
「この人は本当に信頼できるのかな?」
そうやって、一度立ち止まって考える習慣を持つことが大事なのだと思う。
すぐに信じない。
すぐに広めない。
まずは自分で考える。
それだけでも、情報に振り回されることは減る気がする。
便利な時代になったからこそ、情報との付き合い方がとても重要になった。
情報は武器にもなるし、ときには凶器にもなる。
正しい情報に出会えれば、自分の生活を豊かにしてくれる。でも、誤った情報を信じれば、心や体を傷つけることもある。
だから最後に大事なのは、自分の頭で考えることなのだと思う。
誰かが言っていたから。
SNSでバズっていたから。
みんながそう言っているから。
それだけで信じるのではなく、「自分はどう考えるか」を持つこと。
何を信じるかは、自分次第だ。
情報があふれる時代だからこそ、流されるのではなく、自分で選び取る力を身につけていきたいと思う。