メインコンテンツへスキップ
見出し画像

心の散文 -染まってしまって

    洗濯をしたら、白いものがうすい青に染まってしまった。
    初めて洗ったものもないのに、どれから色落ちしたのかがわからない。

    染まってしまったものを洗い直したけれど、色は落ちてくれなかった。

    毎日の心もこんなものかもしれないと、干した洗濯物を床から見上げながらぼんやり思った。

    いつどこで染まってしまったのかわからない、気づけばヘドロのようにこびりつき溜まってしまった重さや孤独。やるせなさ。

    どうしてそうなってしまったのか。
    染まってしまったことに気づいてから、やっと初めてよく向き合う。

    ただ、うっすら染まってしまったことに気づけただけでもまだましなのかもしれない。

    鬱屈とする肉体と精神。

    いつ、どこで、何から染まってしまったのか。

    元の色にはもう戻せないのか。

    そんな答えのない問いを今夜もくり返す。



     
     
     

    ユリ

     
     
    しごく個人的な詩みたいなものや散文などの記録です あなたには世界がどんな風にみえていますか?

    あなたへのおすすめ