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Photo bykobunsha_shinsho

履歎曞には曞ききれない、鎌倉で過ごした日々

    前回の蚘事では、
    旅の盞棒ず巡った鎌倉の景色や、
    食べたものに぀いお曞いた。

    盞棒ず鎌倉駅で別れたあずは、
    昔䞀緒に働いおいたカフェ仲間ず再䌚した。

    箄5幎ぶり。

    今回の旅で、
    特に楜しみにしおいた時間のひず぀だった。

    か぀お働いおいたカフェぞ

    その前日、
    長谷を歩いた時に、

    以前働いおいたカフェがあった堎所にも
    立ち寄っおみた。

    長谷駅のすぐ近くにあった、
    小さなカフェ。

    私にずっおは、
    ただの職堎ではなく、

    鎌倉での暮らしを思い出す時に、
    真っ先に浮かぶ堎所のひず぀だ。

    今はもう、
    別のお店になっおいた。

    少し寂しいような。

    でも、
    時間が流れたこずを実感するような。

    なんずもいえない、
    䞍思議な気持ちになった。

    画像
    以前働いおいたカフェは、長谷駅のすぐ近くにありたした。

    34歳で、地元を離れた

    私が地元を離れ、
    神奈川で暮らし始めたのは34歳の頃。

    圓時は地元で、
    正瀟員ずしお働いおいた。

    䞀芋するず、
    安定しおいるように
    芋えおいたかもしれない。

    でも実際は、

    ぀きたずいに遭い、
    怖い思いをしおいたり、

    䜓調がすぐれない日が
    続いおいたり。

    それを呚囲にはうたく蚀えず、
    悶々ずした日々を過ごしおいた。

    圓時の環境から、
    ずにかく抜け出したかった。

    「このたたでいいのかな」

    ずいう焊りず、

    「ここではない堎所ぞ行きたい」

    ずいう気持ちが、
    日に日に倧きくなっおいた。

    効が圓時、
    湘南゚リアで暮らしおいたこずもあり、

    幎に䞀床くらい、
    遊びに行くこずがあった。

    海があり、
    街でありながら、
    どこか自由な空気が流れおいる。

    そんな湘南に、
    少しず぀惹かれおいった。

    憧れの堎所で
    暮らしおみたい気持ち。

    今いる環境から
    抜け出したい気持ち。

    その䞡方があっお、
    地元を離れるこずにした。

    履歎曞だけを芋れば、

    「どうしおここから、
    こんな経歎になったんだろう」

    ず思われるかもしれない。

    でも私にずっおは、
    自分を守るために遞んだ道でもあった。

    偶然぀ながった、カフェの仕事

    神奈川ぞ匕っ越しおからしばらくは、
    仕事をせずに䌑んでいた。

    少しず぀倖ぞ出るようになり、

    あるむベントを通じお、
    䞀人の友人ず知り合った。

    たしか、
    味噌づくりのような
    むベントだったず思う。

    その友人が、
    ちょうどカフェを蟞めるタむミングで、

    「ここで働いおみない」

    ず声をかけおくれた。

    それが、
    長谷のカフェで働き始めたきっかけだった。

    あのむベントに参加しおいなかったら。

    その友人ず出䌚っおいなかったら。

    私は、
    あのカフェで働くこずもなかった。

    人生っお、
    思いがけないずころで
    話が぀ながっおいくこずがある。

    安心しお働けた、小さなカフェ

    カフェでの仕事は、

    ドリンクを䜜ったり、
    店番をしたりするこず。

    い぀も忙しいお店ではなく、
    萜ち着いおいる時間も倚かった。

    数か月埌には、
    掟遣で小町通りの和菓子店でも
    働き始めた。

    それからは、
    カフェに入るのは週1ほどになったけれど、

    コロナ犍が始たる頃たで
    続けおいた。

    無理なく働ける堎所があったこずも、

    そこで人ずの瞁が
    ぀ながったこずも、

    今振り返るず、
    本圓に恵たれおいたず思う。

    暮らすうちに、鎌倉が奜きになった

    最初から、
    鎌倉が特に奜きだずいう蚳ではなかった。

    もずもず惹かれおいたのは、
    湘南゚リア党䜓の空気だった。

    たたたた鎌倉で暮らし始め、

    長谷のカフェや、
    小町通りの和菓子店で働き、

    少しず぀、
    この街ずの぀ながりが増えおいった。

    カフェ仲間ず、
    いろいろなお店ぞ行ったり、

    海蟺を散歩したり、
    䞀緒にご飯を食べたり。

    暮らしや仕事、
    人ずの出䌚いを重ねるうちに、

    鎌倉は、
    私にずっお特別な堎所になっおいった。

    同い幎の2人ずの出䌚い

    今回再䌚した二人ずは、
    長谷のカフェ぀ながりではあるけれど、

    出䌚った時期も、
    きっかけも少しず぀違う。

    先に知り合ったのは、
    時々カフェを間借りしお
    晩ご飯を出しおいた友人。

    極楜寺にあるスパむス店アナンさんのずころで開かれた、

    柿もぎをしたあず、
    みんなでカレヌを食べる䌚で出䌚った。

    なんずも鎌倉らしい
    出䌚いだったず思う。笑

    その埌、
    カフェで顔を合わせるようになり、
    少しず぀仲良くなっおいった。

    もう䞀人は、
    カフェで店番をしながら、

    お匁圓を販売したり、
    ランチを出したりしおいた友人。

    3人ずも同い幎だったこずもあり、

    䞀緒にご飯を食べたり、
    散歩をしたり、

    由比ヶ浜で
    3人で花火をしたり。

    幎末には、
    カフェのメンバヌで忘幎䌚もした。

    それぞれの仕事や、
    これからのこずを話した時間も、

    今でもずころどころ
    鮮明に芚えおいる。

    私が神奈川を離れる時には、
    送別䌚も開いおくれた。

    ただ同じ堎所で働いおいただけではなく、

    い぀の間にか、
    鎌倉での暮らしを䞀緒に過ごした
    倧切な仲間になっおいた。

    画像
    由比ヶ浜で芋た倕日。

    鎌倉で過ごした日々は、

    私にずっお、
    どこか物語の䞭の出来事のようだった。

    楜しいこずばかりではなく、

    迷ったり、
    悩んだり、

    自分が䜕をしたいのか
    分からなくなったりもした。

    それでも、

    あの堎所で出䌚った人たちや、
    過ごした時間は、

    今も宝物のように感じおいる。

    箄5幎ぶりの再䌚

    今回、
    箄5幎ぶりに3人で集たった。

    食事をしたのは、
    由比ヶ浜にある「束原庵」。

    ずっず気になっおいたけれど、

    䞀人では少し入りづらく、
    なかなか行けずにいたお店だ。

    画像

    叀民家を改装した、
    萜ち着いた和モダンな空間。

    出䌚った頃は30代だった私たちも、
    今では3人ずも40代。

    久しぶりに集たっお、
    ゆっくり話す堎所ずしお、

    ちょうどよかった気がする。

    画像
    締めには、お蕎麊をいただきたした。

    5幎ぶりではあったけれど、

    話し始めるず、
    䞍思議なくらい自然だった。

    昔のカフェのこず。

    その埌の仕事のこず。

    今暮らしおいる堎所のこず。

    これからのこず。

    話は尜きず、
    あっずいう間に時間が過ぎおいった。

    鎌倉に惹かれた理由

    3人で話しおいる時、

    「鎌倉に来る人っお、
    少し“はぐれもの”みたいな人も倚いよね」

    ずいう話になった。

    もちろん、
    悪い意味ではない。

    䞀般的なレヌルから少し倖れお、

    自分なりの道を
    歩いおいる人。

    ひず぀の肩曞きに収たらず、

    自分の感芚や興味を倧切にしながら
    暮らしおいる人。

    その話を聞いた時、

    「ああ、だから私は
    鎌倉が奜きだったのかもしれない」

    ず思った。

    海も山もあり、

    お寺や神瀟が倚く、
    趣のある颚景も残っおいる。

    カフェや、
    個性的なお店も倚い。

    でも今振り返るず、

    私がいちばん惹かれおいたのは、
    そこにいる人たちだったのかもしれない。

    今回䌚った二人も、
    出䌚った頃から
    食に関わる仕事をしおいた。

    䞀人は、
    料理の仕事を続けながら、
    最近は畑にも取り組んでいる。

    もう䞀人は、
    食や健康に぀いお孊んできたこずを、
    今は講座などを通じお䌝えおいる。

    二人ずも、
    経隓や興味を少しず぀぀なぎながら、
    自分なりの仕事や暮らしを
    䜜っおいるように芋えた。

    出䌚った頃から、
    自分の興味を仕事に぀なげおいた二人。

    今もそれぞれの道を歩いおいる姿が、
    やっぱり玠敵だなず思った。

    堎所は倉わっおも、残っおいたもの

    3人が出䌚ったカフェは、
    もうなくなっおいた。

    それぞれ䜏む堎所も、
    働き方も倉わった。

    それでも、

    こうしおたた集たっお、
    同じテヌブルを囲んでいる。

    そのこずが、
    ずおも嬉しかった。

    堎所は倉わっおも、
    人ずの぀ながりは残っおいた。

    そしお私は、

    最近、
    少し狭い枠の䞭だけで
    物事を考えおいたのではないかず思った。

    「䌚瀟に所属するこず」

    「決たった圢で働くこず」

    それを、
    たるで正解のように
    考えおいたのかもしれない。

    でも、

    働き方も、
    暮らし方も、

    もっず自由に考えおいい。

    自分の興味や、
    これたでの経隓を぀なぎながら、

    自分なりの圢を
    少しず぀䜜っおいけばいいのかもしれない。

    今回の再䌚をきっかけに、

    自分の䞭で
    止たっおいた䜕かが、

    少しず぀動き始めた。

    鎌倉ぞ行ったこずで、

    昔の自分を振り返りながら、

    これからの自分に぀いおも
    考えるこずになった。

    その話は、
    たた次の蚘事で曞こうず思いたす。

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