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【ずんた村の物語】第12話足りない䞀枚は、最初からなかった。バクの桁盎しず、カメの䞀蚀

    🍃登堎どうぶ぀玹介ずあらすじ

    🍃前話「 100兆チャリンの萜ずし物。バクのあくびず、れロの嚁匵り顔」

    🌻解説第12話「なぜ、瀟䌚は走り続けなければならないのか―珟代のお金の仕組みが背負う「競争」ずいう呪瞛」
    🌻解説番倖線「なぜ、利益は金融垂堎に積み䞊がり、損倱は実䜓経枈ぞ戻るのか―珟代のお金の仕組みが抱える「非察称な危機」」

    🐝前話第12話サマリヌ

    前話、ずんた村では、どうぶ぀たちが恐れおいた「100兆チャリン」が、ポテマペを䜜るための眮き石だったこずが、萜ずし物係のバクに芋砎られたした。
    けれどバクは、村の苊しさの本圓の原因はそこではない、ずだけ蚀い残したす。
    そしお今話。
    バクはたず、桁が倧きくなりすぎたチャリンをいったん小さくしお数え盎そうず提案したす。
    さらに、問題の根本原因に鋭くきり蟌むのでした。


    ①倩の声

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    「  倧きくなりすぎたものは、それだけで匷そうに芋えたす。
    山のような岩。
    空たで届きそうな朚。
    そしお、数えきれないほどのれロ。  
    けれど、ずんた村のどうぶ぀たちは、ようやく気づきはじめたした。
    倧きいこずず、足りおいるこずは、同じではないのだず。
      これは、れロの熱を少し䞋げ、そのあずで“そもそも”に気づくお話です」


    ②たずは通貚切り替えバクの改善策

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    100兆チャリン隒ぎはただ続いおいたした。
    広堎には、チャリンの重たい袋ず、それよりもっず重たい沈黙が転がっおいたした。

    ラむオン
    「  もう無理だよ。倚すぎるし、重すぎるし、なのに党然足りないし  」

    シマりマ
    「倀札が僕より先に走っおたす  」

    アルパカ
    「ひ、ひえぇぇぇ  す、数字が増えおしたいたしたぁぁ  ご、ごめんなさぁぁい  」

    アリクむ
    ハシゎの䞊で小さくなりながら
    「お、おヌおヌ  。たぁ、ちょっず桁が元気になりすぎた感は、あるよねぇ  」

    むグアナ
    「  えヌ、珟堎からお䌝えしたす。どうやらずんた村、“持っおいるのに䜿いにくい”ずいう、非垞に面倒な顔になっおおりたす」

    その真ん䞭で、バクが叀びたカバンをごそごそ探り、䞀枚のカヌドを出したした。

    そこには、劙に達筆でこう曞いおありたした。

    『倧きくなりすぎたチャリンを、小さい数字で数え盎したしょうカヌド』必殺通貚切り替え

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    シマりマ
    「なんですか、それ」

    バク
    「  趣味です。たずは、この倧きくなりすぎたチャリン、数え方を切り替えたほうがいいね」

    ラむオン
    「数え方を切り替える」

    バク
    「  うん。今のチャリン、れロが増えすぎお、䜕がいく぀か、もう誰にも分からないでしょ。だから、“同じ䟡倀でも、もっず小さい数字で数え盎す”んだよ」

    シマりマ
    「えっず  。䞭身はそのたたで、数字の顔だけ小さくするっおこず」

    バク
    「  そう。倧きくなりすぎた桁を、いったん小さくしお萜ち着かせる。たずはそれ  でも問題の根っこは、そこじゃない」

    アリクむ「っ  」


    ③バクの「バグ」捜査11枚目の䞍圚蚌明

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    バクは地面に䞞を十個描き、その䞊にチャリンを䞀枚ず぀眮きたした。

    バク
    「  ラむオンさん。最初に借りたの、十枚だったよね」

    ラむオン
    「う、うん  」

    バク
    「  返す時は」

    ラむオン
    「  十䞀枚」

    バク
    「  そう」

    バクは十枚を指で぀぀きたした。

    バク
    「  でも、ここには十枚しかない」

    シマりマ
    「えっ  」

    バク
    「  これ、村の借チャリン囜債でも、アルパカくんの貞チャリン借金、融資でも、結局おなじなんだよ。
    最初に出るのは十枚だずしたら、返す時は十枚以䞊必芁。」

    ラむオン
    「じゃあ僕たち  最初から、足りないものを探すしかなかったのか  」

    バク
    「  うん。だからみんな競争しおチャリンを取り合う。もしくは借りお埋める。でも借りたら、たた次が足りない。そういう仕組み」

    むグアナ
    「  出たした。本日の栞心、“そもそも最初から䞀枚足りなかったこずが問題”でございたす」

    バク
    ハシゎの䞊のアリクむを芋䞊げお
    「  ねぇ、総裁。趣味で調べたんですけど。これ、だいぶ性栌悪いよね」


    ④突撃むンタビュヌアリクむの懺悔、アルパカの無知の眪

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    むグアナ
    するするず岩から降りお、たずアリクむを芋䞊げる

    「  あ、ちょっず倱瀌。いた、“ずんた村の倧競争”が、最初から足りない䞀枚をどうぶ぀たちに远わせる仕組みだった疑いが濃厚ずなっおおりたす。アリクむ総裁、率盎にいかがですか」

    アリクむアリクむ・ヘブン䞭倮銀行総裁
    マペネヌズの壺を抱えたたた
    「  率盎に蚀うず、最初は、ほんずに遊びみたいなものだったんだよ」

    ラむオン
    「遊び」

    アリクむ
    「“十枚出しお十䞀枚返っおきたら、その远加分で僕、楜しおマペネヌズ増やせるじゃん”っお。それに、みんなが“総裁、総裁”っお呌んでくれるのも、ちょっず気持ちよくおさぁ  」

    シマりマ
    「うわぁ  」

    アリクむ
    「最初は、ほんずにそのくらいだったんだよちょっず埗したい、ちょっず偉そうにしたい、ちょっず楜しおマペネヌズを手に入れたい。ただ、それだけ」

    むグアナ
    「  出たした。䞖界を揺るがす仕組みの出発点が、だいぶ軜薄で、だいぶしょうもないです」

    アリクむ
    「でもさぁみんなが真面目に返そうずするし、“総裁、どうしたしょう”ずか聞いおくるし、そのたびに僕も、“うんうん、たあ任せなさい”みたいな顔しおたら、だんだん匕っ蟌み぀かなくなったんだよぉぉぉ」

    ラむオン
    「ただ気持ちよくなっおただけじゃないか」

    アリクむ
    「そうだよしかも途䞭から、アルパカくんがどんどん貞すし、村たで“あずで返したす玄束囜債”でチャリン䜜り始めるし、数字は倧きくなるし、もう僕にも止められなくなったんだよぉぉぉ」

    むグアナ
    「  なるほど。“楜しおマペネヌズ”から始たっお、気づけば村じゅうを巻き蟌む倧隒ぎになっおいたわけですねぇ」

    アリクむ
    「しかも今さら、“ごめん、最初はいたずら半分でした”なんお、栌奜悪くお蚀えなかったんだよぉぉぉ」

    むグアナは、くるりず向きを倉えおアルパカを芋る。

    「  では続いお、アルパカくん。きみのほうはいかがですか」

    アルパカアリクむ・クむック銀行
    「ひ、ひえぇぇぇ  が、がくは  みんな困っおたから、貞したら䜕ずかなるかもっお  。よ、よく分からないたた貞しお、止め方も分からないたた、パニックになっお、れロ桁数もいっぱい増やしおしたいたしたぁぁ  ご、ごめんなさぁぁい  」

    むグアナ
    「  出たした。こちらは“悪意”ずいうより、“無知の眪”でございたす」

    バク
    「  うん。助けようずしお、䜙蚈に広げたんだね」

    アルパカ
    「ひ、ひえぇぇ  。無知っお、こわいですぅぅ  」


    ⑀存圚感れロの実は「村の代衚」、初登堎

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    その時、広堎の隅にある、これたで誰も芋向きもしなかった倧きな岩が、ゆっくり動きたした。

    カメの長老
    「  あ、あの  。私、䞀応この村の『代衚』なんですけど  。気づいおたした」

    アリクむ
    「えっ 誰 岩がしゃべった」

    シマりマ
    「いたんですか」

    カメの長老
    「 ずっずここに座っお石のコケを数えおたした。でも今の話、぀たり、足りない䞀枚を“借りお返す”で埋め続けるから、い぀たでも足りないのずいうこずですね  」

    広堎が、しんず静たり返りたす。

    カメの長老
    「  なら、党郚を“貞しお返しおね”からチャリンを䜜る始るのではなく、村が自分で出せるようにしおもよいのではないですか」

    ラむオン
    「えっ  」

    シマりマ
    「村が、自分で」

    カメの長老
    「  はい。いたたでアリクむさんが䞭倮銀行総裁ずしお握っおいた“チャリンを䜜る力”通貚発行暩を、村の偎にも持たせるのです。そうすれば、チャリンが党郚“返さないずいけないもの”ではなくなりたす」

    アルパカ
    「ひ、ひえぇぇ  。じゃ、じゃあ、がくの圹割はどうなるのでしょうか  」

    カメの長老
    「  はい。アルパカさんのアリクむ・クむック銀行のお仕事は倉わらず残るでしょう。でも、村が䜿うチャリン財政支出たで党郚それ囜債に頌る必芁はないのです。  あ、私はたたコケの数え盎しに戻りたす  」

    むグアナ
    「ここにきお、ずっず岩だった代衚が、総裁だけに独占されおいたチャリンを䜜る力通貚発行暩を村にも持たせたらどうかずいう、たいぞん面倒で、たいぞん芯を食った倧事な話を始めたした」


    ⑥むグアナのナレヌション

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    むグアナ
    岩の䞊にするするず戻り、広堎を芋䞋ろしながら

    「  こうしお、ずんた村のどうぶ぀たちは、ようやく䞉぀のこずを知りたした。

      ひず぀。
    倧きくなりすぎたチャリンは、たず桁を小さくしお萜ち着かせないずいけないこず。

      ひず぀。
    どうぶ぀たちは最初から、“足りない䞀枚”を远いかけるような仕組みの䞊で、無自芚に走らされおいたこず。

      そしおもうひず぀。
    チャリンを䜜っお出す力通貚発行暩を、ずっず総裁に握らせおいたこず。

      いやはや。
    小さい芋栄。無知の善意。最初から足りない数え方。数字の村ずいうのは、掘るほどにろくでもありたせんねぇ。

      けれど、ここから先は少し違いたす。
    どうやらずんた村、“借りお返すしかない村”から、別のチャリンの䜜り方も持぀村ぞ向かいはじめるようです。

      それでは。
    ずんた村、ささやかなパニックの蚘録。
    次回も、どうぞお楜しみに」

     
     
    「noteマネヌ」ピックアップ24回。 お金や瀟䌚の仕組みぞの違和感を、ずんたな動物たちの物語ず解説、論考で描いおいたす。 通貚・金融・ベヌシックむンカム・瀟䌚蚭蚈をテヌマに、歎史ず珟代を読み解きながら、これからの瀟䌚に必芁な新しい仕組みを考えおいたす。

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