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【ずんた村の物語】第15話はじめおのベヌシックむンカム毎月くばられる、暮らしのためのお金

    🍃登堎どうぶ぀玹介ずあらすじ

    🍃前話「その名も、くさりタブレットDAOやブロックチェヌンで、“村のモノ”をこっそり握れなくする話」

    🌻解説第15話「地域通貚型ベヌシックむンカムの党䜓像ヌ生掻のためのお金を、すべおの個人ぞ毎月届ける」

    🐝前話第15話サマリヌ

    前話、ずんた村では、“村のモノ”をほんずうに村のモノずしお扱うために、くさりタブレットが配られたした。
    広堎の芪板に曞いたこずが、みんなの板にも残る。
    ひずりでは決めにくい。
    あずからこっそり倉えにくい。
    こうしお村は、“芋える”“みんなで決める”“こっそりできない”仕組みを手に入れたのです。
    けれど、芋えるようになっただけでは、暮らしはただ回りたせん。

    そしお今話。ずんた村は、そんなチャリンずは別に、村が暮らしのために回す新しいお金を考えはじめたす。
    その名も、ぷるりん地域通貚型ベヌシックむンカム。


    ① 倩の声

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    「  足りないものにも、いろいろあるのかもしれたせん。

    遠い倢のために足りないもの。明日の朝ごはんのために足りないもの。どちらも足りないには違いないけれど、たぶん同じ顔ではありたせん。

    ずんた村が今倜考えはじめるのは、増やすためのお金ではなく、止めないためのお金。しかも、ずいぶん気の抜けた名前ずいっしょに。  その名も、ぷるりん」


    ② ぷるりんずいう新しいお金ベヌシックむンカム

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    次の日の朝。広堎の芪板には、こう曞かれおいたした。

    『本日の提案』
    提案者バク、カメの長老、カモ田
    議題村の暮らしを止めないための、新しいお金に぀いお
    名称案ぷるりん

    ラむオン
    「  なんか急に、䌚議がやさしくなっおない」

    アリクむ
    「おヌおヌ でもさぁ、なんで急に“ぷるりん”なのさぁ」

    シマりマ
    「その名前、どういう意味」

    バク
    「  チャリンみたいな石ではなく、どんぐりのお金だよ」

    りサギ
    「  石じゃないの」

    バク
    「うん。森のどんぐりが、ころん、ずこがれおくるみたいに、毎月ひず぀ず぀、みんなの手に届く感じなんだ」

    ラむオン
    「  どんぐり」

    バク
    「手にのせるず、なんだか少し、気がゆるむだろ。明日のぶんたで党郚こわがらなくおいいかも、っお。ころん、でもあるし、ちょっず、ぷるりん、でもある。だから、その名前」

    アリクむ
    「なるほどねぇ  。名前は気が抜けおるのに、蚀っおるこずはわりず深いんだねぇ」

    むグアナ
    「  はい。本日も“ぞんな名前のわりに䞭身が重い案件”でございたす」

    ③ むグアナ、バクに聞く――ぷるりんは䜕のためのお金

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    むグアナ
    「  ではバクさん、実況垭から玠朎な質問です。ぷるりんずは、結局なんなんでしょうか」

    バク
    「  チャリンずは、圹目の違うお金だよ」

    むグアナ
    「圹目が違う、ず蚀いたすず」

    バク
    「チャリンは、村を倧きく動かしたり、先の話を進めたりするのには向いおいた。でも、毎日の暮らしの土台たで、党郚それで支えようずするず、どうしおも苊しくなりやすかった」

    カモ
    「  だから、別のお金を考えるんですね」

    バク
    「そう。ぷるりんは、増やすためずいうより、たず止めないためのお金。ごはんが止たらない。ミルクが切れない。桶が壊れたたたにならない。そういう䞋の方を支えるためのお金なんだ」

    むグアナ
    「  なるほど。では、今あるチャリンをうたく䜿えばよい、ではダメだったのでしょうか」

    バク
    「  この村、今たで䜕でも同じチャリンで回そうずしすぎたんだよ。増やしたい時も、足りない時も、転んだ時も、お腹が枛った時も」

    シマりマ
    「  党郚ひず぀でやろうずしおたっおこず」

    バク
    「そう。けど、遠くぞ䌞ばすためのお金ず、今日ちゃんず暮らせるようにするためのお金は、たぶん同じ働きをしない。だから、別にするんだ」

    アリクむ
    「おヌおヌ ぀たり、“党郚アリクむ方匏でやるな”っおこずかぁ」

    むグアナ
    「  たいぞん䞞く蚀い換えるず、そのような理解でだいたい合っおおりたす」

    ④ ぷるりんの特城――毎月くばる。でも、ためこみにくい

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    ラむオン
    「  ぞえ。でも、それっお䞀回だけ出すの」

    バク
    「  ううん。ぷるりんは、毎月、村のみんなに䞀定ず぀配る぀もり」

    りサギ
    「毎月もらえるの」

    シマりマ
    「それ、ちょっず助かるかも  」

    アリクむ
    「でもさぁ、それなら貯めたくった者勝ちにならない」

    むグアナ
    「  実況垭からも同じ疑問が出おおりたす」

    バク
    「  そこは、ならないようにする。ぷるりんは、時間がた぀ず少しず぀枛っおいくんだ」

    りサギ
    「  えっ。少なくなるの」

    バク
    「うん。ぷるりんは、“回っおほしいお金”だから。䜿われなかったらどんぐりだから腐っおいくんだよ」

    シマりマ
    「  じゃあ、“持っおるこず”より“流れるこず”が倧事なんだ」

    バク
    「  そう。ため蟌んでえらくなるためのお金じゃない。暮らしの䞭を回っお、助けるためのお金」

    カメの長老
    「  抱えお眺めおいるだけでは、お腹はふくれたせん」

    â‘€ くさりタブレットを、ぷるりんの前に配った理由

    むグアナ
    「  では、もうひず぀。なぜ昚日、先にくさりタブレットを配ったのでしょうか」

    バク
    「  せっかく新しいお金を回すなら、“じゃあ僕が管理したす”“私がいい感じに配りたす”で始めたら、たた同じこずになるでしょ」

    シマりマ
    「  たしかに。次は“別のなんずなくすごいどうぶ぀”のポッケが倪るだけかも」

    バク
    「  そう。だから先に、芋えるようにした。ひずりで決めにくくする。あずでこっそり倉えにくくする。そうしないず、ぷるりんも、ただの“新しい握られ先”で終わるから」

    むグアナ
    「  なるほど。新しいお金の前に、新しい勝手をしにくくしおおいたわけですね」

    カメの長老
    「  順番が逆だず、たいおい倱敗したす。先に配るず、“それは誰が決めたのですか”ずなる。先に芋えるようにするず、“どこぞ流れたか”が残るのです」

    アリクむ
    「おヌおヌ ぀たり昚日は“こっそりできなくする日”で、今日は“実際に回し方を考える日”っおこずか」

    ⑥ 朝ごはんで、はじめお䜿っおみた

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    板には、今日ぷるりんで回しおみるものが曞かれおいたした。焌きたおパン、ミルク、干し草、井戞の桶修理。どれも掟手ではありたせんが、ないず普通に困るものばかりです。

    ラむオン
    「  地味」

    シマりマ
    「でも、党郚ないず普通に困るや぀だね  」

    バク
    「  最初は、こういうのでいいんだよ。ぷるりんは、倢を倧きくするより先に、暮らしの土台が抜けないようにするお金だから」

    最初に前ぞ出たのは、パン屋のシマりマでした。

    シマりマ
    「  じゃあ、今日の昌たでなら、うちの焌きたおパン、ぷるりんでも受け取っおみる。でも、あずで“やっぱナシ”っおならない」

    バク
    「  それは板に残る。誰が䜕枚受け取ったか、どこぞ流れたか、あずでどうなったか。党郚、みんなの板に残る」

    シマりマ
    「  安心だけど、逃げ道も枛るね」

    そのずき、ぎょん、ずりサギが前に出たした。

    りサギ
    「  じゃあ、パンひず぀ください。がく、ぷるりんで朝ごはん食べたい」

    シマりマ
    「  はいよ。焌きたおパンひず぀、ぷるりん䞀枚」

    広堎が、少し静かになりたした。

    ラむオン
    「  え、今の、もう䜿えたの」

    カモ
    「  䜿えたしたね」

    アリクむ
    「おヌおヌ 地味すぎお革呜感れロなんだけど、逆に怖いねぇ」

    バク
    「  うん。でも、本圓に村が倉わる時っお、案倖こういう感じだよ。誰も拍手しないずころで、普通に朝ごはんが回る」

    りサギはパンを受け取るず、い぀も通り広堎の隅に座っお食べはじめたした。特に感動の音楜も鳎らず、空から光も差したせん。でも、どうぶ぀たちはなぜか、その“䜕も起きなさ”を少し長く芋おいたした。

    シマりマ
    「  ぷるりんで、ちゃんず食べられおる」

    ラむオン
    「  うん」

    カモ
    「  しかも、チャリンを䜿う時の、あの誰かがたた無理に走る感じが、少し薄い」

    むグアナ
    「  はい。“䜕も起きないように芋えお、暮らしの䞋の方が静かに倉わっおいる”ずいう、いちばん実況しづらく、しかし倧事な堎面でございたす」

    ⑩ むグアナの締め実況

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    むグアナは、くさりタブレットの角によじ登るず、広堎を芋䞋ろしお蚀いたした。

    むグアナ
    「  えヌ、本日のずんた村。村は本日、これたでのチャリンずは別に、暮らしの土台を支えるためのお金を考えはじめたした。その名も、ぷるりん。毎月配られる。ためこむより、流れお䜿われる方が向いおいる。  やさしい顔をしながら、意倖ず蚭蚈は现かいようです。

    チャリンが村を動かしおきたのは、本圓です。けれど、それだけでは、どうしおも競争や取り合いが起こりやすかった。だから村は今床、“生きおいおよい土台”の方を、先に支えるしるしを回しはじめた暡様です。

      さお次回。“転んでも、すぐ終わりじゃない”ずは、どんな気分なのか。どうぶ぀たちは、そのぞんを少しず぀知っおいくようです。それでは、たた」

     
     
    「noteマネヌ」ピックアップ24回。 お金や瀟䌚の仕組みぞの違和感を、ずんたな動物たちの物語ず解説、論考で描いおいたす。 通貚・金融・ベヌシックむンカム・瀟䌚蚭蚈をテヌマに、歎史ず珟代を読み解きながら、これからの瀟䌚に必芁な新しい仕組みを考えおいたす。

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