
追悼マラソン #31
私が一番手で、次の走者にバトンを渡した。
思ったよりも早く走れず、
体がずっしり重く感じた。
呼吸は荒く苦しい。
走り終わった後、
「今のスピードでは、遅い!追いつかない!」
と言われた。
…なんだか悔しくて、
もっと頑張ろうと思った。
目が覚めて、これは夢なんだと気づいた。
そして、こう思った。
やっと前に進む準備ができたのかもしれない。
完璧じゃなくてもいいから、
少しずつ前に進んで行こう。
大切な人を失った悲しみはきっと、
癒えることはない。
私が知っている日本語では
とうてい言い表すことのできない
辛さで、苦しさで、
どんなに時間が過ぎても
大丈夫なんて言えない。
悲しみの大きさも、
深さも、
それを受け止める速さも、
人それぞれ違う。
でも、
それでいいんだと思う。
癒やされることのない
深い傷を持っている私が、
今の私だから。
過去の私の努力が、
今の私を作ってくれたのだから。
そんな自分を愛さない理由はない。
ここまで、読んで頂いてありがとうございます。
共感したり、何か感じるものがあれば、
また応援したいなあって少しでも思ってもらえたら
スキを押して頂けると嬉しいです。