見出し画像

耳を澄ますと聴こえるもの[耳ビジnote部]

本日の耳ビジnote部のお題は

「耳を澄ます」

良い言葉です。

最近、朗読をしていて思うんですが、
「聴く」って、大事だなぁ、と。

朗読というと、どうしても「上手に声を出す」ことばかり考えてしまいます。


「声を出す前に、まず聴くことが大切なんじゃない?」

と思うようになりました。

文章を読むときも、ただ文字を追うだけではないんですよね。

「この人、本当は寂しいんじゃないかな」

「強がっているけど、心の中では泣いているんじゃないかな」

そんなものが、文字の向こう側から、ふっと聴こえてくる。

言葉と言葉の間にある「間」からも、何かが聴こえてくる。


「言葉の奥にあるものを聴きましょう」

なんて、生徒さんに言っているわけですが、本当に自分自身も聴けているのか⁉️


これは永遠に続く、作者と朗読者の対話ですね。



静かにしてみると、普段は聞こえていなかったものが聞こえてくる。

朝の鳥の声。

風で木の葉が揺れる音。

誰かの笑い声。

そして、
もっと静かにしてみると、

「ちょっと疲れたよ」

「本当は、これをやってみたい」

「今日は嬉しかったな」

そんな自分の心の声まで聞こえてくることがあります。


だから最近は、少しだけ耳を澄ますようにしています。

人の声にも。

本の言葉にも。

そして、自分の心にも。

朗読を始めて、声を出すことを学んでいるつもりでしたが、

いつの間にか、

「聴くこと」を教えてもらっている気がします。

大きな声で叫んでいるものは、誰にでも聞こえる。

でも、本当に大切なものって、案外小さな声なのかもしれませんね。


さて。

今日は何が聴こえるかな。

いいなと思ったら応援しよう!