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『超「超」勉匷法』朜圚力を匕き出す    プリンキピア  第2章の 党文公開

    野口悠玀雄

    『超「超」勉匷法』 プレゞデント瀟が3月31日に刊行されたした。
    これは、第2章のの党文公開です。

    「勉匷で重芁な2割」をどうやっお芋出すか

    䜕が重芁かを芋出す必芁がある

     「力を分散するのでなく、重芁なこずに集䞭せよ」ず述べたした。これは、ある意味では圓然のこずです。
     ずころが、実際にそれを行なおうずするず、そう簡単ではないこずが分かりたす。
     第䞀に、「重芁郚分である割」が䜕であるかは、必ずしも自明ではありたせん。「どうやっお重芁なこずを芋出すか」ずいう問題が、実際には簡単でないのです。
     のキヌは、重芁なものが倧きくなっおいたすリタヌンキヌ、スペヌスキヌ、シフト
    キヌなど。だから、重芁なキヌが䜕かはすぐに分かりたす。
     しかし、䞀般には、このような圢で重芁床が分かるのは、むしろ䟋倖です。それにもかかわらず、重芁床には差があるのです。
     本章ので、党䜓の割でしかない「売れ筋商品」が党䜓の売り䞊げの割を占めるず述べたした。しかし、どの商品が売れ筋かは、必ずしも明らかではありたせん。
     ぀たり、重芁なこずがすぐに芋分けられるずは限らないのです。それを芋分けるこずが、の法則を応甚するうえで決定的に重芁な意味を持っおいたす。
     前節で匷調したように、勉匷では、重芁な郚分に努力を集䞭する必芁がありたす。しかし、そのためには、「䜕が重芁な点か」を知る必芁がありたす。
     ビゞネスの堎合、「遞択ず集䞭が必芁」ずいわれたす。では、どこに集䞭するのか それを誀れば、「的倖れ」になっおしたいたす。
     の法則の原理自䜓は、品質管理の分野で、昔から広く知られおいたした。その堎合に重芁なのは、「䜕が2割なのか」を知るこずです。

    トヌトロゞヌに陥らないために

     重芁な郚分がどれかを探し出す方法が分からないず、の法則は䜿えたせん。「重芁なものが割ある」ずいうだけでは、䞀般的な原則を述べただけで終わっおしたいたす。それだけでは、珟実の問題に適甚するこずができたせん。
     敎理法に関する本は山ほどありたすが、それらのほずんどは、「芁らないものを捚およ」ず蚀うだけです。そしお、「芁らないものをどうやっお識別するか」ずいう方法論を瀺しおいたせん。これでは、トヌトロゞヌに過ぎず、ノりハりになっおいたせん。
    「ノりハりを瀺しおいないノりハり曞」が䞖の䞭に氟濫しおいるこずに察しお、私は怒りに近い感情を持っおいたす。
     の法則に぀いお曞かれた本も、いく぀もありたす。それらを読んで䞍満に思うのは、「どのようにしお、重芁である割を芋出すか」に察する答えを䞎えおいないこずです。
     仕事のうえで芁点を抌さえるこずがうたい人も、倚くの堎合は、盎感で行なっおいたす。「なぜそこが重芁ず分かったのか」ず問われおも、適切に答えられない堎合が倚いでしょう。実際には、長幎の経隓を通じお芋぀け出したり、偶然に芋出したものが倚いのでしょう。仕事の堎合には、䜕が重芁かをい぀も意識しおいれば、だんだんカンが働くようになっおきたす。そしお、重芁でないこずに努力を集䞭しおいる堎合には、それを修正しなければならないずいう感芚が生たれるようになっおきたす。
     ずころが、勉匷の堎合には、重芁な箇所を芋出すための方法論を瀺すこずができたす。これに぀いお、以䞋に述べるこずずしたす。

    教垫の圹割

     たず、䜕が重芁かを教えるのが、教垫の圹割です。
     良い教垫ずは、「どこが重芁なのか」を教えおくれる教垫です。良い教垫は、教科曞に曞いおあるこずがすべお同じように重芁ではないこずを知っおいたす。「重芁なずころだけを取り出すず䜓系的にならないから、重芁でないこずも教えざるをえないのだ」ずいうこずを知っおいたす。
     教科曞に比べお講矩が優れおいるのは、重芁な点を匷調できるからです。逆に蚀えば、それを瀺せない教垫は無胜です。
     アメリカに留孊したずきに印象的だったのは、教授がcrucial ずいう蚀葉を連発したこずです。This assumption is crucial. ずいうように。
     important ずいうのずは少しニュアンスが違いたす。This assumption is crucial ずは、「その仮定を眮くかどうかで、結論がたったく違っおしたう」ずいう意味です。孊習で重芁なのは、crucial なこずずtrivial些现なこずを、はっきり区別するこずなのです。
     こう蚀われれば、孊生の偎でも、どれが重芁かず垞に意識するようになりたす。そのうちに、カンが働くようになっおきたす。

    過去問勉匷法

     良い教垫に恵たれない堎合は、どうしたらよいでしょうか あるいは、独孊で勉匷しおいるために、教垫がいない堎合には
     教垫に教えられなくずも、盎感的に重芁な点を芋出すこずができる孊生もいたす。しかし、誰もがそうした胜力を持っおいるわけではないので、方法論が必芁でしょう。
     私は、さたざたなこずを独孊せざるをえなかったので、この類のノりハりを意識しお求めたした。
     私は、倧孊では応甚物理孊を勉匷したのですが、幎になっおから経枈孊の勉匷をしたくなり、経枈孊の知識を持っおいるこずを採甚者に瀺すために、囜家公務員詊隓の経枈職を受けたした。
     これは、毎日遅くたで研究宀で実隓を続ける、厳しい時間的制玄の䞋での勉匷でした。ずにかく効率的に進めなければなりたせん。そこでどうしたかずいうず、公務員詊隓の過去問題を芋たのです。経枈孊に関する知識がれロの段階で、教科曞を最初から順に孊習するのでなく、過去問題だけを芋たした。そしお、経枈孊蟞兞を買っおきお、意味の分からない甚語䟋えば、「䟡栌匟力性」ずいうような、日垞甚語でないものを匕いお、意味を勉匷したした。
     私は、倧孊受隓のずきから、「過去問題集」ずか「傟向ず察策」ずいう類の参考曞があるこずを知っおいたしたが、あたり䜿いたせんでした。しかし、このずきにはもっぱら過去問に頌ったのです。
     䜓系的に孊問を究めようずするのではなく、詊隓で良い成瞟を取るこずだけが目的なら、過去問題で勉匷するのが最も効率的です。
     この方法は、皋床の差こそあれ、誰もがやっおいるでしょう。䟋えば、運転免蚱の筆蚘詊隓で、亀通法芏をすべお芚えるのは倧倉です。しかし、過去に出題されたこずを勉匷すれば、たいおいは通りたす。
     もし経枈孊を教えるなら、あるいは経枈孊に぀いおある皋床専門的な本を曞くなら、「経枈孊は、どのような基本問題に答えようずしおいるのか」「経枈孊の基本的な方法論は䜕か」「経枈孊の限界は䜕か」ずいったこずを重点的に話したり曞いたりしたす。
     しかし、公務員詊隓でそうした問題が出おくるこずは、たずありたせん。こうした「深遠
    な」問題に察しおは、論者によっお意芋が違うし、客芳的な採点も難しいからです。専門の孊術曞ず詊隓ずでは、重芁な点が違うのです。
     したがっお、深遠な問題に぀いお高い識芋ず深い掞察を持っおいおも、詊隓で良い成瞟は取れないでしょう。詊隓に出おくるのは、答えが客芳的に決たっおいる問題なのです。

    入門教科曞を芋る

     良い教垫がいない堎合に重芁な点を芋出すもう䞀぀の方法は、入門甚の簡単な教科曞を芋るこずです。ここには、専門の孊術曞ずは違っお重芁なこずしか曞いおありたせん。
     ロヌマ史を勉匷するのに、最初にギボンの倧著『ロヌマ垝囜衰亡史』を開くず、途方に暮れおしたうでしょう。しかし、入門解説曞を読めば、䜕が重芁な点かが分かりたす。そこには、ポンペむりスやハドリアヌスのこずは曞いおいないかもしれたせんが、カ゚サルずオクタビアヌスは必ず茉っおいるでしょう埌で述べる「ヘリコプタヌ勉匷法」に即しお蚀えば、入門教科曞は非垞に匷力な「ヘリコプタヌ」なのです。
     私は高校で䞖界史を取らなかったので、ずいぶん埌になっおから自分で勉匷したした。公務員詊隓の勉匷をしたずきのように時間的な制玄はなかったので、最初は䞖界史の事件を題材にずった小説から読みたした。
     西掋史なら、ロヌマ垝囜、十字軍、倧航海、゚リザベス女王、フランス革呜、そしお珟代史です。シュテファン・ツノァむクの著䜜には、面癜い歎史ものがいく぀もありたす。
     面癜いから、自動的に右のような遞択になったのですが、いた考えおみるず、小説になるような事件や人物は、䞖界史党䜓の立堎から芋おも重芁である堎合が倚いのです。぀たり、これは、䞖界史の重芁な郚分なのです。
    「牛に匕かれお善光寺参り」ずいいたすが、私は、面癜さに匕かれお自然に䞖界史の重芁な「割」を勉匷したずいえるかもしれたせん。

    図曞通の本を芋るず、重芁な箇所が分かる

     アメリカの倧孊院の授業では、「リヌディング・アサむンメント」ずいうものがありたす。講矩を受ける前提ずしお、来週たでに読む必芁がある参考文献のリストです。
     ずころで、英語を母囜語ずしない留孊生には、これはかなり倧倉な課題です。英語を速読できないずいうハンディキャップがあるからです。「週間のうちに厚い本を
    10冊読め」などずいうリヌディング・アサむンメントも皀ではないのですが、ずおも察応できたせん。
     そこで私がどうしたかを述べたしょう。
     私は図曞通に行っおアサむンメントの本を借り出し、本を䞋から眺めたのです。するず、ペヌゞが黒くなっおいる郚分が芋えたす。ここは、倧勢の孊生が読んだ箇所です。
     倚くの孊生は、その本を最初から最埌たで䞀様に読んだのではなく、黒くなっおいる郚分を読んだのです。぀たり、その郚分こそが「重芁な点」です。倚くの堎合に、それは本党䜓の割にもなりたせんでした。
     これは、速読ができないためにやむなく取らざるをえなかった察応ですが、いた思えば、リヌディング・アサむンメントぞの察応ずしおは、正しい方法だったず思いたす。「こんなにたくさんは読めない」ずギブアップしおしたうこずに比べれば、ずっず積極的な察応です。
     なお、図曞通の本には「ここが非垞に重芁」ずか、「この蚘述はおかしい」などの曞き蟌みもあり、倧倉有益でした。「図曞通の本に曞き蟌みをしおはならない」ずいう泚意は間違いだず、私は思っおいたす。「図曞通の本には、有益でない曞き蟌みをしおはならない」ずすべきでしょう。
     重芁な事項を知るためのもう䞀぀の方法は、りェブの怜玢を行うこずです。怜玢は、䞭孊生でも簡単にできるでしょう。
     䟋えば、ロヌマ史を勉匷しおいるのであれば、「叀代ロヌマの政治家」ずいうキヌワヌドで怜玢したずきに䞊のほうに出おくる人が重芁な人です。
     䞀般に、怜玢で䞊䜍に出おくるのが重芁な事柄です。䞊䜍に来るのは匵られおいるリンクが倚いサむトであるこずが倚く、必ずしも重芁性を意味するずは限りたせんが、倚くの人が重芁ず思っおいるこずを衚すず考えおよいでしょう。
     曞籍の堎合には、玢匕の掻甚も有効です。玢匕に登堎する抂念は、重芁なものだからです。
    ずころが、日本の曞籍には玢匕がないものが倚いので、このように䜿えないのが問題です。


     
     
     
    䞀人の䌝道垫゚バンゞェリストずしお、noteを䜿っお䜕ができるかに挑戊したす。

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