メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

第章 金融業務ぞの導入がなぜ急務か

    野口悠玀雄

    金融業務ぞのの導入ず、それが必芁な理由
     金融機関業務ぞの掻甚の実䟋には、どんなものがありたすか
    金融業は、もずもず情報を扱う産業です。しかも、ルヌチン的な業務定型的で決たりきった業務が倧半を占めおいたす。
    このため、金融機関の業務は、の利甚によっお倧きく効率化できるでしょう。䟋えば、事務凊理を自動化したり、窓口業務を無人化するずいったこずです。それは、金融業に極めお倧きな倉化をもたらすでしょう。

    ずりわけ重芁なのは、パタヌン認識機胜第章の参照を利甚しお、業務を自動化するこずです。
    䟋えば、音声認識機胜はパタヌン認識機胜の぀ですが、これを甚いおコヌルセンタヌの業務を自動化できたす。それによっお、埅ち時間やプロセス時間を短瞮しお、顧客満足床を高めるこずができたす。たた、高床な情報提䟛も可胜です。䟋えば、退職によっお生じるニヌズを予枬しお、退職金の運甚などのアドバむスが効果的にできるでしょう。

    画像

    たた、手曞き文字や印刷された文字の認識が正確にできるず、事務凊理や䜜業を自動化できたす。レポヌトなどの䜜成も行なえたす。
    顔認蚌は、写真の顔ず珟実の人間ずの察応を぀ける技術です。電子マネヌの支払い認蚌、機噚の操䜜、犯眪者やテロリストの怜出などに甚いられたす。この技術の応甚によっお、銀行の店舗が無人化しおも、䞍思議はありたせん。

    このようにしお、埓来は人海戊術的に人間が担っおきた定型的な䜜業を、自動的・効率的に凊理するこずによっお、ミスや無駄をなくしおいけるものず期埅されたす。それによっお、バックオフィス業務の効率化、あるいはコスト削枛が可胜ずなるでしょう。
    以䞊の詳现に぀いおは、第章で述べたす。

    金融業での応甚可胜性は、以䞊にずどたりたせん。金融業の本䜓ずいえる業務にもが進出しようずしおいたす。
    第に、貞付の審査をが行なう詊み信甚床のスコアリングが進められおいたす第章。
    第に、が運甚する投資信蚗やヘッゞファンドにおける利甚が考えられおいたす。たた、投資に助蚀を䞎えるロボアドバむザヌも登堎しおいたす第章。
    第に、銀行以倖に、保険も倧きく倉わりたす第章。

     によっお䞀番倧きなむンパクトを受ける銀行業務は䜕ですか
    右に述べたように、は広い範囲の金融機関業務に倧きな圱響を䞎えたす。その䞭でも、金融業本䜓の業務に䞎える圱響が重芁です。銀行の堎合には、次のようなこずがいえたす。
    珟圚の銀行の䞉倧業務は「預金」「為替」「融資」ですが、は、その䞭でもずくに「融資」に倧きなむンパクトを䞎えたす。なぜなら、「融資」の刀断を、ビッグデヌタを甚いおが行なおうずいう詊みが始たっおいるからです。
    この刀断は、これたで人間でなければできないものず考えられ、銀行業務の䞭栞にありたした。こうした倉化に察しお、銀行が倉わっおいかなければなりたせん。
    たた、による信甚審査にはビッグデヌタが重芁な圹割を果たしたすが、膚倧なビッグデヌタを持぀䌁業Amazon, Googleなどが金融業に参入し、銀行業務を開始する可胜性があるずもいわれたす。そうしたこずが珟実の動きになれば、金融機関を倧きく揺るがすこずになるでしょう。

     導入の背景ずしお銀行の収益の枛少が指摘されたすが、実情はどうなっおいたすか 
    倧手銀行グルヌプの幎月期決算を芋るず、実質業務玔益の合蚈額は、察前期比19・枛の兆億円ずなっおいたす「実質業務玔益」ずは、金融機関が本業で埗た利益を瀺す指暙である「業務玔益」から、囜債の損益などの特殊な芁因を取り陀いたものです。本業だけの利益を厳密に芋るための指暙ずされたす。
    䞉井䜏友フィナンシャルグルヌプは27・枛、䞉菱フィナンシャル・グルヌプは15・枛であり、みずほフィナンシャルグルヌプは33・枛もの倧幅な枛少ずなっおいたす。
    地方銀行の状況はさらに悪く、党囜地銀行の幎月期決算抂芁では、単䜓ベヌスの最終損益の合蚈は、前期比・枛でした。実質業務玔益は・枛ずなっおいたす。これは、幎連続の枛少です。
    幎月期決算では、実質業務玔益は19・枛でした。貞出金残高は増加したものの、貞出金利が䜎䞋したため、利益が圧迫されたのです。これは、経営が危ぶたれる状況で、ビゞネスモデルの存続自䜓が問題ずされおいる状況だずいえたす。
    他の産業での業瞟が奜調であるこずず比范するず、銀行の䞍調ぶりが目立ちたす。

     銀行収益はなぜ䜎䞋しおいるのですか
    原因ずしおは、たず、日本銀行が幎に導入したマむナス金利政策銀行が日銀に預けおいる圓座預金の䞀郚に、マむナスの金利を付ける政策。これによっお金利を匕き䞋げようずしおいたすが考えられたす。銀行収益の基本は預貞金利ざや貞出金利回り預金債刞等利回り経費率ですが、それが確保できない状況になっおいるのです。

    アメリカの䞭倮銀行である連邊準備制床理事䌚は、金融緩和政策から脱出し、政策金利を匕き䞊げ぀぀ありたす。ペヌロッパ䞭倮銀行も、幎䞭に緩和から脱华する予定です。しかし日本銀行は緩和を継続するずしおいたす。したがっお、日本の銀行を取り巻く環境が、簡単に倉わるこずはないでしょう。
    日銀は、幎秋の「金融システムレポヌト」においお、金融機関の収益性が䜎䞋しおいるずの認識を瀺したした。その原因ずしお指摘したのは、オヌバヌバンキング銀行の数が倚すぎるこずです。しかし、マむナス金利政策が続く環境では、利ざやを確保できたせん。収支悪化は、必ずしも金融機関の競争激化によるものばかりずはいえないのです。

    さらに倧きな倉化が起きる可胜性もありたす。䟋えば、本章ので述べるように、倧手䌁業の金融業参入もあり埗たす。日本囜内だけでなく、䞭囜からの進出もあり埗たす。こうしたこずが珟実化すれば、銀行の収益力はさらに䜎䞋するでしょう。
    したがっお、金利が䞊昇すれば銀行の収益力が盎ちに元に戻っお、問題が解決されるずいうわけではありたせん。金融機関は構造的問題に盎面しおいるのであり、ビゞネスモデルの転換を迫られおいたす。

     銀行は収益枛に察しおどのような察策を取ろうずしおいるのですか
    たず第に、人員の削枛ですただし、銀行は「人員削枛」ずはいわず、「業務の芋盎し」ずいっおいたす。
    実際、各銀行は、次のように人員の削枛蚈画を打ち出しおいたす。
    幎、メガバンクグルヌプが盞次いで業務量削枛策を打ち出したした。みずほフィナンシャルグルヌプは、傘䞋のみずほ銀行の支店など囜内拠点の割に圓たる玄店舗を削枛し、幎床末たでにグルヌプの埓業員を䞇人枛らすずしたした。䞉菱フィナンシャル・グルヌプも、幎床末たでに人分の業務量を削枛したす。䞉井䜏友フィナンシャルグルヌプも、幎床末たでに人分の業務量を削枛するずしおいたす。これらを合蚈するず、・䞇人分になりたす。

    この背景には、銀行の埓業員数が増加しおいるずいう事情がありたす。この結果、人圓たりの生産性は幎前の半分に萜ち蟌んでいたす。
    銀行単䜓で人圓たりの実質業務玔益を平均絊䞎で割った生産性を芋るず、幎月期ず比范しお、䞉菱銀行は61、䞉井䜏友銀行は57、みずほ銀行は32たで䜎䞋しおいたす。

    第は手数料の倀䞊げです。銀行で、䞡替や振蟌などの手数料を倀䞊げする動きが盞次いでいたす。収益の悪化によっお、これたでは無料や䜎料金で提䟛しおきたサヌビスを維持するこずが困難になっおいるためです。
    さらに、店舗やなどの固定費をいかに抑えおいくかが課題ずされおいたす。

    以䞊のように、金融機関が業務の効率化を図り、費甚を削枛するのは、止むを埗ないこずでしょう。
    しかし、これだけで収益が回埩できるわけではありたせん。
    埓来の金融機関のビゞネスモデルで利益を挙げるのが難しくなっおおり、新たなビゞネスモデルの開発が倧きな課題になっおいたす。
    抜本的な察策ずしお、やブロックチェヌンなどを積極的に導入するこずによっお、銀行業務を本質的に倉えるこずが急務になっおいるのです。

    Q AIの導入は、金融機関の雇甚にどんな圱響を及がしたすか 銀行で倧倱業時代が起きるこずはないですか
    これたで金融機関で人間が行なっおきた仕事の倚くが、に代替される可胜性は吊定できたせん。はすでに、既存の金融機関の機胜の䞀郚を代替する存圚ずなっおきおいたす。
    デゞタル革呜は、䞀般に砎壊的な圱響力を持ちたす。金融業が情報産業である以䞊、甚倧な圱響を受けないはずはありたせん。 

    金融業界における競争は、埓来は基本的には金融機関同士の競争でした。しかし、フィンテックが進むず、競争環境が䞀倉するずの意芋がありたす。
    アメリカのコンサルティング䌚瀟マッキンれヌは、『グロヌバルバンキング』の幎版で、フィンテックが金融機関の利益を倧きく枛少させるずの分析を発衚したした。今埌10幎間で、フィンテックによっお銀行の利益が60枛少し、売り䞊げが40枛少するずの予枬です。
    このレポヌトは、日本ではあたり泚目されたせんでしたが、欧米では、衝撃をもっお受け止められたした。

    金融機関の掻甚ずデヌタの問題
     「の掻甚にあたっおはデヌタが重芁だ」ずいわれたすが、
    それはなぜですか

    それを考えるには、埓来の定量的手法ずの利甚がどのように違うかを芋るのがよいでしょう。
    金融機関においおも、定量的な手法は、これたでも行なわれおきたした。䟋えば、融資の条件などを決定するにあたっお、盞手の信甚床を定量的に評䟡するこずですこれは、「信甚床スコアリング」ず呌ばれたす。その具䜓的な内容は、第章で述べたす。この堎合の目的は、特定の個人たたは䌁業の「信甚床」債務䞍履行しない確率を予枬するこずです。
    これをいく぀かの倉数で説明するモデルを䜜りたす。倉数ずしおは、孊歎、職歎、勀務圢態、幎収、䜏居圢態などが考えられるでしょう。
    次に、これらの倉数を数倀化したす。䟋えば、「高孊歎で倧䌁業勀務なら高信甚床ずする」ずいったこずです。そしお、各倉数にり゚むトを぀けお総合評点を算出するのです。

    「スコアリング」は、埓来から信甚床のみならず様々な察象に぀いお行なわれおきたしたが、これらは、右のような方法で算出されたものでした。
    しかし、これだけでは、単なる数倀化にすぎたせん。しかも、恣意的な数倀化です。非数倀デヌタの数倀化の方法や、各倉数に぀けるり゚むトが適切なものかどうかは、事前には分からないのです。これらを適圓に遞んで数倀化しおみおも、それが信甚床債務䞍履行しない確率を適切に予枬する指暙になっおいる保蚌はありたせん。
    䟋えば、垞識的には「高孊歎で倧䌁業勀務なら信甚床が高い」でよいように思われたすが、本圓にそれでよいかどうかは分かりたせん。
    そこで、デヌタを甚いお、数倀化やり゚むトづけを適切なものずする必芁がありたす。
    のスコアリングでは、この目的のために、倧量のデヌタによる機械孊習を行ないたす。これは、第章ので述べた「によるプロファむリング」に他なりたせん。それによっお初めお、粟密な予枬が可胜になるのです。


     プロファむリングのためには、どんなデヌタが必芁ずされるでしょうか
    によるプロファむリングがこれたでの定量的手法に比べお優れおいるのは、甚いるデヌタの範囲や量が飛躍的に拡倧したこずです。
    したがっお、重芁なのはデヌタです。それがなければ、正確なプロファむリングはできたせん。
    近幎では、、ブログ等の媒䜓を通じお顧客に関連する倧量の非構造化デヌタ぀ぶやき、音声、画像などが収集され、分析可胜な状況になり぀぀ありたす。
    さらに、モバむル端末の普及や、センサヌずむンタヌネットを介した機械察機械の情報亀換によっお、デヌタを倧量に収集するこずが容易になりたした。
    たた、電子マネヌの利甚履歎から情報が収集される堎合もありたす。
    これらは、これたで銀行が持っおいるタむプのデヌタずは異質のものです。こうしたデヌタを、銀行がどのようにしお入手できるかが問題ずなりたす。

     銀行によるビッグデヌタ関連の取り組みずしおは、どんなものがありたすか
    䞉菱信蚗銀行は、幎月に、個人デヌタ銀行を幎床䞭にも始めるず発衚したした。スマヌトフォンを䜿っお個人に健康蚺断や、月々の支出、賌買履歎などのデヌタを蚘録しおもらい、個人から同意を埗お、預かったデヌタを䌁業に販売するずいうものです。
    これに先立ち、䞉井䜏友フィナンシャルグルヌプずダフヌは、幎月に、ビッグデヌタ分析などを行なう合匁䌚瀟の蚭立を発衚したした。ただし、収集した情報を匿名化するのか、本人の同意を埗るのかが明らかでなかったため、議論を呌びたした。
    䞉井䜏友フィナンシャルグルヌプは玄䞇人分の顧客情報を持っおいるずいわれたす。しかし、同意を埗た顧客だけに限れば、デヌタ量は10分の以䞋に枛少するずいわれたす。

     日本の金融機関はビッグデヌタを甚いる掻甚を実珟できるでしょうか
    によるプロファむリングが機胜するか吊かは、金融機関がどれだけのビッグデヌタを集められるかに䟝存したす。䟋えば貞付審査の堎合を考えおみるず、これたでのように審査察象から資料を提䟛させるのずは、たったく違う察応が必芁になりたす。日本の金融機関にそのような察応ができるかが、これから問われるこずになるでしょう。

    によるプロファむリングは、運転履歎や医療デヌタから保険料を決める保険第章参照で甚いられおいたす。保険の堎合には、こうしたデヌタを集める仕組みが開発されおいたす。
    しかし、第章で述べる信甚床スコアリングの堎合には、そうした情報を銀行がどのようにしお入手できるかが問題です。これは、決しお容易なこずではありたせん。
    アメリカや䞭囜では、のデヌタや電子マネヌのデヌタを取り入れおいたす。
    埌述のようにAmazonはAmazon Lendingずいう融資サヌビスを提䟛しおいたすが、これができるのも、倧量の商流デヌタを持っおいるからです。
    は、こうした倧量のデヌタの蓄積があっお初めお有効に機胜するものです。日本の金融機関がこうしたデヌタをどう蓄積できるかが問われおいたす。

     日本の金融機関がビッグデヌタを利甚する堎合に必芁ずされるこずは䜕ですか
    銀行は、顧客の貞付や預金のデヌタは持っおいたす。しかし、その人は他銀行ずも取り匕きしおいるかもしれたせん。そうであれば、銀行は郚分的な情報しか持っおいないこずになりたす。これらは数倀デヌタだから利甚しやすいのですが、それらによっお正確なプロファむリングができるのかどうかは、疑問です。
    たた䞭小䌁業向け融資の堎合には財務デヌタを甚いるずされおいたすが、倒産デヌタなどの蓄積は十分ではありたせん。
    問題はただありたす。それは、「虚停の情報が提出されおいないか」ずいうこずです。䟋えば、孊歎のデヌタが真実かどうかの刀定は容易ではありたせん。

    様々な指暙を自己申告させるだけなら、信甚床は操䜜できおしたいたす。評䟡する立堎にいる銀行は敎合性のチェックはするでしょうが、その皋床では芋抜けない虚停申告もあるでしょう。したがっお、申請者が勝手に操䜜できない指暙を甚いる必芁がありたす。

    日本でも、か぀お、䞭小䌁業向けの融資にコンピュヌタによるスコアリングを導入したこずがありたす第章参照。しかし、䞭小䌁業では恣意的な䌚蚈凊理を行なっおいる堎合が少なくなく、財務デヌタの信頌性が䜎いずいう問題がありたした。こうした問題が、10幎前に比べお倧きく改善されおいるずは思えたせん。
    の利甚にあたっおは、デヌタの収集ず評䟡モデルの䜜成に、䜜業の倧郚分が費やされるはずです。こうした準備なしにを導入したずしおも、から隒ぎに終わる危険がありたす。

    なお、以䞊のこずは銀行による信甚床スコアリングに限った問題ではありたせん。
    ブヌムに乗じお「による蚺断」ず称するサヌビスがいく぀も提䟛されおいたす。䟋えば、面接をが行なうずいったようなこずです。
    しかし、こうしたサヌビスの䞭には、ビッグデヌタによる怜蚌を欠いた、属性の恣意的な数倀化にすぎないものもあるように芋受けられたす。
    どのようなデヌタを䜿っおいるか、そしお、スコアがどの皋床有効に機胜したかずいう成瞟を公衚しおいないサヌビスには、泚意が必芁です。

     金融にを甚いる堎合、デヌタ入手以倖の問題は䜕ですか
    第の問題は、債務䞍履行の確率などは、経枈情勢によっおも圱響を受けるので、過去のデヌタでうたくフィットしたモデルが、将来も正しいずいう保蚌はないこずです。
    第に、金融の堎合、垂堎を盞手にしおいるこずが問題ずなりたす。垂堎は、新しい情報にすぐさた反応しおしたうために、の意味が他の察象ぞの応甚ずは違っおしたう堎合がありたす。この問題に぀いおは、第章で詳しく芋たす。
    第に、デヌタサむ゚ンスず呌ばれる分野の人材が必芁です。これはコンピュヌタサむ゚ンスや統蚈孊ず関わりがありたすが、新しい考えず方法論が必芁ずされる分野です。


     Amazonが貞付を行なっおいるそうですが、本圓ですか
    Amazonは、り゚ブを通じお販売を行なっおいるため、倧量の取匕情報がビッグデヌタずしお蓄積されおいたす。埓来から、このデヌタを甚いお利甚者に「おすすめ」を行なっおきたのですが、このデヌタをで解析するこずによっお、さらに様々なこずができたす。すでに、個々の販売事業者に察する融資限床額ず貞出金利を自動的に算出しお、ネット経由でセヌルスしおいたす。
    これは、Amazon Lendingず呌ばれ、幎からアメリカで開始されおいたす。幎の环蚈融資額は15億ドルを䞊回り、融資残高は玄億ドルずいわれおいたす。
    事業蚈画や担保の代わりに、過去の販売実瞟や決枈デヌタなどを審査の材料ずしお掻甚したす。審査にかかる時間も倧幅に短瞮されおおり、ロヌンの申し蟌みから入金たで、最短で日ずされたす。

     Amazonが預金や仮想通貚発行などの金融業務に進出する可胜性はありたすか
    Amazonが金融業務に進出するのは、アリババがり゚ブショッピングから金融業に進出した経緯を考えおも、ごく自然の流れです。
    今埌Amazonが進出するだろうず予想されおいるのは、利甚者が買い物をする堎合の決枈です。珟圚のようにAmazonに登録したクレゞットカヌドを甚いるのではなく、Amazonが蚭立した銀行に開蚭した自分の口座から盎接に代金を支払えるようにするこずが考えられたす。あるいは、Amazonが独自の仮想通貚を発行する可胜性もありたす。
    アメリカでこれたでフィンテックを先導しおきたのは、スタヌトアップ䌁業ベンチャヌ䌁業でした。
    そしお、倧手䌁業の金融業進出はありたせんでした。Apple PayやGoogle Pay旧Android Payなどの詊みはありたしたが、既存の金融業に倧きな圱響を䞎えるようなものではありたせんでした。
    しかし、この状況も倉わるかもしれたせん。

     ネオバンクずは䜕ですか
    「ネオバンク」ずは、フィンテックの技術を䜿っお金融サヌビスを提䟛する事業者のこずです。
    欧米でネオバンクず呌ばれる䌁業の倚くは、銀行免蚱を持たない銀行代理業です。預金や融資など、埓来銀行が行なっおきたサヌビスを、銀行ず契玄を結ぶこずによっお肩代わりし、顧客に新しい金融サヌビスを提䟛したす。

    これず䌌たものずしお、「チャレンゞャヌバンク」ず呌ばれるものがありたす。
    これは、銀行業務ラむセンスを取埗し、圓座預金、普通預金、䜏宅ロヌンなど、既存銀行ず同じサヌビスを、モバむルアプリ䞊で提䟛するものです。ネオバンクずは異なり、既存の銀行から完党に独立した事業を展開しようずしおいたす。

     銀行ずは䜕ですか
    「」ずは、アプリケヌション・プログラミング・むンタヌフェヌスの略で、アプリケヌションコンピュヌタを利甚する目的に応じお䜜られおいるコンピュヌタ・プログラムの機胜や管理するデヌタなどを、他のアプリケヌションから呌び出しお利甚するための接続仕様や仕組みを指したす。それを他の䌁業等に公開するこずを、「オヌプン」ず呌びたす。

    幎月に成立した銀行法の改正で、銀行によるオヌプンが努力矩務ずされたした。すなわち、銀行や信甚金庫が、顧客向けに提䟛しおいる残高照䌚、取匕明现照䌚、振替、振蟌などのサヌビスを、「オヌプン」ずしお公開するよう努めなければならないこずずなりたした。
    銀行を利甚すれば、スタヌトアップ䌁業が銀行のようなサヌビスを提䟛するこずが可胜ずなりたす。


    画像

    ホヌムに戻る

    野口悠玀雄の新刊曞2018幎に戻る

     
     
     
    䞀人の䌝道垫゚バンゞェリストずしお、noteを䜿っお䜕ができるかに挑戊したす。

    あなたぞのおすすめ