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『䞭囜が䞖界を攪乱する』はじめにその2

    野口悠玀雄

    『䞭囜が䞖界を攪乱する』が東掋経枈新報瀟から刊行されたす。

    4/29~5/6の期間、Kindleで党文無料公開䞭です

    ・5/7朚5/20氎電子曞籍版の先行販売3割匕
    ・5月22日金に党囜の曞店で発売したす。

    これは、はじめに の党文公開その2です。

    はじめにその2

    本曞の構成

     本曞は倧きく郚に分かれおいる。

     第Ⅰ郚の第1章では、コロナりむルスの経枈的圱響に関しお、囜際機関などによる予枬ず研究を玹介した。

     第章以降では、貿易戊争の掚移を振り返る。幎に始たった米䞭間の高率関皎の掛け合いが、どのように進展したかを芋る。そしお、それが米䞭をはじめずする各囜の経枈にどのような圱響を䞎えたかを芋る。圱響は䞭囜で深刻だが、日本をはじめずする䞖界各囜にも及んでいる。珟代の䞖界では、どの囜も囜際経枈ず密接に぀ながっおいるので、貿易、資本取匕、為替レヌトなどを通じお、囜内経枈が倧きな圱響を受ける。
     アメリカの高関皎発動は、圓初、ドナルド・トランプ米倧統領の時代遅れの保護䞻矩的な考えに基づく、愚かな政策であるず評䟡されおいた。同倧統領の祚田ず蚀われるラストベルト「錆びた地垯」叀い工業地垯のこずに鉄鋌業や自動車産業などの䌝統的な補造業を埩掻させ、倱業者に職を䞎えるこずが目的であるず考えられおいた。それは、分業化が進んだ珟圚の䞖界経枈構造を無芖するものであり、アメリカ自身のためにもならないず批刀された。

     しかし事態が進展するに぀れお、そのような芋方では捉えられない倧きな広がりを持぀問題ではないか、ずの受け止め方が増えおきた。実際、関皎だけでなく、ハむテク䌁業に察する芏制策などが、重芁な問題ずしお浮䞊しおきた。
     マむク・ペンス米副倧統領は、「䞭囜に察する鉄のカヌテン挔説」ずも蚀われる挔説を行い、アメリカ囜民の考え方に倧きな圱響を䞎えた。米䞭経枈戊争は、䞭囜ずいう異質な囜家による䞖界制芇を防ごうずするアメリカの匷い意志の衚れであるずの芋方が匷たっおいる。
     米䞭経枈戊争は、トランプ倧統領の個人的刀断によるのではなく、アメリカの支配局や政府党䜓の広範な合意を背景ずしおいる。米䞭経枈戊争の根底には、䞭囜が未来䞖界のヘゲモニヌを握るこずに察するアメリカの焊燥がある。
     実際、米䞭経枈摩擊は、関皎以倖でも生じおいる。それは、ファヌりェむ叩きに代衚されるアメリカの䞀連の攻撃に芋るこずができる。これは、ハむテク産業における芇暩をめぐる戊いなのだ。リブラやデゞタル人民元も、米䞭間での重芁な問題だ。米䞭貿易亀枉での第䞀段階合意はなされたが、経枈戊争が簡単に収束するずは思えない。

     第Ⅱ郚では、䞭囜の成長を、歎史の過皋の䞭で䜍眮付ける。
     たず、人類の長い歎史で䞖界の最先端囜であった䞭囜が、なぜ停滞し凋萜したのかを考える。それは、明の時代に始たった䞭囜の排他政策による面が倧きい。

     この埌、䞭囜の没萜が数癟幎間続いた。それを倉えたのが、幎代末に導入された鄧小平の改革開攟経枈政策だ。
     これによっお䞭囜が工業化し、䞖界の工堎ずなった。ただし、政策を倉曎したから盎ちに成長が可胜になったわけではない。重芁なのは、囜営䌁業の改革を行ったこずだ。瀟䌚䞻矩蚈画経枈時代の名残である非効率な囜営䌁業が残存しおいれば、その埌の発展は望めなかっただろう。これは、歎史䞊最も倧きな創造的砎壊の䞀぀だった。
     幎代の末に、東欧で共産䞻矩囜家が厩壊した。しかし、䞭囜共産党は生き残った。䞭囜が経枈的に発展し぀぀あったこずの圱響があるのはもちろんだが、それだけではなく、倩安門事件で匷硬政策をずったこずが本質的だ。このずきに確立された䞭囜の基本䜓制は、珟圚に至るたで残っおいる。

     䌁業アリババが成長した経緯は、泚目に倀する。アリババは、アメリカのコマヌスサむトのものたねずは蚀えない。䞭囜の事情に合ったビゞネスモデルを䜜ったために成長したのだ。それたでの䞭囜では、取匕の信頌が確立されおいなかったために、党囜芏暡での取匕は䞍可胜だった。アリババのビゞネスモデルは、それを克服した。

     第Ⅲ郚では、䞭囜に勃興し぀぀ある新しいハむテク産業の動向ず、それが意味するこずに぀いお芋る。ここでは、ずくに、によるプロファむリングがもたらす光ず陰を分析する。
     䞭囜では電子マネヌが普及し、ここから埗られるビッグデヌタを甚いお個人の信甚を枬定するサヌビスが始たっおいる。埓来借り入れができなかった人々ができるようになったので、これは経枈発展に倧きく寄䞎する。しかし、半面においお、こうした技術が囜民管理の道具ずしお甚いられ、管理瀟䌚化を招く危険もはらんでいる。

     では、䞭囜は究極の監芖囜家になるのか こうした動きは阻止すべきものなのだろうかそしお、日本は、以䞊のような事態にどう察凊すべきなのか
     䞭囜は「軍民融合䜓制」で軍事革呜を進めおいる。極超音速滑空ミサむルなどいく぀かの分野で、䞖界最先端の兵噚システムを保有しおおり、これに察するアメリカの危機感が匷たっおいる。
     䞭囜が芇暩囜家になりうるか吊かを刀断するキヌワヌドは、「寛容」他民族を受け入れるこずだ。叀代ロヌマは、それによっお匷くなった囜家の兞型䟋だ。珟代䞖界では、アメリカがロヌマの考えを匕き継いだ。アメリカは䞖界䞭の胜力のある人々に成功のチャンスを䞎え、それによっお発展しおきた。䞭囜はその察極にある。䞭囜は、「寛容」の条件を満たしおいないので、芇暩囜家になりえない。しかし、アメリカも䞭囜も、これらの点に関しお倉質し぀぀あるのかもしれない。


     
     
     
    䞀人の䌝道垫゚バンゞェリストずしお、noteを䜿っお䜕ができるかに挑戊したす。

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