メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

『プア・ゞャパン 気が぀けば「貧困倧囜」』 党文公開はじめに

    『プア・ゞャパン 気が぀けば「貧困倧囜」』 (朝日新曞)が9月13日に刊行されたした。
    これは、はじめにの党文公開です。

    はじめに  補助金や 円安でなく、人材の育成を

    ぀いにここたで衰退した日本
     日本の貧しさが、さたざたなずころで目に぀くようになった。 アベノミクスず 倧芏暡金融緩和が行なわれたこの10幎間の日本の凋萜ぶりは、目を芆わんばかりだ。
     人圓たりでみるず、幎には日本はアメリカずほが同氎準だった。しかし、珟圚では玄分のになっおしたった。幎には人圓たりが諞囜䞭で最䞊䜍だったのに、いたは最䞋䜍を争っおいる。そしお、台湟や韓囜にも抜かれそうだ。今埌をみおも、この状態が簡単に倉わるずは思えない第章、第章。この状況が続けば、日本は䞖界から取り残されおしたう。
     しかし、昔はそうではなかった。幎代から70幎代にかけお、日本は䞖界でも皀に芋る高床成長を実珟した。これは先進囜ぞのキャッチアップ過皋だったので、日本型の瀟䌚構造が、経枈成長にうたくマッチしたのだ。そしお、幎代、日本は䞖界のトップに立った。
     ずころが、この頃から、䞖界経枈の構造が倧きく倉わり始めた。本圓は、それに察応しお、日本の産業構造ず瀟䌚構造を倉えるこずが必芁だった。
     だが、日本はそれを怠り、叀い構造を固定化しおしたった。日本衰退の基本的な原因は、日本の経枈・瀟䌚の構造が䞖界の倧きな倉化に察応できなかったこずだ。高床成長ずいう成功䜓隓のために経枈・瀟䌚構造が固定化し、それを倉えるこずができなかったのだ第章。
     この意味で、日本の衰退は、いた突然始たったこずではない。20幎、30幎の期間にわたっお進行しおきたものだ。

    円安ず 補助金が、叀い瀟䌚構造を固定化する
     この状況を倉えるために䜕が必芁か
     岞田文雄政暩は、様々な 補助政策を行なうこずによっお、この状況に察応しようずしおいる。しかし、 補助は、政治的な人気取りにはなっおも、瀟䌚の基本構造を倉えるこずはできない。
      補助は、瀟䌚を倉革する先導分野に察しおなされるのではなく、か぀お経枈の䞭心だったが衰退しおいく分野に䞎えられるのが通䟋だ。
     高床成長期における蟲業がその兞型だ。蟲業に察する 補助政策は、倧芏暡化を促進しお生産性を向䞊させたのではなく、兌業蟲家を枩存しお生産性を䜎䞋させた。
     幎頃以降、 補助政策が蟲業以倖の分野にも広がった。補造業を䞭心ずする高床成長期の経枈を支えた産業が衰退し始めお、政府の保護を求めるようになったのだ。
     䌁業に察する最も倧きな 補助は、 円安ずいう圢で䞎えられた。これが幎頃からの日本の経枈政策の基本になり、 アベノミクスず 倧芏暡金融緩和に継承された。
     しかし、それによっお日本経枈が掻性化するこずはなかった。たったく逆に、䌁業が革新の意欲を倱い、日本経枈はさらに衰退した第章。
     幎には急激な 円安が進んだため、惚状が誰の目にも明らかになった。様々な囜際比范で日本の地䜍が䜎䞋した。たた、物䟡が䞊がったのに賃金はそれに芋合っお䞊がらず、実質賃金が䜎䞋した。この状況が、今埌奜転するずは思えない第章。
     いた、 補助政策が、日本瀟䌚の様々な分野に広がっおいる。 補助によっお、改革ず創造の力が削がれ、甘えず䟝存の構造が広がる。それは、叀い瀟䌚制床をたすたす匷固なものにしおしたうだろう。
     䞀方、人口の 高霢化は今埌もさらに進展するので、 公的幎金の財政状況は深刻床を増す。珟圚の制床のたたでは、厚生幎金の積立金が幎頃に底を぀き、財政砎綻する可胜性が高い。これに察しお、本来は支絊開始幎霢匕き䞊げ等の制床倧改革が必芁だ。しかし、政治家はこうした䞍人気な政策には手を付けようずしない。たた、防衛費や子育お政策の財源手圓は、実際には囜債増発であるものを誀魔化すだけのものになっおいる。日本の政治家は、未来に察する責任を攟棄しおいる第章。

    叀い゚ンゞンのたたでは、日本は埩掻できない
     日本の瀟䌚構造ず産業構造は、幎代頃から倉化しおいない。それたでの時代においお有効だった仕組みが、いた成長の足かせになっおいる。
     日本の遅れは、 デゞタル化の分野でずくに顕著だ第章。
     賃金を匕き䞊げ、豊かさを取り戻すためには、゚ンゞンが機胜しなければならない。それなくしお経枈が成長するこずはありえない。
     アメリカ経枈は、新しい匷力な゚ンゞンによっお駆動されおいる。それは、、ビッグデヌタ、デヌタサむ゚ンス、プロファむリング、生成系などの蚀葉で衚わされるものだ。それは、80幎代頃たでの゚ンゞンずはたったく違う。
     ずころが日本の゚ンゞンは、40幎前、50幎前のたただ。時代遅れで、すっかりサビ぀いおしたっおいる第章。
     取り替えなければならないずいう声はある。いや、誰もがそう蚀っおいる。
     しかし、取り替えるためには、新しい゚ンゞンを䜜り、動かすための人材が必芁だ。ずころが、日本にはそうした人々がいないのである。
     だから、゚ンゞンは、幎頃のたただ。こうした状態で賃金を䞊げようずか、日本経枈を埩掻させようずかいっおも、もずもず無理な盞談だ。
     いた必芁なのは、 補助ではなく、産業構造ず瀟䌚構造を改革するこずだ。
     そしお、それを支える人材を育成するこずだ。人材こそが革新を生み、瀟䌚を倉える。
     ずころがこれに぀いおも、岞田政暩は、 補助によっお察応しようずしおいる。デゞタル田園郜垂構想、倧孊ファンド、半導䜓工堎誘臎の 補助策、等々がそれだ。
     しかし、 補助策は、ここでも瀟䌚の構造を倉えるこずはできない。むしろ、 補助に䟝存する䜓質を広める。重芁なのは、高床の専門的技術を身に぀けた人材が盞応に報われる瀟䌚構造を䜜り䞊げおいくこずだ第章、第章。
     それは決しお簡単な課題ではない。たた政府だけでできるこずではない。日本䌁業の基本的な構造が倉わる必芁がある。そうしたこずによっおしか、日本がか぀おの豊かさを取り戻すこずはできないだろう。
          
    幎月 野口悠玀雄 



     
     
     
    䞀人の䌝道垫゚バンゞェリストずしお、noteを䜿っお䜕ができるかに挑戊したす。

    あなたぞのおすすめ