メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

『ChatGPT「超」勉匷法』 党文公開                          はじめに

    『ChatGPT「超」勉匷法』プレゞデント瀟が3月15日に刊行されたした。
    これは、はじめにの党文公開です。

    はじめに

    ChatGPTが勉匷に革呜を起こす

    ChatGPTの「幻芚珟象」を避けながら、勉匷に掻甚するには

     これたでの教育は、孊校での教垫の授業を䞭心になされおきた。ずころが、生成であるChatGPT が幎の秋に登堎し、勉匷の方法に革呜的な圱響を䞎えようずしおいる。科目によっおは、人間の教垫よりもChatGPTのほうが知識䌝達を効率的に行なえるからだ。この倧倉化に察応しお、勉匷の方法や教育の仕組みを、根底から倉える必芁がある。
     では、ChatGPT 時代にはどのような勉匷法が必芁になるのか 本曞の目的は、この問いに答えを䞎えるこずだ。
     ChatGPT をうたく利甚すれば、勉匷の成果に著しい効果がある。ただし、珟圚の技術では、ChatGPT に党面的に䟝存するこずはできない。なぜなら、ChatGPT の答えには、誀りがありうるからだ。これは「ハルシネヌション」幻芚ず呌ばれる珟象だ。これをいかに避けながら勉匷に掻甚するかが、重芁な課題ずなる。本曞は、これに぀いお、いく぀かの具䜓的な方法を瀺しおいる。

    ChatGPTは倖囜語に匷く、数孊で匱い

     ChatGPT をどう利甚できるか、人間の教垫をどの皋床代替できるかは、教科によっお異なる。その詳现は本曞の第Ⅱ郚で科目ごずに論じるが、抂略を瀺せば぀ぎのずおりだ衚参照。

    画像

    ChatGPT がきわめお有胜なのは、蚀葉の勉匷、ずくに英語など倖囜語の勉匷だ。ここで、ChatGPT は、人間の教垫が及びも぀かないほど絶倧な力を発揮する。囜語の勉匷にも有甚だ。正しい衚珟や適切な衚珟などを教えおもらうこずができる。
     䞀方で、慎重な利甚が必芁ずされる分野もある。その代衚が、算数・数孊だ。なぜなら、ChatGPT の数孊的胜力は䜎いからだ。数孊だけでなく、圢匏論理で間違うこずもしばしばある。うか぀に䜿えば、有益な結果が埗られないだけでなく、誀った知識を孊習しおしたう危険がある。
     ChatGPT は蚀葉を扱う仕組みであり、そのため、数孊的掚論では胜力に欠けるずころがあるのだ。これは、倚くの人にずっお意倖なこずだろう。実際、ChatGPT の孊習ぞの利甚に関するアンケヌト調査の結果を芋るず、数孊の勉匷に利甚するずの回答が倚い。しかし、こうした利甚法は間違いなのだ。
     以䞊で述べた倖囜語ず数孊が䞡極端だ。瀟䌚科や理科は、これらの䞭間になる。うたく䜿えば、ChatGPT は理想的な家庭教垫になる。そしお、興味を維持し぀぀、楜しく勉匷を進めおいくこずができる。
     このように、ChatGPT がどの科目で有甚であり、どの科目でそうでないかを正しく知るこずが重芁だ。

    『超「超」勉匷法』の基本原則は倉わらない

     本曞は、幎月に刊行した『超「超」勉匷法』の続線ずなっおいる。この本を執筆したずき、私はすでにChatGPT を䜿い始めおいたが、『超「超」勉匷法』では、その圱響に぀いお、十分に論じるこずができなかった。第章でChatGPT の登堎を玹介し、第章でChatGPT に぀いお簡単な評䟡を行なうにずどたった。
     本曞は、『超「超」勉匷法』の考えを基本ずし぀぀、ChatGPT が勉匷法をどのように倉えるかあるいは、倉えないかを、䞭心的な課題ずしお考察しおいる。
     英語などの倖囜語の勉匷に぀いおは、『超「超」勉匷法』で匷調した「䞞暗蚘法」が、ChatGPT の利甚によっお容易になる。これは、ぜひずも掻甚すべき倧倉化だ。
     数孊の勉匷に぀いお、『超「超」勉匷法』では、問題の解き方を自分で考え出す必芁はなく、解き方を暗蚘し、それを実際の問題に応甚する蚓緎が重芁だず述べた。この考えは、ChatGPT の時代においおも倉わらない。囜語、瀟䌚・理科に぀いおは、ChatGPT が新しい勉匷の方法を提䟛する。
     なお、『超「超」勉匷法』ず同じく、本曞は孊霢期の勉匷小孊校から倧孊たでを念頭に眮いおいる。ただし、ここで述べる方法は、瀟䌚に出おからの独孊やリスキリングにおいおも等しく有効だ。

    ◆◆◆

     本曞は郚から成る。第Ⅰ郚では、ChatGPT 利甚の基本に぀いお述べる。ここで匷調しおいるのは、ハルシネヌションぞの察凊だ。第Ⅱ郚では、ChatGPT をどのように䜿えるかを、教科ごずに具䜓的に瀺す。第Ⅲ郚では、教育制床にどのような圱響が及ぶかを述べる。

     第章では、ChatGPT ず「超」勉匷法の基本的な぀ながりを考える。「超」勉匷法の原則の䞀぀は、党䜓を捉えるこずによっお郚分を理解するこずだ。そしお、そのために、できるだけ早く先に進むこずだ。これによっお、興味を維持しながら勉匷するこずができる。
     私は、これたで様々な機䌚に、「勉匷は楜しい」ず匷調しおきた。そしお、そのための具䜓的な方法を提案しおきた。ChatGPT は、「超」勉匷法を実行するための理想的な手段だ。

     第章では、ハルシネヌションずそれぞの察凊に぀いお述べる。ChatGPT が出力する結果は、垞に正しいずは限らない。ChatGPT は、数孊的掚論や圢匏論理の応甚で、しばしば誀る。たた、瀟䌚科や理科でも間違った答えを出す堎合がある。
     孊生が誀った知識を身に぀けおしたわないよう譊告を発するこずが、喫緊の課題だ。ハルシネヌションが生じる原因の䞀぀は、生成が数孊の法則や論理法則を理解する際の仕組みにある。ChatGPT は、これらを蚀葉あるいは数字ず蚀葉数字の関係ずしお捉えおいる。数孊的掚論胜力が䜎い基本的な原因は、ここにあるず考えられる。これは、「シンボル・グラりンディング問題」ず呌ばれる難問だ。
     ハルシネヌションに察凊する䞀぀の方法は、䜿い途を限定化するこずだ。たた、ChatGPT
    の答えを曞籍や怜玢゚ンゞンでチェックするこずも必芁だ。

     第章では、ChatGPT の基本的な圹割に぀いお論じる。ChatGPT を甚いれば、怜玢語が分からなくおも調べるこずができるし、適切な怜玢語を知るこずもできる。たた、長い文献のどこを読めばよいかも分かる。぀たり、ChatGPT は、最終的な知識を教えるずいうよりは、そこに至る手助けをするのだ。最終的な知識は、曞籍や文献にある。
     ChatGPT から有益な答えを匕き出すためには、質問力が重芁だ。

     第章では、ChatGPT が英語倖囜語の勉匷にきわめお倧きな圱響を䞎えるこずを述べる。䞞暗蚘法のための教材をいくらでも教えおくれるし、その助けを借りお文章を曞き、それを䞞暗蚘するずいう利甚法もある。なお、英語の勉匷で話す蚓緎は必芁ない。正しく聞くこずができれば、自動的に話せるようになる。
     日本の英語教育では専門甚語の蚓緎がきわめお䞍十分だったが、これをChatGPT が倧きく倉えおくれるこずが期埅される。
     ただし、蚀葉は文化であるので、倖囜語を勉匷する必芁性はなくならない。

     第章のテヌマは、囜語の勉匷だ。ChatGPT は、文章の校正で非垞に高い胜力を持っおいる。この胜力を掻甚しお、自分が曞いた文章を盎しおもらう。ずくに敬語の䜿い方に぀いおは、この方法が有甚だ。たた、䟋や比喩などで適切なものを教えおもらうこずもできる。
     日本語には適切な類語蟞兞がないのだが、ChatGPT がそれを補っおくれる。ただし、ChatGPT の曞く文章が適切なものである保蚌はない。たた、圢匏論理を間違えるこずもある。

     第章では、算数・数孊の勉匷に぀いお述べる。ChatGPT の数孊胜力は䜎いので、慎重な利甚が必芁だ。『超「超」勉匷法』で匷調した「䞞暗蚘法」を行なうのがよい。ただし、珟圚勉匷しおいるこずが実際にどのように応甚できるのか、数孊党䜓の䞭でどのような䜍眮づけなのかなどは、ChatGPT に教えおもらうこずができる。

     第章のテヌマは、瀟䌚科ず理科だ。ここでは、ずくに歎史、経枈孊、物理孊の勉匷に぀いお述べる。ChatGPT を䜿えば、知りたいこず、疑問に思っおいるこずに盎ちに答えが埗られるので、瀟䌚科や理科の勉匷が楜しくなる。読み尜くせないほど巚倧で、面癜い本を読んでいるような楜しさを芚える。

     第章では、たず、人間の教垫ずChatGPT の圹割がどう倉化するかを考える。倖囜語では、ChatGPT ぞの代替が進むだろう。他方、数孊では、人間の教垫の圹割が䟝然ずしお倧きい。囜語や理科・瀟䌚科はこれらの䞭間だ。どの孊科でも、「䜕を孊ぶべきか」を指導するのは、人間の教垫の重芁な圹割だ。
     文郚科孊省のガむドラむンなどでは、課題論文をChatGPT だけで曞くこずを犁じおいるが、これを実行しようずすれば、珟堎では様々な問題が発生するだろう。ChatGPT を積極的に取り入れる方向に転換すべきだ。
     なお、就職掻動での゚ントリヌシヌトをChatGPT で曞ける時代になっおいる。この機䌚に、゚ントリヌシヌトはやめにすべきだ。

     第章では、様々な技術革新が知の独占を砎壊しおきたこずを芋る。生成は、この傟向をさらに進める。その䞭で、倧孊が生き延びるこずができるか吊かを考える。

     第10章では、瀟䌚的な共同生掻を行なう蚓緎の堎ずしおの孊校の圹割を考える。これは、
    ChatGPT によっおは代替できないものだ。むギリスのパブリックスクヌルや倧孊のカレッゞ制での教育がこうした面を重芖しおいるこずを指摘する。たた、瀟䌚に出た埌の勉匷も重芁な課題だ。

    幎12月野口悠玀雄


     
     
     
    䞀人の䌝道垫゚バンゞェリストずしお、noteを䜿っお䜕ができるかに挑戊したす。

    あなたぞのおすすめ