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手術日② 51歳女子、未来を植える


胸にマーキングされたり、注射されたりした後、
一度病室へ戻る。
もう手術が始まる時間になっていた。
慌てて走って自室に戻る。

母が来ていた。
貴重品入れの鍵を母に預ける。
コロナ禍でのルールがまだ適用されていて、
お見舞いは家族限定なのだ。

手術着に急いで着替える。
緊張なんかしてる場合じゃない。
看護師さんが迎えに来て、母と2人で下のフロアの手術室へ向かう。

この時の私は、70代の母の方が心配だった。
看護師さんが母に家族待機室を案内する。
手術が終わった時の呼び出し用ピッチを渡しながら説明する。
母は耳が遠いし、ゆっくり説明しないと理解が
できない。
私がさらに看護師さんの話を大きな声で説明する。
「手術は6時間ぐらいするから、どこにいても
良いよ。
終わったらピッチでお知らせしてくれるから。」
看護師さんに、母は耳が遠いから、大きな声で
話してあげて欲しい事を伝える。
そして母とは家族待機室で、
「それじゃ。」と別れる。

看護師さんと急ぎ足で手術室へ向かう。
病室看護師さんとは違って濃い小豆色の
ユニフォームを着て、いかにもバリバリっとした
雰囲気の手術室看護師さんが入口で待っていた。


🌿🐾💚


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