
「戦略的甘え」をしています
私は、あえて夫に甘えています。
こう書くと、
「甘え上手なんですね。」
とよく言われます。
そこに続く言葉が、
「そんなことできない」
「夫を待てない」
「そんなの無理」
そして一番多いのが、
「自分でやったほうが早い」
そりゃ、そうなんだけどね。
私は、けっして甘え上手ではありません。
ぶっちゃけ、たいていのことは一人でできます。
重いものも、超重いものでなければ持てるし、
虫だって、
ギャーギャー騒ぎながら最後は退治します(笑)
だから、
夫がいなくても生活はできると思います。
……こんなこと口に出してはいいませんけどね(笑)
でも、この先も一緒に暮らしたいから。
私は時々、あえて甘えます。
「電球替えてー。」
「キッチンペーパー切れちゃった。取ってー。」
「リビングのプロペラ拭いてー。」
そんな小さなお願いばかりです。
最初は、
「自分でやった方が早い。」
と私も思っていました。
だってその通りだし。
夫の帰りを待たずに脚立もってきてやった方がすぐ解決するし。
結婚当初は、やってたしね。
でも今は違います。
お願いすることで、
夫が家のことに興味を持ち、気づくようになりました。
キッチンペーパーがなくなりそうだと教えてくれる。
買い物に行ったときに「そろそろ無くなりそうだよ」と教えてくれる。
ストックの場所も自然と覚えている。
私が説明しなくても、
何度もやってもらうことで
暮らしが共有されていきました。
実は、この「あえて甘える」には、もう一つ理由があります。
夫の心が少し疲れていた頃のことです。
「自分なんていなくてもいい。」
本人は言わないけど、一緒に暮らしてたら、そう見える時期がありました。
その時、私は思ったんです。
「あなたがいるから助かってる。」
「あなたがいないと困る」
そのことを毎日の暮らしの中で伝えたい。
だから、
「お願い。」
を増やしました。
できないから頼むんじゃない。
やってもらえると助かるから頼む。
やってもらえると自然と
「ありがとう」
「どういたしまして」
と心につながる会話がうまれる。
あなたがいるから、この暮らしが回っている。
そんな気持ちを、
毎日の小さなお願いに乗せていました。
今では、
「電球替えて。」と言えば、
「ゆかこもできるでしょ」
と言いながらも脚立を持ってきて交換してくれる。
「キッチンペーパーお願い。」と言えば、
「アレクサじゃないんだけどー」
と、言いながらも
ストックの場所もちゃんと知っています。
たまに、言わなくても新しいものが入ってることもあります。
その時は気づいたら盛大な「ありがとう」を言います。
「ほんと、助かる、ありがとう。
あなたなしでは、生きていけないわー」
と…。
また始まったと聞き流しているけど
きっと心にはとどまってくれてるはず。
ちなみに、キッチンペーパーは夫が取りやすいように、少し高い場所に収納しています(笑)
私は脚立ないと届かないけど、夫は脚立なしで届くところ。
これも私の作戦です。
もし私が入院したら。
もし私が旅行に行ったら。
もし何かあったら。
「どこ?」
「何すればいい?」
では、お互い困ってしまいます。
だから私は、家事を教えているというより、
暮らしを一緒につくっている感覚です。
私はこれを、
「戦略的甘え」
と呼んでいます。
甘えるって、
「できないからお願いすること」
だけじゃない。
「あなたがいてくれて助かる。」
そんな気持ちを、
暮らしの中で伝える方法の一つなのかもしれません。
そして
一人で頑張る暮らしより、
二人で育てる暮らしの方が、きっと長続きする。
私の「戦略的甘え」は、
そのための小さな作戦です。