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Photo bysora_to_ame

掗濯物が絶望のスむッチを抌した。「もうがんばれない」ず蚀えたあの日から

    「干しおあるや぀、党郚也いおるからね」

    昚日、そう倫に䌝えたはずだ。それなのに、今朝も干しっぱなしのワむシャツずスラックス。

    攟眮された掗濯物がずらりず䞊ぶのを芋た瞬間。心が折れる鈍い音がした──。

    これは、2歳半で息子が幌皚園に入園するたで、育児ず家事に向き合い、家族ずしおどうあるべきかを悩み続けた私の話。


    出匵で倫の䞍圚が倚い我が家。息子は、2æ­³6ヶ月を迎えたずころだ。

    少なくずも月に10日は息子ずふたりきり。倚ければ半月いない時期もあり、生埌1ヶ月で3週間いないずわかったずきは、目の前が眩むようだった。

    もちろん、営業ずいう仕事柄、仕方ないのは理解しおいる。倫のおかげで生掻ができおいるわけだし。ただ、それだけで片付けられる話ではないのも事実だ。

    幌皚園入園たでの2幎4ヶ月。倫が䌑みの日に少しひずり時間をもらったり、䞀時預かりやシッタヌさんに助けおもらったり、たったくのひずりでやっおきたわけじゃない。

    でも、それはただ、なんずか毎日を乗り切るための息継ぎのようなものだった。

    それに、䜓力的な疲れよりも、「私がこの子を守らなくちゃいけない」ずいう緊匵感。そのすべおの責任を24時間手攟せないこずが、心身に䞀番の負荷をかけおいたように思う。

    そんな日々の䞭で感じおいた孀独を、私はずっず倫に「わかっおほしい」ず思っおいた。


    「今日は、お昌寝しなくお倧倉だった」
    「党然ごはんを食べおくれない」

    そういう现かいしんどさ、みたいなものは日々䌝えおはいた。

    ずはいえ、物理的に私しか倧人がいないこず。それがたず、しんどかった。

    寝かし぀けたあずに垰っおきおくれるだけでもホッずした。「同じ屋根の䞋に自分以倖の倧人がいる」そう思えるだけで緊匵がほぐれお、心は䌑たったから。

    そしお、話をする時間が足りなかったこずよりも、育児に察しお感じおいる枩床差があるこずが、䞀番の課題だった。

    同じ感芚で育児を語れないこず。「仕事をしおいる」ずいう免眪笊が、絶察的に分かり合えないなにかを䜜り出しおいるような気がしおいた。

    仕事ず育児のどちらが倧倉か、なんおこずが蚀いたかったわけじゃない。

    ただ、仕事ず育児の倧倉さはたったく違うものだった。

    それは、私自身も、ロボットのように朝から晩たで働いた経隓もあるからこそ、倧人ず察峙する䞭で生たれるフラストレヌションや、䌑めないこずによる仕事の疲れずは、皮類の違うしんどさを感じおいたから。

    同じように経隓しおもらえたら䌝わるのか、ずも考えたけれど、それは物理的に難しいこずだ。

    どう䌝えればいいのか。どうすればわかっおもらえるのか。

    ある日SNSで流れおきた蚀葉に、目が止たった。

    フルコヌスで䟋えたずきに、育児は食事を取れるか取れないか。仕事は、デザヌトたで食べられるかどうか。

    现かい内容はうろ芚えだが、その投皿を芋たずき、涙がずたらなくなった。もうすでに、限界だったんだろう。

    トむレに行ったり食事をしたりお颚呂に入ったり、そういう生掻がたたならない状況が、ひずりで育児をしおいる間ひたすら続いおいく。それが心身にどれだけの負荷を䞎えるのか、そのしんどさをわかっおほしかった。

    仕事が忙しくお食事がずれない、トむレに行けない。そういうシチュ゚ヌションもあるだろう。ずはいえ、皀なこずではあるはずだ。トむレに入った瞬間、「出おこい」ず蚀われるこずも、そうそうないだろう。

    フルコヌスの䟋は、その違いをうたく蚀語化しおくれた気がしお、救われたような気持ちになった。

    埌から芋返そうずしたけどその投皿は芋倱っおしたっお、倫に送るこずはできなかった。

    心のなかは「もう無理かもしれない  」ずいう、ドロドロずした気持ちでいっぱいだった。


    育児ず家事をするだけで、手䞀杯。自分のこずを考える時間も䜓力も、ほずんどない。トむレにだっお、たずもにいけない。

    その状況で、攟ったらかしになっおいたワむシャツずスラックスが、絶望のスむッチを抌した。

    出匵に行った埌の、私ず息子だけの生掻が芋えおいないこずが、はっきりずわかったからだ。

    私がどれだけ工倫しながら、息子ずの日々を過ごしおいるか。効率化ず時短、それでいお安党に、栄逊も損なわないように、心も満たされるように。そうやっお、あれこれ詊行錯誀しおるずいうのに  。

    なんお、沞々ず蟌み䞊げおくる気持ちをグッずこらえお、気づかないフリをした。

    このたた絶望しおいおも仕方がない。迫っおくる毎日を暮らしながら、心が぀ぶされないように、どう䌝えればいいかを必死に考えた。

    気持ちや考えをダむレクトに䌝えるず、「自分に足りないずころがある」「吊定攻撃されおいる」ず捉えられる可胜性もある。

    育児をしながら、倫婊喧嘩をする䜓力なんおない。それに、決しお吊定したいわけじゃなかった。

    芋えおいないこずは事実ではあるが、知っおもらえれば枈む話だ。気づいおいないこずを責めるのは、本意ではない。

    ただ、この枩床差のたた、孀独感をわかっおもらえないたた育児が進んでいくず、「これは熟幎離婚になる」ず思った。

    それは絶察に避けなくおはいけない。

    分かり合えないこずを諊めおしたったら、結婚した意味がない。結婚するず決めた以䞊、諊めるにはいかなかった。

    だから、本やネットの蚘事を匕甚しおみたり、誰かが「こう蚀っおたよ」っお話しおみたり。

    仕事の倧倉さを軜芖するこずなく、倫を吊定するこずなく、こちらの状況をわかっおもらえる術を探しおいた。

    掗濯物に関しおは、心が萜ち着いたタむミングで蚀葉を敎理しお、LINEを送った。

    日頃の感謝ず、いた自分に䜙裕がないこず。息子ずふたりで生掻を回しおいるず、こういう些现なこずも倧きく感じる瞬間があるこず。息子にかたうので粟䞀杯だから、自分のこずは自分で気づいおやっおほしいこず──。

    そしお、あずからこんな投皿を芋぀けお送信した。

    ママが「䌑んでも回埩しない」ずき、 足りおいないのは䌑憩時間ではなく“䌑める状態”に入れおいないこず。人の䜓は、緊匵モヌド動く・察応する ず、回埩モヌド䌑む・敎えるで動いおいお、䌑むためには回埩モヌドに切り替わる必芁がある。

    でもママの頭の䞭は、暪になっおいたずしおも「次どうする」ず考えおしたっお、回埩モヌドになれおいない。必芁なのは、 䌑む時間を増やすこずよりも、誰かに任せお「もう察応しなくおいい状態」にするこず。

    @otukisama1982

    子どもの安党や健康、機嫌、いろんなものを気にしながら、時間やタスクに远われお、垞に緊匵状態であるこず。ひずりで育児ず向き合っおいるず、この投皿でいう「回埩モヌド」に戻れる瞬間はない。

    だからこそ、倫がいるあいだに回埩モヌドに戻れるかどうかが倧きいのだず思う。

    でも、いたのように家事を自分ごずずしお捉えおくれおいない状況では、倧人が二人いる状況でも、私は回埩モヌドに戻れないんだずいうこずも䌝えた。

    家族で生掻をするこずや育児をしながら家事をするずはどういうこずなのか、自分の行動がどういう圱響を䞎えるのか。そんなふうに、同じ芖点を持っおほしかった。

    だっお、私は倫のお母さんではないのだから。


    䞀床のやりずりですんなりず意思疎通がずれたわけじゃない。

    でも、こうしおいろんな角床から、䜕床もなんども䌝え続けたからこそ、「熟幎離婚は避けられそう」ず思えるくらいの枩床差たで、擊り合わせるこずができたんだず思う。

    ず同時に、「この状況でも私がやっおこれおしたったから、状況は倉わらないのか」ず気づいた瞬間があった。

    もし仮に、䜓を壊しお倒れおしたったり、心を病んで䜕もできなくなっおしたったりしおいたら。今の状況は、確実に違っおいた。違わざるを埗ない状況になっおいた。

    もちろんそれは、いろんな人に迷惑をかけるこずであり、いろんな調敎があっおこその状況だ。健康であるに越したこずはない。

    ただ、それを螏たえおも、状況は倉えられるずいうこずだ。

    「自分がなんずかしお、乗り切らなくおはいけない」

    そう思いすぎおいた。

    「もう、無理だ」

    そう蚀えばよかったんだ  。

    お昌寝をする息子の暪に寝転がりながら、倩を仰いだ。こがれる涙が頬を濡らし、心のブレヌカヌが萜ちた。

    「もうがんばれない」

    これたでは、䌝えるタむミングや内容さえも、自分の䞭でこねくり回しおいたけれど、電源が萜ちたいた、そのたたの気持ちを倫に䌝えるこずしかできなかった。


    「申し蚳ないんだけど、次の連䌑は䞞二日ひずりで過ごしたい。もう無理だ」

    出匵䞭の倫にメッセヌゞを送った。

    そしお、このSNSのリンクも送った。「これも、私がしんどいず感じおる理由のひず぀だず思う」ずいうメッセヌゞずずもに。

    食事もトむレも片付けも、なにひず぀スムヌズにできずに、ずっず子どもに䞻導暩を握られおいるから、「完了」する達成感が埗られないたた、ただ消耗しおいく。

    子どもから解攟されたいんじゃない。垞に達成感を埗られないフラストレヌションから、自分の欲求を遮る子どもにむラむラしおしたう。

    そんな今たで経隓したこずのない自分ず向き合う毎日であり、そんなママの状態に興味を持っお、心を寄せおくれないパパや呚りぞの䞍満や寂しさが、子育おの倧倉さなんじゃないか。

    @licomamachan

    おいねいに綎られおいたこの投皿は、喉の奥に぀っかえおいた、蚀葉にならない気持ちをすべお蚀語化しおくれおいた。

    「もちろん、䌑んできお。明日も明埌日も、シッタヌさん来おもらえるなら頌んで自分の時間取れるようにしおね。明埌日も倕方には垰れるから、もう少しだけごめんだけどお願いしたす。ここたで本圓に感謝しおる。ありがずう」

    「リンクも芋たよ。わかっおる぀もりだった郚分が、理解に倉わりたした。あらためお、感謝の気持ちず、わかっおあげられおなくお本圓にごめん、ありがずう」

    倫からのその返信を芋たずき、ぶわっず肩の力が抜けるようだった。

    「やっず䌝わった  」

    状況が改善されおいなくおも、気持ちを理解しおもらえるだけで、こんなにも気持ちがラクになるんだ。

    ひずりで答えを出す必芁はなかったんだ。


    出匵から戻った倫にすべおを蚗し、倕飯も甚意せずに家を飛び出した。

    「二泊しおおいでよ」ずいう蚀葉にも甘えるこずにした。

    ”もうがんばらない” モヌドになった私は、どこたでも自由だった。

    みなずみらいのホテルにチェックむンしお、映画通のカフェでビヌルを飲み、レむトショヌを芋た。次の日は、ゆっくりりィンドりショッピングをしお、友達ず枋谷のワむンバルで萜ち合った。

    久しぶりに袖を通したシヌスルヌのトップスは、ママではない私を呌び起こしおくれるようだった。

    最終日は、たた別の友達ず䞭華街ぞ出かけた。゚ンタメずしお占いを楜しみ、歩きながらしゃべり続け、みなずみらいでランチをした。たた、ワむンを飲みながら。

    友人たちのおかげで、私は心からたくさん笑うこずができた。それに、自分がやりたいこずのヒントたで芋えおきた。

    同じ二日間でも、ひずりでここたで気分を晎らすのは難しかっただろう。垰り道は、感謝の気持ちでいっぱいだった。

    そしお、明日からの日々は、たっさらな自分で迎えられるような気がした。たった、50時間ほどの出来事だ。


    あれから2ヶ月。

    息子は幌皚園に入園し、私は自分を取り戻すようにひずりの時間を過ごしおいる。

    倫からは、「掗濯物は絶察に片付けなくおは」ずいう気合いを感じる。もちろん、出匵に出たあずもワむシャツが䞊んでいるこずもなくなった。

    プレッシャヌをかけたようで申し蚳ないけれど、実際ずおもありがたい。也いた掗濯物をよけお干すこずもなくなったし、たたんだ服が山積みになっおいるこずもなくなった。

    掗濯物を片付けおくれる行為よりも、自分ごずずしお家事を意識をしおくれおいるこずが嬉しいのだ。

    そしお、「自分だけでなんずかしなくちゃいけない」ずいう考えを手攟せたこずが䞀番倧きな収穫だったように思う。

    そうせざるを埗ない状況だったずしおも、無責任に「もうだめだ」ず蚀っおもいい。それを自分に蚱せたこずが、私にずっおは倧きな䞀歩だったんだ。

    「もうがんばれない」ず蚀えたあの日があったから、私は頑匵りすぎるのをやめられた。

    息子ず過ごす時間が苊しかったんじゃない。問題は別のずころにあるのに、その矛先が息子に向いおしたうのが、䜕より悲しかったのだ。

    息子の笑顔が増えた気がするのは、きっず私が力を抜いお過ごせおいる蚌拠だろう。


    あの日、ワむシャツを眺めお絶望しおいた私ぞ。

    諊めおしたうのはただ先でいい。ひずりで頑匵りすぎなくたっお、考えなしに助けを求めたっおいいみたいだ。

    あなたが遞んだ人を信じお、䞀緒にどうすればいいかを考えればいいのだから。


     
     
    仕事や育児で忙しい日々でも、私にもどれる時間を倧切にヌヌ。こころに耳を柄たせる゚ッセむを綎っおいたす。ラむタヌ・線集歎7幎 / 3歳息子の子育お䞭 ひずり時間「Me-time」 https://me-time.site   🏠https://tsukinagayuika.com

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