
ハプニングとカオスにも程がある、ワンワンワンの日
TOP画像は、ちょうど一年前に撮った故郷の街角での写真。
一年前の今日は実家にいて、呑気に温泉入ってラーメン食べて、ちょっと遅めの初詣をして松本の街をぶらぶらして、家族団欒でモンドールの会をしていた。なんだか得体のしれないウイルスが流行りそうだねえなんて話していて、まさか一年後にこんなことになるとは思いもしなかった。実家が恋しい。早く自由に行き来できる世の中になってほしいものだ。
松本てまりのマンホール
パリの美味しいチーズ屋さん、キャトルオムのモンドール
さて、今朝は滞在許可証更新のための民活(=移民活動)。やりなおしランデブーの日。
結論から申し上げると、一応3ヶ月分のレセピセ(仮滞在許可証)は発行してもらえたのであとはカードの出来上がりを待つのみ。終わりよければ全てよしではあるのだけど、予期せぬ冷や汗系ハプニングと相変わらずのスーパーカオスぶりで、とにかく本当に疲労困憊。お昼過ぎに帰ってきて全身きれいに洗って簡単にアペロしたあと、バタンキューで昼寝ならぬ午後寝をしていた。
前回のすったもんだの復習は、こちらから↓
今回は8時45分の呼び出しで、場所は前回同様、こんなこともなければ近付かないBarbès - Rochechouart(バルベス・ロシュシュアール )駅近くにある移民専用窓口がある警察庁。8時すぎにOtto氏とともに家を出て、メトロにて参る。我が家からは、メトロを1回乗り換えて所要時間30分〜40分。
最寄り駅から4駅くらいしたところで、そこはかとなくいやな予感がする。
お腹が・・・痛い。
出がけに牛乳とコーヒー飲んだからか?それに加えて緊張のせい?明らかにこれは下す系の痛み。
とにもかくにも、パリでこの緊急事態、非常にヤバイ状況なのは間違いない。
なぜか?フランスに来たことのある方ならご存知かと思うのだけど、日本の感覚だと信じられないほど、まじで街中に自由に出入りできるトイレがない。フランス人に限らずおそらく他の国の方々も、日本にきて一番驚くのが日本のトイレ。至るところにトイレがあるのと、ウォシュレットトイレの性能に感動するというが、逆もしかりだ。トイレがないことに最初は驚いたし、日本のトイレ文化は心の底から誇らしいと常々思っている。
では街中で急にトイレに行きたくなった場合どうするか。日中ならデパートもしくはカフェへ。デパートのトイレは有料のところもあるけれど、有料でも入れてくれるだけありがたい。カフェの場合は、コーヒーとかワインを頼む代わりに使わせてもらう感覚なので、結局済ませてもまたトイレに行きたくなるというエンドレス・トイレ状態になるのが難点。
東京で働いていたときも、通勤中に腹痛に見舞われることが結構あったけれど、その場合は途中駅で下車すれば大体どこにでも駅構内にトイレは見つかるだろう。だが前述のとおり、パリのメトロの駅、どこにもないんだ、トイレ。北駅とか大きな駅ならあるけど、寄っていたらランデブーに間に合わない。
しかも、時は早朝8時半。どこも大型店はやっていないばかりか、今まだフランス全土でカフェもレストランも開店NGなので、どこかカフェに飛び込んでというわけにもいかない。ピンチオブピンチ。
時折押し寄せる腹痛の波で冷や汗脂汗たらたらながら、確か手続きする警察庁の建物のなかにはトイレがあったはずとの記憶を頼りに、中にさえ入れればどうにかなるだろうと、とにかく目的地まで急ぐ。
8時30分すぎに着くと、建物前にはすでに20人の列。嫌な予感。
そもそも建物が開いてない。
列の最後尾の人は、8時35分のランデブーだという。
はい来たー。ああこれ、きっと待ってても9時前には絶対開かないな・・・。
ギリギリで渡り歩いてきたフランス生活の勘が働く。
このままじゃ大変なことになるよう😰(←本当にこんな感じの顔)とOtto氏に訴えて、列を抜けて駅周辺まで戻り、どこかトイレを貸してくれそうなところを見つけては飛び入ることに。
1つめ。カフェはダメでもタバコ屋は開店OKなので、駅前でひとつ空いているタバコ屋兼バーを発見。お店の人にOtto氏が、マイワイフのためにトイレ貸してくれないかと頼むも、しまってるからと言ってNG。5ユーロ出すからと畳み掛けても、NG。Pu××××!!!世知辛すぎるだろう。
2つめ。一度も入ったことがないけど、公衆トイレを駅前でみつける。ドラッグとか落ちてそうだなと思いながら、そんなの関係ねぇ。ダッシュで駆け寄るも、hors service(使用不可)。おっぱっぴーな世の中だ。この辺からテンションがおかしい。
3つめ。黄色い「M」。ここなら絶対トイレある!あかりはついてるけど、人がいないうえドアはどれも閉まっている。朝マックはデリバリーやってないの?😭いよいよやばい。ここまでか。意識が遠のいてきた。
4つめ。Mの前に星1つのホテルを発見。どうみても怪しい。怪しすぎる。でも背に腹は変えられない。というかアンパンマンシステムで腹をとっかえたい気分なのだけど、Otto氏はこういうとき案外突き放すので(恨)、ひとりで突撃。移民系の若者たちが3人くらい受付あたりにたむろしているなか、意識朦朧だったのでなんとフランス語を口走ったか忘れたが、必死の形相が通じたのか、従業員用のトイレに案内してくれた。神様仏様天国のおばあちゃまありがとう。
・・・😇😇😇・・・
緊急事態から脱したのち、受付の青年に唯一持っていた5ユーロ札を渡す。え、そんなのいいよ的なそぶりを見せつつもしっかりと受け取る青年。本当にありがとう。これでビールでも飲んでちょうだい。
9時前に警察庁に舞い戻ると、列の人が増えているだけで案の定建物はまだ開いていない。ほれみたことか、やはり私の勘は正しかった。
結局この後さらに寒空の下待ちぼうけして、結局建物が開いたのは9時45分。いい加減にしてほしい。
しかも建物に入るのにまったくオーガナイズされていないから、列の後ろに並んでいても予約時間が8時半など早い時間帯の人々が押し寄せて、まさにその昔教科書でよく見た銀行の取り付け騒ぎみたいな状況に。
いやいや、私も予約時間早いし、こんな密な状況に押し込まれて長いこと待たされたら危険すぎるわと、瞬発力と小さい体を利用して大柄の方々の隙から中に入ることに成功。20人目くらいだったけど、そもそも2回目なので必要書類も少ないし、さくさく受付自体は済んだ。それでも本手続きに呼ばれるまでに30分近くかかったから、これがもし1回目だと思うと、恐ろしい限りだ。
今日はOtto氏もいるので心強いわと思っていたが、必要書類と言われていないフランス語のディプロムを要求されたり、Otto氏がメールで追加書類を送るのに建物内が電波なくこれまた冷や汗。危うく再度やり直しをくらうところだったけれど、ディプロムはコピーで切り抜け、メールはすんでのところで電波が入りなんとかなって、今回もギリギリでなんとかなった。ギリギリでいつも生きていたいわけじゃないけど、なんだかんだでギリギリで何とかなってしまうこの街、嫌いになれないのも事実。
最後にわかったけれど、どうもこの担当の女性、10年滞在用の申請をしてくれようとしてくれていたみたい。だから書類が厳しかった模様。でも、そもそも結婚してから3年以上経ってないと申請自体ができないらしく、次回に持ち越し。
・・・こんな感じで、ハプニングとカオスにどっぷりつかった長い長い午前の民活なのであった。読み返してみるとなんだかリアルに書き殴ってしまったけれど、これもご愛敬ということで。
本日の教訓:朝外出前のコーヒーは、危険☕️
おまけ。午後寝後、これまたソファでぼーっとしていて、久しぶりにFacebookを覗いたところ、うわあああああ!
11月に結婚式を挙げたのでそこを記念日1号としているけれど、本日「1.11」、ワンワンワンの日🐶は、2年前、東京で区役所に婚姻届を出しにいった結婚記念日2号だったことをすっっっっっっかり忘れていた。
色々あったし、何よりビザに必死だったからねーと笑いながら、疲れすぎてなにか作る気力もなく、夜ちょこっといいワインを飲みながら激動の1日を振り返ったのであった。
ちなみにTOP画像は、おっきなプリンとみるぅだよーん🍮


