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Photo byhiiro_archive153

AIが10秒で1千行の文字を出力できても、定食屋のおばさんの一言には勝てない。#舟を編む

    ゆうひ

    何を書くかよりも、誰が書くのか。

    AIが10秒で1千行生み出せるからこそ、「誰が」「どんな思いで」書いたのかを知りたい。

    例えば、
    いくらデータ的には正解でも、「誰が」書いたのか分からないと、受け取ろうとは思えない。

    それよりも、いつも話を聞いてくれる定食屋のおばさん。
    「あんたなら大丈夫よ!」というめちゃめちゃな論理でも、ずっと胸に沁みるだろう。

    「誰が言うのか」
    「どんな想いを込めたのか」


    理屈を超えた部分で、人は動く。

    言葉は本当に不思議だ。

    不器用な奴の一言のありがたさ

    そんな言葉の不可思議さを描いた小説を読んだ。

    辞書編纂に命を捧げる人間を描く、「舟を編む」

    三浦しおんさん著作で、2012年に本屋大賞に輝いた。
    映画化、アニメ化、なんと2025年にはradwimpsの野田さん主演でドラマ化まで。
    形を変えて愛されるのは、「言葉」という誰もが接する根本がテーマだからだと思う。

    辞書編纂チームの主任、辞書作りにおいては天才だけど変人という設定の馬締光矢。それに対し同僚の西岡は、要領は良いが「のめり込めない」ことにコンプレックスを抱いている。
    次のシーンが印象に残った。

    西岡は馬締のことを、辞書の天才だけど要領が悪く、自分とはまったく通じるところのない変人だと思ってきた。
    中略
    そんな馬締の言葉だからこそ、西岡は救われる。要領が悪く、嘘もおべっかも言えず、辞書について真面目に考えるしか能のない馬締の言葉だからこそ、信じることができる。

    馬締はまっすぐに「あなたがいないと辞書編纂チームはやっていけない」と伝えた。
    嘘がつけない馬締の一言だからこそ、心が救われたのだ。

    言葉とは「誰が」「どんな思いで」言うのかで決まってしまう。

    だからこそnoteを書いていく

    改めて、なんでnoteを書くのかを考えた。

    「みんな書いてるテーマだし…」
    「何もない自分が書いたって…」
    「目立つ実績もないし…」

    そんな風に考えてしまうことってないでしょうか…?
    僕はある。何度も。

    だけど、あなたが書くからこそ意味が生まれるのだ。

    有名な人が語っても届かない人には届かない。
    逆に無名の人が書いた素朴さに心を打たれる人もいる。

    文章が上手いとかは関係ない。
    ノウハウだけが大事ではない。

    等身大で書いたからこそ、届けられる。

    自分なんて…と思ってしまう時こそ、
    そのままの気持ちを書きたい。

    きっと誰か一人には届くはずだから。


    舟を編むように、
    繊細な言葉で思い出すのが、ひいろさん。
    先日メンバーシップを始められました。

    ひいろさんのnoteには、言葉でそっと読者に寄り添うという信念と誠実さを感じます。
    ぜひnoteを覗いてみてください。

     
     
     
    「旅」と「読書」が大好き。 動画編集をやっています。

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