
今を楽しみたい私が老後資金を貯める理由
「今を楽しむために必要なものには出費を惜しまない」が私の今の気持ち。
今しかない子供との時間を最大限楽しみたい。
旅行に行って、おいしいものを一緒にたべて、楽しい思い出を作りたい。
マイケルジャクソンのマネをしてムーンウォークをする息子と、その息子のマネをする娘を見て笑っていたい。
とはいえ、キリギリスよろしくバンバン使うのも、抵抗があります。
将来子供に迷惑かけたくないですし。
今を楽しみたいと言いながら、iDeCoを使って老後資金を積立している。
今回は、こんな私のお金との付き合い方を書いてみたいとおもいます。
何を得られるかよりいくらかかるか
お金とはじめて向き合ったのは、小学生のとき。
お小遣いとお年玉をコツコツ貯める。
通帳の残高が増えてムフフ。
モノの値段を見て、あれも買えちゃう、これも買えちゃう、と思うだけでなんだかすごい人になった気分になれました。
時が過ぎ、大学生になるときお金とはちょっと重たい付き合い方になりました。
私の家庭事情では、大学進学するなら奨学金を借りる必要がありました。
借入の段取りから返済まですべて自己責任で。
当時アルバイトの時給800円の女の子に百万単位の借金はなかなか心理的にヘビー。
お金が必要になる場面、その時の私の頭は何が得られるかよりいくらかかるかの方が重要でした。
合宿代そんなにかかるならこのサークルは無理だな。
留学、こんなにするの?無理やん。
海外旅行高っ!無理〜、みたいな感じ。
でも当時の私にとってはそれが当たり前のお金との付き合い方で、必要なことでした。
価値観は少しずつ変わる
お金とはシビアな関係でしたが、楽しかった大学生活を終え、地元の中堅どころに就職。
安定収入を得て、返済が進むとお金がないことへの焦燥感は徐々に薄れて行きました。
それと反比例するように、結婚し子供を持ったことで今あるものがずっと続くわけでない感覚が強くなっていきました。
あっという間に赤ちゃんじゃなくなって、子供になったわが子。
そろそろ家族旅行デビューかな?と思っていたころにコロナの感染症流行と、妹の大病が極めつけでした。
子供が何才になったらやろうと思っていたことができなくなる。当たり前の日常が当たり前にこない。
そういう経験をしてから、いくらかかるかより「今」にお金を使うこと、「何」に使うかを強く意識するようになりました。
おまもりがあれば今を楽しむこともできる
コロナが明けて、家族旅行を解禁したら楽しすぎてハマりました。
やりたいことがあったら、いつできそうか考える。
その経験はお金を出す価値があるか。
そんな風に考えるようになっていきました。
でも、お金がない焦燥感を私は身をもって知っている。
今を楽しむためには、過去の私を納得させる必要がありました。
私にとっての、「今を楽しむ」は享楽的にお金を使うことではありません。
家族旅行が楽しみだから、そこはできる範囲の最大化をする。
いくらかかるかより得られるもので判断する。
一方で、「ちゃんとしてる」自分も持っておく。
今回の話では、iDeCoがその部分。
いくらあればいいか正確に分からない老後資金の最大化は目指さない。
答えの出ないことで悩み続けることは思いのほか疲れます。
NISAという選択肢もあるけれど、これは老後資金!とラベリングしておけることが私には合っていました。
「今を楽しむ」と「将来のため」という2つの軸。
ことお金に関しては矛盾したテーマだな、と感じています。
でも、どちらかを選んでどちらかを捨てるのは私には不安しかない。
私にとって老後資金は老後に使うためだけに取っているわけではありません。
未来への備えも安心感があるからこそ、今子どもと笑い合う時間にお金を使うことができる。
私が老後資金を貯める理由。
それは未来のためだけでなく、「今」を楽しむためのお守りだから、です。