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【䞉぀の魂を宿した転生者】 #6 倢の話「決意ず始たり」

    「あれ、がくは寝おいた  。あ」
     自分が郚屋のベッドに座っおいるこずを䞍思議に思ったずきに気づいた。「そうだ。あの埌、冒険者ギルドで報告したけど、今は䜕もできるこずはないからず魔石を換金しおもらっお。その埌、宿に垰っお早めに䌑んだはずで  。そうか。これは昚日ず同じ堎所なんだね」
     自分が泊っおいる郚屋にそっくりだけど違う郚屋。ここは、倢の䞭なんだね。
    「でも、みんながいない」
     少幎二人も、女性もいない。でも、それなら、がくは䜕でここにいるんだろう
    「悪い 埅たせた」
    「あ」
     がくず話をしおくれた少幎が突然珟れた。でも、もう䞀人の少幎ず䞀緒じゃないみたいだ。
    「すぐに優も来る。ちょっず埅っおおくれ」
    「どこにいたの」
    「どう蚀えばいいかな、お前の奥底にいるずいうか  」
    「」
    「悪い。俺もうたく説明ができるほど分かっおいるわけじゃないんだ。ただ、ここはナりの倢の䞖界で、俺達は普段はここじゃなくお芋えないずころにいるんだが  うたく説明ができん」
    「ゆうさんに聞けば分かる」
    「倚分 優の方が詳しいずは思うけど  」
    「すみたせん。お埅たせしたした」
    「わ」
     少幎ず同じく突然珟れた女性に驚く。
    「なぁ、優。俺達がいるずころっお䜕お蚀えばいい」
    「え そうですね。魂の䞖界ですかね 倢の䞖界の奥にあるのですが  。すみたせん、良い衚珟が思い぀きたせん」
    「なんずなく分かったからいいよ。それよりも、二人に聞きたいこずがいっぱいあるんだ」
    「ああ。今日が話す日なんだろう。玄束は守るよ」
     少幎の衚情が硬くなっおいる。やっぱり今日の出来事ず関係があるみたいだ。
    「ナり。たずは、あなたの話を聞かせおくれたせんか 私達はあなたのこずを芋おいおも、すべおを芋るこずはできず、断片的にしか分からないのです」
    「わかった。実はね  」



     がくが今日ダンゞョンであったこずを話し終えたら、女性の顔色が倉わった。
    「そんなこずっお  」
    「なぁ、ナり。黒い『ラむオン』みたいな生き物っお蚀っおいたな」
    「うん」
    「昚日、ナりから話を聞いたずきも怪しいずは思った。でも、倧きさが違ったから、偶然䌌おいるだけの別な化け物だず思っおいたんだけどな  。ナり。お前の転生前は俺達『䞉人』だったんだ。俺  いや、寝おいた人がいただろ その人ず倧勢の人を殺したのが、あの生き物を倧きくした奎だ」
    「え  」
     転生前が䞉人 䞀人じゃなくお そしお、あれを倧きくした生き物に殺され  
    「ごめんな。やっぱり蚳が分からないよな。ちゃんず順番に話すから聞いおくれ」
    「う、うん」
     がくの頭をなでお萜ち着かせようずしおくれお。少しだけ萜ち着いた。少幎は、やっぱり、がくのお兄さんみたい。



     お兄さんから時系列順で説明しおもらう。
    「えっず、今は寝おいるお兄さんは、自分が殺されたずきの出来事にショックを受けお魂が傷぀いおしたっお。そしお、ゆうさんは魂を導く存圚で、今は寝おいる『魂が傷぀いおしたった』お兄さんず満足に話ができないから、寝おいるお兄さんを耇補したので、お兄さんが生たれた そしお、党員で転生しおやろうず魂を融合したから、『がく』になった  」
    「そう」
    「なにそれ」
     時系列順で聞いおも蚳が分からないんだけど
    「俺も未だに蚳が分からないず思う。だけど、実際にこうしお『ナり』ずしお転生しおいるからなぁ」
    「他に最善の方法がなかったのもありたすが、このような手段で転生した私達の耇雑な事情を䜕も知らないであろうナりに話しお負担をかけたくなくお。あなたはあなたの人生がありたすから。私達はあなたの邪魔をしたくなかったんです  」
     衚情が分かりにくいけど、䞍思議ず、女性が泣きそうな顔をしおいるず思った。
    「だから、俺達がナりの魂の欠片ずしおナりの䞭にいるこずは驚いた。でも、ナりの邪魔はしたくなかったけど、ナりの人生のお裟分けをしおもらえおいるみたいでさ。ここ二日間、俺は幞せだったんだよ」
    「そうですね。それは私もです。興味深い䜓隓をしお幞せな気持ちになれたした。これからの毎日が面癜く楜しいものになるのではないかず、期埅も持おたしたし」
     寝おいる人はずもかく、あずの二人は、これからも、がくを芋守っおくれおいる存圚っおこずでいいのかな。それにしおも、あの生き物は䜕だろう。聞いおみたら、教えおくれるかな。
    「ね。あい぀は䜕なの」
    「うヌん。俺にも分からん。本䜓の蚘憶も、あい぀に殺されたずころで終わっおいるし  」
    「転生時に詳现な情報は匕き継がれなかったので確かなこずは蚀えたせんが、そもそも、圌が殺されたこずはむレギュラヌだったはずです。だから私が生たれたので」
    「だずしたら、今回のもむレギュラヌだろ。でも、ナりのずころに珟れたあい぀ら、俺の蚘憶よりもずっず小さかったんだよなヌ  」
    「調べようにも、私達は既に前の䞖界から離れおいたす。困りたしたね  」
    「そもそも、どうしお俺の本䜓が殺されたのかも分かっおいなければ、あの蚳の分からない化け物が今どうなっおいるのかも分からないんだ。あの化け物がナりの䞖界にも出るのなら、俺達は十分に譊戒するべきだ」
    「確かに、そうですね  」
     二人の話を聞いおいるず、すごくムカ぀いおきた。
    「あい぀、邪魔だな  」
    「ナり」
    「がくには、よくわからない。でも、あの生き物がお兄さんの䞖界にいる化け物ず同じっおこずは、ここたで远いかけおきたっおこずなんでしょ そういうのっお、ストヌカヌじゃないの ストヌカヌなら、ぶっ飛ばせばいいじゃん」
    「ストヌカヌ  」
    「あれ、違う あれ、ストヌカヌっお䜕だっけ」
    「぀きたずい、埅ち䌏せ、し぀こく远いかける行為は、確かにストヌカヌ行為かもしれたせんが、あのような生き物をストヌカヌず蚀っおいいのでしょうか  」

    「ハハッ   そうか。そうだよな やべヌ、おもしれヌ」
     突然、笑う少幎が怖いず思う。どうしちゃったんだろう  
    「あれ がく、倉なこず、蚀っちゃった  」
    「さ、さぁ  。私も初めお芋たすので  」
    「そうだよ ナりに軜く蚀われたから驚いたけどさ。そうだよな。確かにそうだよな そういう迷惑行為をストヌカヌ行為っお蚀うんだよな そうか。あい぀はストヌカヌか 随分ずタチの悪いストヌカヌだな、おい 芋た目が凶悪すぎるだろ」
    「え、えっず  」
     眮いおけがりになる、ゆうさんずがく。

    「そうだよ。俺は䜕を怖がっおいるんだ。ナりにずっおは雑魚じゃねぇか、あんな化け物。やるこずの噚も小さい匱ぇダツに、䜕をトラりマになっおいるんだ、俺は」
    「あ、あのヌ  」
     ね、萜ち着いおよ。がくに気づいおよヌ

    「よし ナり」
    「え、な、䜕」
     突然、い぀ものお兄さんの雰囲気に戻った気がしお驚く。急に倉わりすぎじゃない
    「俺さ、あのずき、『たた』お前ず混じっおいたんだけどさ。魔法は無理だけど、それ以倖の胜力なら俺が匕き出せるわ」
    「え」
    「たずは、俺が芚えおいる空手の技、党郚お前に身に぀けさせおやるよ」
    「え ど、どういうこず」
    「単玔な話だ。戊闘のずき、俺がお前ず混じるから、自分の䜓で俺の動きを芚えろ」
    「え、ええヌ」
     たた『混じる』っお蚀った   たたに、よく分からない感じになるのが、お兄さんず『混じっおいる』っおこずなのかな  
    「あなた、倧分スパルタですね  」
    「こういうのは、䜓で動きを芚えるのが䞀番だからな。ずはいえ、この䞖界の技も色々あるだろうし、ナりに合うものは空手じゃない可胜性もある。だから、ちゃんず、こっちの䞖界の専門家にも教われよ」
    「う、うん  」
    「たぁ、䞀気に情報を䌝えたからな。よく分かっおねぇのも無理はないか。たぁ、少しず぀分かっおくるず思うからさ。頑匵れよ、ナり」
    「うん」
     少なくずも、お兄さんからの『頑匵れ』は受け取ったから。だから、がくは頷いた。
    「あず、これだけは蚀いたかったんだ。ナり、ごめんな。あのずき、俺のトラりマのフラッシュバックが起きお。ナりに迷惑をかけたよな。本圓にすたん」
    「あのずき ダンゞョンで気持ち悪くなったずきのこず」
    「ああ。殺された蚘憶は本䜓じゃなくおも俺にもあるんだ。だから、あのずきは状況が殺されたずきにすごく䌌おおさ  」
    「そうだったんだ  」
     あのずき、すごく蟛くお苊しかった。お兄さんは、ものすごく怖かったんだろうな  。
    「でも、もう倧䞈倫だ。ナり、お前のおかげだよ」
    「がくは䜕もしおいないのに」
    「お前の、その芏栌倖のチヌト胜力ずステヌタスは匷い。䜕より、鍛えれば曎に匷くなる。だから、あい぀には負けないだろ。ナりが無残に殺されるこずもない。だから、もう俺は平気なんだ。お前のおかげだよ」
    「そっか」
    「ふむ  。そうですね。それでは、私もナりのために䜕かをしたしょうか。魔法は私にはないものなので䜿い方が分からないのですが、その代わり、冒険䞭に䟿利なスキルがあれば䜿い方ず共に教えたしょう」
    「え。ゆうさん達ず話せるの」
    「いいえ。私達ずお話ができるのは、この倢の䞖界だけです。私からナりに、䞀方的に䌝えるむメヌゞですね」
    「そうなんだ  」
     なんだ。お話ができるず思ったのに。ちょっず残念。
    「倧䞈倫ですよ。私達はナりのこずを応揎しおいたすから。それにダンもいるのでしょう だから、ナりは䞀人ではありたせんよ」
    「うん。二人共、ありがず。がくの、お兄ちゃんずお姉ちゃんみたい」
    「え。どうなんだ この堎合っお、兄ず姉でいいのか  」
    「たぁ、いいのでは 私は、ナりに『ゆうさん』ず呌ばれるよりも『お姉さん』ず呌ばれる方が嬉しいかもしれたせん」
    「じゃあ、これからは、お姉さんっお呌ぶ」
    「ナり、ありがずうございたす」

     そうだ。確か、がくは『レベルを䞊げお物理で殎る魔法䜿い』なんだよね。じゃあ  。
    「二人共。がく、決めたよ がく達の人生を邪魔するや぀は、理䞍尜には理䞍尜の匷さでぶん殎っお、ストヌカヌ行為で邪魔するや぀は物理的にぶん殎っお切り離すよ がく、もっずもっず匷くなる」
    「ハハッ いいねぇ。俺達も力を貞す。頑匵れよ、ナり」
    「ええ。ナりの人生、誰にも邪魔させたせん。頑匵りたしょう、ナり」
    「うん」

     これ以䞊、がく達の人生を邪魔させないぞ



     がくの人生ず冒険は、ここから始たったのだった。

     
     
    䞻に、今たで䜜った創䜜䜜品やこれから䜜る創䜜䜜品の公開をしおいたす。 その他、自分が仕事で埗た技術や知識や創䜜掻動を続けおいく䞭で埗た経隓が、皆様の創䜜掻動の悩みの助けになったら嬉しいず思い、創䜜掻動をしおいる䞭で経隓したこずや考察などを蚘事にしお公開しおいたす。

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