
ボランティアエキストラで、ドラマの“裏側”をちょびっとのぞけた
今日は趣味になりつつある
ボランティアエキストラのお話です。
「ボランティアエキストラ、一緒に行かない?」
友人に誘われた時、私は秒で返事をした。
「行く!」
友人の目的は俳優さん。
私はというと…ちょっと違う。
小学校の頃、なぜか
英語も分からないのに英語劇をやっていた。
気づけば“英語”ではなく
“演技”にハマり、中高は演劇部。
だから撮影現場は大好物。
朝から晩まで拘束、待ち時間も、ちと長く
友人は毎回「ごめんね…」と言うけれど、
とんでもない!
むしろ誘ってくれてありがとう!
こんな世界があったなんて!
工場、劇場、病院、カフェ…オフィス
現場ごとに役がもらえる。
ある時は、作業員…
またある時は、病人…
そしてその実態は…一般人!
毎回違う世界に入り込む。
しかも、普段は絶対に見られない
“裏側”まで見られるなんて。
ボランティアなので、もちろんノーマネー。
たまにもらえるドラマのノベルティ。
ステッカーやノート類。
軽食が出た日は、ちょっと嬉しい。
でも、それでもいいのだ。
だって私は、あの空間が好きだから。
そっちから歩いて…そこに座ってて
ここで雑談してる感じで、あ、無言で雑談ね。
と何回か参加しているうちに、
不思議とドラマの見方まで変わってきた。
「え、このシーンまた撮るの?」
と思った瞬間、
「おぉ~、そっか。これがカット割りか」
角度を変えて何度も撮る。
何度撮ってもちゃんと演じ切る俳優さん。
本番前まで雑談していた人たちが、
「本番いきます!」
の声で、一瞬で“主役”や“脇役”になる。
あの空気が切り替わる瞬間がたまらない。
画面に映る“通行人”や“観客”も、
ほぼ大量のエキストラ。
主演俳優さんが映っていない側でも、
スタッフさんたちは全力で動いている。
ドラマって、
本当にものすごい人たちで作られていた。
そして迎える放送日。
誰より真剣にテレビを見る私。
「……いた!」
画面の端に、0.5秒映る自分。
おっと今回は顔半分だ。
一時停止。
コマ送り。
「ほら、ここ! ここ!」
内容そっちのけで、スマホでテレビを撮りまくる。
家族全員あきれ顔。
でもいいの。
画面の端に0.5秒映っただけで、
私はしばらく幸せなのさ。
さて、次の募集はどんなのだ?