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未来は“いまの延長線”でいい?──本当になりたい未来の描き方

    市原孝一 | いっちー

    私がコーチになる前の話です。コーチングを受けていて、こんな問いかけをされました。

    「あなたが考えている5年後の姿は、現状の延長線でしか考えていないのでは?」

    正直、ドキッとしました。

    私はこれまでの自分の成長や周りの変化をベースに「きっとこんなふうに続いていくだろう」と未来を描いていました。けれど、コーチには、その姿を話している私からは、ワクワクした気持ちが伝わっていなかったそうです。

    確かに、自分でもそう感じていました。

    今回のnoteでは、この出来事をきっかけに、「未来を描く」とはどのようなことなのかを考えてみたいと思います。

    ◾️未来を描くということ

    未来を描くとき、私たちはつい「これまでの経験や成果をどう広げるか」という延長線で考えがちです。
    「この努力を続ければ、数年後にはこのポジションに」「今の経験を重ねれば、次はこうなれるだろう」といった具合に。

    けれど、本当に大切なのは「そこに本当になりたい自分の姿があるかどうか」です。
    延長線上の未来は、想像できるぶん安心感はありますが、心からの願いやワクワクを反映していないことも多いのです。

    未来を描くとは、ただ現状を延長することではなく、ゼロから“なりたい自分”を思い描くこと。
    ここに大きな違いがあります。


    ◾️毎日の積み重ねが本当になりたい未来につながるとは限らない

    もちろん、未来は毎日の積み重ねからつくられます。
    けれど、その積み重ねが 「本当になりたい未来につながる行動」 になっているとは限りません。

    今の延長線上にある習慣や行動を続けていれば、安心感は得られるかもしれません。
    でも、そこで得られるのは「続けた結果の未来」であって、必ずしも「自分が望む未来」ではないのです。

    だからこそ必要なのは、積み重ねる前に「どんな未来に向かいたいのか」を明確にすること。
    そうしてはじめて、日々の積み重ねが “本当になりたい未来へ向かう力” になるのです。


    ◾️コーチングと描く、本当になりたい未来

    私を含めた、多くのコーチから受けるコーチングは──
    あなたの「本当はどうなりたい」という気持ちに寄り添い、問いかけることで、目の前の延長線で未来を考えてしまう枠を、大きく飛び越えて、あなた自身の言葉が描き出す「本当になりたいと思う未来」のイメージを明らかにしていきます。

    その上で、
    「どんな環境で生きたいのか」
    「どんな人と一緒にいたいのか」
    「どんな気持ちで日々を過ごしたいのか」

    こうした問いを重ねるうちに、安心感のある延長線上の未来ではなく、胸が高鳴る未来が浮かび上がってきます。

    さらに、その未来をあなた自身が言葉にしていくと、いまの自分とのギャップがはっきりしてきます。
    そして「本当の未来に向かいたいからこそ、今日の一歩をこう選びたい」と、行動が具体的に見えてくるのです。

    コーチングは未来を与えてくれるものではありません。
    けれど、自分の中に眠っている“本当になりたい未来”を引き出してくれるのです。


    ◾️あなたは未来、どうなりたいですか?

    「いまの延長線」から離れてみると、意外なほど自由に未来を描けるかもしれません。
    その未来を想像するときに、胸が高鳴るなら──そこに、あなたの本当に望む未来があるのだと思います。

    ここでひとつ問いを投げかけたいと思います。

    あなたは未来、どのようになりたいですか?




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    それぞれの人が持つ可能性を、対話を通じて最大限に広げたい──そんな思いからコーチングとキャリア支援を学び、国際コーチング連盟アソシエイト認定コーチ(ICF-ACC)・国家資格キャリアコンサルタントを取得。現在は、一人ひとりが納得して進めるよう伴走するコーチとして活動中です。

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