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絵が描けなくても絵が作れる~ポーリングアートで遊ぼう~

    ポーリングアートをご存知だろうか。

    一言で言えば、偶然性を楽しむアートである。普通の絵は、「自分の意思で」線を引いて、絵の具を塗って、頭の中に描いたイメージをキャンバスに落とし込む。換言すれば、描き始める前や最中に、ある程度自分の中でイメージを持つことが必要になってくる。

    一方のポーリングアートは、特にイメージが無くても、「勝手にそうなった結果」を楽しむことができる。ポーリングアートに必要なのは、メディウムに絵の具を溶かしたトロトロの液体を、キャンバスに流し込む作業だけ。そこに気分に応じて、ちょっとキャンバスを傾けたり、ストローで吹いてみたり、ペインティングナイフで引っ掻いてみたりして、遊び心を加えるだけだ。

    用意するもの

    • アクリル絵の具

    • ポーリングメディウム

    • キャンバス

    • 紙コップ(6~10個くらい)

    • (必要なら)ペインティングナイフ、ストローなど

    • レジャーシート、新聞紙

    アクリル絵の具

    私はU-35のものを使用している。大容量のチューブもあり、値段的にも比較的手頃である。

    ポーリングメディウム

    これもU-35のものを使っている。グロスとマットがあるのでお好みで。私はパソコンに取り込みたいのでマットを選んだ。

    キャンバス

    最初は小さめのものが扱いやすくて良い。とりあえず遊ぶだけなら安いもので構わない。

    紙コップ

    100均で買おう。

    ペインティングナイフ

    私はプラスチック製のものを使っている。あるとなにかと便利だ。
    ペインティングナイフを使う場合は、筆洗と、絵の具を拭うためのキッチンペーパーがあると良い。

    レジャーシート、新聞紙

    机や床に敷いておく。絵の具の水分が新聞紙を貫通することがあるので、私は新聞紙の下にレジャーシートも敷いている。

    キャンバスを準備する

    作業する床や机には、レジャーシートと新聞紙を重ねて敷いておく。
    作業中はキャンバスの縁からどろどろと絵の具がこぼれていくため、紙コップを使って高さを出す。そうしないと、新聞紙とキャンバスが絵の具によってくっ付いてしまう。
    結構な量の絵の具がこぼれるため、新聞紙は広めに敷いておこう。

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    こぼれた絵の具によって新聞紙とキャンバスがくっ付かないように、紙コップで高さを出しておく。

    絵の具を出す

    紙コップに絵の具を出す。どんな作品にしたいかによって、それぞれの色の量を調整する。

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    今回は赤、白、パール、黒を使う。黒の分量はちょびっとにした。

    写真では先に全ての色を紙コップに出しているが、一色ずつ調整した方が良いだろう。

    絵の具を練る

    特に赤の絵の具で発生しがちなのだが、絵の具をポーリングメディウムに混ぜた際、ダマになることがよくある。そこであらかじめペインティングナイフや筆で、絵の具を練り、ダマを潰した方が仕上がりが良くなる。

    ポーリングメディウムを混ぜる

    作業の前に、一旦ポーリングメディウムのパッケージに書いてあることを読んで欲しい。特に「揉んで混ぜる」と書いてあるところだ。まず揉もう。
    この工程では、それぞれの絵の具とメディウムを混ぜていく。この際も、一気にメディウムを入れてしまうとダマになりやすい。最初は少しだけメディウムを注ぎ、一旦絵の具と馴染ませてから残りの量を入れると良いだろう。綺麗に混ざるまでにはそこそこ時間が掛かる。
    メディウムの分量なのだが、私は勘でやっている。一応パッケージにはメディウム:絵の具=10:1と書いてあるのだが、個人的にはもうちょっと絵の具が多い方が好みに仕上がる。この辺はやっていく中で好みの量を見付けて欲しい。

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    なるべく泡が出ないように静かに混ぜるのがコツ……、なのだが、私は毎回泡だらけになってしまう。

    しばし待つ

    泡を落ち着かせるため、しばらくの間放置する。私は30分くらい放っておいている。お茶でも飲もう。

    ベースカラーを塗る

    いよいよ色を垂らしていく。
    私の場合は、まずベースとなる色でキャンバス全体を塗る。一旦画面全体をぬるぬるにすることで、後から垂らした絵の具が動きやすくなる。

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    今回は白をベースカラーとする。キャンバスを持ち上げ、角度を変えて全体に塗り広げても良いし、写真のようにペインティングナイフや筆を使っても良い。

    自由に色を乗せていく

    ここからが楽しい。
    兎に角、自分の好きなように、作った絵の具をキャンバスに垂らしていく。あなたは自由だ。何をしてもいい。対角線に絵の具を流してもいいし、ぐるぐる渦を作ってもいい。思い浮かぶままにやろう。このアートに「間違い」はないのだから。

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    好きなように、キャンバスに絵の具を流し込んでいく。

    遊び心を加える

    絵の具を流し込んだあとは、キャンバスを傾けて、絵の具が自由に動くのに任せてみよう。あるいはストローを絵の具に向かって吹いてみてもいい。大きなキャンバスならドライヤーの風を当てる人もいる。私は大体、ペインティングナイフで模様を付ける。絵の具をペインティングナイフで引っ掻くと、対流が起こったような模様ができて面白い。

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    ペインティングナイフで絵の具に模様を付けている。ある程度自分が思ったように動かせる、が、この後結局、全部流れて変化する。

    乾かす

    季節によるが、大体24時間もあれば乾くと思う。
    乾かす間も絵の具は動き続ける。真っ平らな場所に置ければ良いのだが、机も床も、大体多少なりとも傾いているので、前の項で「これで完璧」と思っていたとしても、大概はその通りにならない。それがまた楽しい。
    裏面と紙コップの接地面が乾いていないことがあるので、持ち上げるときは注意しよう。

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    最終的にこうなった。ダマが残りまくっているのは愛嬌ということにしてほしい。そういう日もある。

    何も思い浮かばないときのポーリングアート

    私は割と多趣味である。文章も書くし、絵も(下手だが)描く。刺繍もする。だが何もイメージが浮かばないときもある。何か作っていたいのに、何も思いつかない。そんなときにポーリングアートはオススメだ。
    あなたは色だけ決めれば良い。絵の具を広げる作業だけやれば良い。それだけで翌日には絵が完成する。思った通りにならなかったなら、もう一回やってみよう。今度は色を変えてみても良い。
    是非、楽しんでみて欲しい。

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    早速のリベンジ。今度は青ベースにした。


     
     
    多趣味な蛾。やりたいことが多すぎて目を回している。シダを愛でたり魚を愛でたり、刺繍をしたりCoCのシナリオを書いたりする。双極性障害で闘病中。

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