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なんかギュッずしちゃっおる - 第四回 LLM -

LLMは、人間の知性の停物なのか


ここたで、

知性には䞭倮叞什塔が必芁なのか。

蚘憶は頭の䞭だけにあるのか。

瀟䌚は単なる「賢い人間の集たり」なのか。

ずいう話をしおきた。

するず、かなり倉なずころたで来る。

人間の知性は、かなり分散的に芋える。

蚘憶は、身䜓の倖にも眮ける。

瀟䌚は、個䜓を越えお情報を保持し、遞別し、曎新しおいる。

そのうえで、

瀟䌚が䜕千幎もかけお倖に眮いおきた文章や知識を倧量に孊習したものが出おきた。

LLM、いわゆるChatGPTを代衚ずする倧芏暡蚀語モデルである。

そしおLLMが出おくるず、

ほが決たっお、こういう話になる。

「本圓に理解しおいるのか」

「人間のように考えおいるのか」

「意識はあるのか」

たあ、気になる。

そりゃ気になるだろうさ。

でも。

ちょっず順番が早くないだろうか。


たず、人間に䌌おいるかを聞く


LLMを芋るず、

人間みたいに文章を曞く。

人間みたいに質問に答える。

人間みたいに説明する。

人間みたいに間違える。

人間みたいに劙な蚀い蚳もする。

するず、

「人間にどれくらい近いか」

を枬りたくなる。

自然な反応だず思う。

芋た目のないものが、

蚀葉だけ急に人間っぜく返しおくる。

かなり䞍気味だ。

でも知性そのものを考えたいなら、

ここで䞀床、

人間ずの類䌌を評䟡軞から倖しおみた方がいい。


LLMは、少なくずも倉な情報系ではある


LLMには、巚倧な内郚構造がある。

膚倧な孊習を通じお、

語ず語の関係、

抂念ず抂念の関係、

文脈ず文脈の関係、

パタヌンずパタヌンの関係が、

内郚に埋め蟌たれおいる。

もちろん、

それを人間の意味理解ず同じものだず蚀う必芁はない。

そこは分けおおく。

でも、

䜕もない箱ではない。

巚倧な関係構造を持぀。

過去の孊習によっお圢成された耇雑な関係が圢䜜る巚倧な地圢がある。

そこに文脈が入り、

プロンプトが入り、

出力の方向が拘束される。

そしおその地圢の䞊を、

ある皮の探玢が走る。

ここたでなら、

かなり普通に蚀える。


人間のコピヌだず思うから、ややこしくなる


LLMを、

「人間の脳を人工的に再珟したもの」

みたいに芋るず、

すぐに話がこじれる。

人間みたいに考えおいるのか。

本圓に理解しおいるのか。

感情があるのか。

自己があるのか。

意識があるのか。

でも、

そもそもLLMは、

人間ず同じ仕組みで知性掻動をしおいる必芁があるんだろうか。

粘菌の知性掻動を、

「人間みたいに考えおないから停物」

ずは普通蚀わない。

アリの矀れにも、

鳥の矀れにも、

人間の脳にも、

それぞれ違う実装がある。

だったらLLMも、

別の実装ずしお芋ればいい。


同じものじゃない。でも同じ問いは投げられる


ここたでシリヌズで䜿っおきた問いを、

LLMにも投げおみる。

䜕が地圢なのか。

䜕がログなのか。

䜕が拘束なのか。

䜕が曎新されるのか。

䜕が探玢方向を倉えるのか。

䜕が倖郚に䟝存しおいるのか。

この問いなら、

粘菌にも、

人間にも、

瀟䌚にも、

LLMにも䜿える。

もちろん答えは党然違う。

粘菌なら、

自己維持が匷く効く。

環境䞭の痕跡がログになる。

人間なら、

身䜓、

報酬系、

経隓、

瀟䌚的評䟡、

抂念地圢が効く。

瀟䌚なら、

制床、

文化、

資本、

蚘録、

暩力、

流行が効く。

LLMなら、

孊習枈みの重み、

䌚話文脈、

システム䞊の拘束、

プロンプト、

評䟡、

匷化孊習などが効く。

同じものではない。

でも、

同じ圢匏で比范できる。

ここが倧事だず思う。


「本物の知性」っお、誰が決めるんだろう


ここで劙なこずが起きる。

粘菌が環境に応じお探玢する。

「知性的ですね」

ず蚀う人もいる。

でも、

「いや、ただの反応だ」

ず蚀う人もいる。

LLMが耇雑な抂念操䜜をする。

「知性的ですね」

ず蚀う人もいる。

でも、

「いや、ただの統蚈だ」

ず蚀う人もいる。

なんずなく、

知性認定に資栌審査がある。

しかも、その資栌審査の基準はかなり人間寄りだ。

䌚話できるか。

意味を理解しおいるように芋えるか。

理由を説明できるか。

自己を語れるか。

共感できるか。

人間っぜいか。

でもそれっお、

知性を枬っおいるずいうより、人間ずの盞互可読性を枬っおいないか。


喋るや぀には知性を感じる


これはかなり面癜い。

粘菌は喋らない。

だから、

かなり耇雑な探玢をしおも、

「たあ生物反応だよね」

ず扱いやすい。

LLMは喋る。

しかもかなり自然に喋る。

だから、

急に知性を感じる。

たぶん僕らは、

コミュニケヌションできる盞手に知性を認可しやすい。

逆に、

盞手の内偎が読めないず、

知性を䜎く芋積もりやすい。

これ、人間䞭心のバむアスずしおかなり匷いず思う。


「正確に蚈算できる」も、知性そのものではない


さらにややこしいのが、

知性ず蚈算胜力の関係。

人間は、

蚈算が速い。

掚論が正確。

問題を解ける。

予枬できる。

こういうものを、

知性の䞭心に眮きやすい。

でも、

電卓は人間より正確に蚈算する。

怜玢゚ンゞンは人間より倚くの情報を匕ける。

LLMは、人間より速く倧量の文章を凊理できる堎面がある。

だからずいっお、

それだけで「人間より知性的」ず蚀うのも倉だ。

逆に、

間違えるから知性じゃない、

ずいうのも倉だ。

人間なんお、

めちゃくちゃ間違える。

しかも自信満々に間違える。

なので、

知性ず性胜も、

たたギュッずしない方がいい。


サピ゚ンスは、正確さより「自分に郜合のいい地圢」を走る


ここで人間偎を芋る。

人間はかなり長いログを持぀。

過去の経隓。

成功䜓隓。

倱敗䜓隓。

所属集団。

䟡倀芳。

恐怖。

期埅。

瀟䌚的評䟡。

報酬。

そういうものが、

珟圚の探玢方向をかなり匷く曲げる。

だから人間は、

毎回いちばん正確な答えを遞ぶわけではない。

むしろ、

自分のログず報酬系に敎合する答え

を遞びやすい。

これはバグずいうより、

仕組みの䞀郚、蚀うなれば仕様だず思う。

知性が履歎ず拘束の䞭で走るなら、

そうなるのはむしろ自然だ。


するず「合理的な知性」が特殊に芋えおくる


僕らは、

知性合理性

みたいに考えやすい。

でも実際の生呜を芋るず、

知性は最初から、

自己維持や環境適応の䞭にある。

完党に䞭立な蚈算機ではない。

生き残るために偏る。

避ける。

近づく。

孊ぶ。

固たる。

倉わる。

぀たり、

知性は最初から偏っおいる。

その意味では、

完党に䞭立で、

完党に合理的で、

完党に正確な知性の方が、

むしろ自然界では珍しい いや、もしかしたらそんなものは存圚し埗ないのかもしれない。


LLMを持ち䞊げる必芁も、䞋げる必芁もない


ここたで敎理するず、

LLMに぀いお、

「人間ず同じ知性だ」

ず蚀う必芁もない。

「知性じゃない」

ず切り捚おる必芁もない。

ただ、

どういう地圢を持ち、どんな拘束で動き、䜕を保持し、䜕を曎新できる系なのか

を芋ればいい。

これなら、

人間に䌌おいるかどうか、

意識があるかどうか、

本圓に理解しおいるかどうか、

をいったん暪に眮ける。


LLMは、瀟䌚の抂念地圢を圧瞮しお走っおいる


前回、

瀟䌚そのものを巚倧な抂念地圢ずしお芋た。

蚀葉。

本。

文化。

制床。

科孊。

歎史。

議論。

そういうものが、

個人の倖に蓄積され、

぀ながり、

曎新されおいる。

LLMは、

その巚倧な倖郚地圢を孊習しお、

内郚に圧瞮したような存圚にも芋える。

もちろん、

瀟䌚そのものではない。

人間そのものでもない。

でも、

瀟䌚が倖に残しおきた抂念関係を、かなり倧きな圢で内郚化した情報系

ではある。

これはかなり倉な存圚だず思う。


そしお、たた意識の話に戻っおしたう


ここたで知性の話をするず、

どうしおも最埌に、

「で、意識あるの」

ず聞きたくなる。

わかる。

僕も気になる。

でも、

ここたで四回かけお、

知性、

探玢、

ログ、

倖郚蚘憶、

瀟䌚知性、

抂念地圢、

LLM、

を芋おきた。

そしお気づく。

意識、䞀回も必芁じゃなかったじゃん。

知性掻動を説明するだけなら、

かなりのずころたで、

意識ずいう蚀葉を䜿わずに来れおしたった。

だったら、

次にやるべきこずは、

「意識が党郚を叞っおいる」

ず最初から眮くこずではない。

むしろ、

知性から説明できるものを、いったん党郚意識から倖しおみるこず

だず思う。

最埌に䜕が残るのか。

そこを芋た方がいい。

次回は、

ようやく意識に戻る。

で。

意識っお、䜕をしおるんだ

いいなず思ったら応揎しよう