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literate / literal / literary / literally を一発で見分ける―違いは「接尾辞」で決まる 【受験英語攻略編⑭】

    まずは、4択問題から

    次の文の( )に入る最も適切な語を選べ。
    (ア. literal イ. literary ウ. literally エ. literate)

    ① He is not (   ) enough to read this manual.

    ② This novel is considered a great (   ) work.

    ③ You shouldn't take his joke (   ).

    ④ The (   ) meaning of this sentence is quite simple.


    literate / literal / literary

    👉 似ているので、違いが分かりづらい

    多くの人はこう覚えます👇

    • literate=読み書きできる

    • literary=文学の

    • literal=文字通りの

    👉 しかしこれでは応用がきかない

    最重要

    すべて同じ語源
    letter(文字)= ラテン語 littera
    では、なぜ意味が分かれるのか?

    接尾辞が意味の方向を決めている

    語源は「まとまり」を作り
    接尾辞は「違い」を作る


    ① -ary / -ature(分野)→ literary / literature

    👉 まず押さえるべきは literature(文学)
    👉 「文字でできた世界」そのもの


    「文学部」で理解する

    日本の大学の「文学部」は英語では

    • Faculty of Letters  (この「Letters=文字の集積=学問」)

    • Faculty of Arts

    • Department of Literature(文学科)

    と表記されます

    👉 ポイント
    文学=作品だけではない
    人間を扱う“分野”そのもの

    • literary → 文学の

    • literary work → 文学作品

    「どの世界の話か」を示す言葉になる

    💡ポイント
     -ary / -ature = 分野・領域(世界)


    ② -ate / -acy(能力)→ literate / literacy

    👉 ここはこれで一撃

    「情報リテラシー」

    =情報を読み取る能力


    👉 つまり
    👉 literacy = 「文字を読む力」

    • literacy → 読み書き能力

    • literate → 読み書きできる

    • digital literacy → 情報リテラシー

    👉 だから
    literate → 文字を読める人、教養があり能力のある人

    💡ポイント
     -acy / -ate = 能力・できるかどうか



    ③ -al / -ly(解釈)→ literal / literally

     1) 本来の literally(=文字通り)

    👉 「本当にその通り」

    • He literally fell asleep during the meeting.
      → 彼は、文字通り会議中に寝た。

     2) 現代の literally(=マジで強調)

    👉 「ありえないけど、それくらいすごい」

    • I literally died laughing.
      → マジで(笑いすぎて)死ぬかと思った

    • 注意:入試問題の正解(和訳)としては『文字通り』と訳すべき」

    👉 実際には死んでいない
    👉 ただの強調

     同じ literally でも

    • 事実を強調

    • 感情を強調

    👉 どちらにも使われる

    つまり

    👉 解釈をコントロールする単語

    👉 「どう読むか(事実か/強調か)」

    ポイント
    👉 -al / -ly = 解釈(意味の取り方を決める)


    接尾辞 -al の本質

    -al は「〜に関する(性質)」を表します。literal は「文字に関する → 文字そのものの」という意味から「解釈」へと繋がります。


    ④ 否定:il-(能力を否定)

     illiterate / illiteracy

    • illiterate → 読み書きできない

    • illiteracy → 非識字

    👉 能力(②)を否定しているだけ


    ⑤ 発展:obliterate

    ob-(逆らって)+ liter(文字)
    👉 文字を消す → 完全に消し去る

    • obliterate the record → 記録を抹消する

    👉 「文字を消す」=存在を消す
    「書かれた文字を上からゴシゴシ擦って(ob-)消し去るイメージ」


    全体整理

    👉 すべて「文字」だが

    • literary → 分野(どの世界か)

    • literate → 能力(読めるか)

    • literal → 解釈(どう読むか)

    つまり

    「接尾辞」がこの違いを作っている


    入試で使える視点

    知らない単語でも

    • 語源を見る

    • 接尾辞を見る
      👉 意味の方向が読める


    解答

    ① エ. literate
    ② イ. literary
    ③ ウ. literally
    ④ ア. literal

    ① He is not literate enough to read this manual.
    👉 エ. literate


    ② This novel is considered a great literary work.
    👉 イ. literary


    ③ You shouldn't take his joke literally.
    👉 ウ. literally


    ④ The literal meaning of this sentence is quite simple.
    👉 ア. literal


    今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
    次回も、語源ワールドの探検にお付き合いください。
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    英語教師歴30年以上、語源研究20年。英検1級。フランス語・中国語・ラテン語を学びながら、英単語を語源からたどる連載中。語彙力が英語の土台だと考え、暗記に頼らない語源学習で、受験や資格対策、学び直しに役立つ英語を発信しています。英語学習に悩む人の力になれたらうれしいです。

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