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なんともならない、「なんとかなる」2日目。

    翌日、私は昨日の出来事を引きずったまま、学生時代の旧友と所沢にある二郎系ラーメンを食べにいく会に参加していた。総勢11人。結構な大人数である。卒業以来13年ぶりに会うひともいて、私はそわそわしていた。

    池袋駅西口からレンタカーに乗り、出発する。車内では思い出話や近況報告に花が咲く。仕事何してるの、パートナーはどういう人なの、最近読んだあの漫画面白かったなどなど…久しぶりに会うひととも、話せば話すほどに当時の感覚を取り戻し、それどころか今さらに盛り上がってきたと思うほどに楽しい時間が流れる。これぞ旧友だ。

    にぎやかな会話が一瞬ゆるんだところで、私は勇気を出して切り出した。ねえ、昨日あった話を聞いて供養して欲しいんだけど…。私の言葉にどうしたどうした、とどよめく車内。すかさず昨夜のAくんとのスーパーでの再会の話をする。友人たちは「なにそれ、愛想悪いね…」「そんな態度取るなんて、理解できない」と同情してくれて、私の気持ちは軽くなった。なんともならない事実も、友人たちが寄り添ってくれるおかげで、なんとか気持ちの面で消化できた気がした。そうだ、これが「なんとかなる」ということだった。

    ラーメンを美味しく食べ終わり、休日の渋滞に巻き込まれながら池袋に戻る。車内であれこれ話をする。「あいつは元気かな」「最近会ったけど元気そうだったよ」「あー、俺はお前の結婚式であいつに会って以来だわ」…

    私は会話に混ざったり黙って聞いたり気ままに過ごしていたが、突然ある出来事を思い出す。約8年前、私は結婚式参列に招待されたにも関わらずドタキャンしてしまった。その時呼んでくれたのは、まさに今日この会を計画してくれた子だったのだ。ドタキャンの理由は今となっては思い出せないが、前日の夕方に薄暗い部屋から体調不良で参加できなくなったと謝罪の連絡を入れたことだけ覚えている。人は自らの選択で簡単に自己嫌悪に陥るのだ。それでも、彼はいまだにこうして私と友人でいつづけてくれている。彼は絶対に私が結婚式をドタキャンしたことを覚えているだろうに。その後、私は大学時代の友人から結婚式に呼ばれることはなかった。気にしないようにしていたが、もしかすると私は結婚式ドタキャンブラックリストに載ってるのかもしれない。これはもう、なんともならない。それでも友人たちの優しさでなんとかなっている、と思うしかない。

    なんともならない日々を、なんとかしていく。たぶん、それでしか生きていけない。私は、こんなふうに誰かに支えてもらいながら生きている。

     
     

    lulu

     
     
    ひとに映る自分をとらえたい。踊りながら日々を生きる。ビリヤニも好き。

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