昨日 虹を見た
夕立の後で
わたしはちょうどその時
長年気付かないふりを続けてきた紛れもない事実が突然ぽんと目の前に現れて
驚いてただゆっくりとそれを
受け止めたところだったから
そんなわたしの心の振動がぜんぶ見透かされていて
空が相槌を打ってくれたのだと思った
流れ星も
虹も
夕焼けも
雨雲も
示すのではなく伝えるでもなく
いつでも
優しくただ相槌を打ってくれた
みんなにも見えているはずなのに
わたしにだけ見える暗号のように感じるのは
不思議だね
そうだね
それでいいよって
大きくてあったかい
だからわたしはいつも
ほんとうの孤独ではなかった