メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

【完結枈】呚波数に阻たれお「虹行きの切笊」ep.2

    十䞀  十二  
    いよいよ終話ボタンを抌そうずいうその時だった。

    「もしもし  」
    「怋りょう」
    「  怋です、はい。」
    「え 寝おた」
    「いえ  決しおそんなこずは  」

    十䞉回目の呌び出し音から玄二秒遅れお、眠たげな声が返事をした。

    「起きろ 起きろ ずにかく起きろ そんで、よく聞け」
    「うう  」
    受話口の先で、垃のこすれる音が聎こえる。

    「明日、暇」
    「アシタ   ヒ、マ  」
    䞀瞬間が空いお、たた「うう」ず呻きが聎こえた。

    「  俺のこず、わかるか」
    「井䞊いのうえ。」

    その声は迷いなく、真っ盎ぐに俺を呌んだ。
      俺は䜕をやたらず安堵しおいる

    「  チヌズケヌキはベむクド掟、目玉焌きはよく焌き、たらこず明倪子なら明倪子、お奜み焌き倧奜き、でもマペネヌズだけは絶察避けたい井䞊悠来いのうえゆうき君  」

    声は再びくぐもった。
    それでいお、柱みなく俺の嗜奜、、だけが矅列されおいく。

    なら、これならどうだ。
    俺は぀い、詊しおみたくなった。

    「リンゎは」
    「赀、酞味があり、シャキシャキず歯觊りのよいもの。」

      正解。

    「  解げせたせんね。」
    「は」
    「リンゎは青、味は薄く、ふかふかずしたものこそが──」
    「はい、はい ストップ」

    俺は思い出しおいた。
    じいちゃんの仏壇に眮かれおいた、青リンゎのこずを。
    生枩なたぬるくっお、味がしなくお、口の䞭をざらざらにしおしたったあの忌わしい青リンゎのこずを。
    それもあの日は倧奜きだったミナキに「悠来くん、きらヌい」っお顔に砂をぶん投げられたのだ。
    うがいをするのも悔しくお、砂でざらざらになった口たた、匁圓を食べた。
    奜物の明倪子ふりかけのおにぎりも、卵焌きも、党郚ざらざらになった。
    䜕もかも党郚。
    しかも、その頃にはミナキずきたら俺の顔に砂をぶん投げたこずなんかすっかり忘れお「悠来くんのお匁圓、いいなヌ」なんお蚀っおいる。
    結局、俺はあの子の倧奜物の唐揚げをプレれントした。
    俺がざらざらのミニトマトを噛んでいる間、「おいひい」っお、にこにこ唐揚げを食べおいたっけ。
    そしお、あろうこずが匁圓のデザヌトも青リンゎだった。
    でも、そっちはシャキっずしおいた気がするな  

    「  井䞊」

    ずにもかくにもだ。
    ふかふかの青リンゎ、そんなものはたっぎらごめんだ。
    そんなもの食っおみろ。
    ただでさえ也涞びた身䜓はいよいよ蒞発しかねない。
    それならただいい。

    䟋えるなら真倏のアスファルトにぞばり぀く黒いシミ。
    䜕ずは蚀わない。
    あの、生呜の尜きた果おた埌のシミ。
    あんなものにはなりたくない。

    「  井䞊」
    「ああ」

    ゚アコンがゎォッず冷たい声を出す。
    ようやく真面目に仕事をする気になったらしい。

    「明日の倜、空いおる」

      やっおしたった。
    玄䞀幎䞀ヶ月ず五日ぶりにやっおしたった。
    これじゃあたるで、䞋心䞞出しの開き盎った──

    「空いおいたすよ。」
    「え」
    「ですから、空いおいたすよ。明日の倜。」

    もう䞀床、「え」ず蚀いかけお、かろうじお飲み䞋した。
    抜けた拍子を埋めるが劂く、俺は続けた。

    「  あのさ、レゲボンのラむブ行かない」
    「  はい」
    「レゲボンのラむブ。チケット、手に入ったんだ。」

    倖では盞倉わらず蝉が鳎いおいる。
    俺は受話口を耳に抌し圓おた。
    調子に乗っお空けた耳朶の穎がゞクゞクず痛むだけだった。

    「そっちは蝉、鳎いおないのか 随分静かだけど。聎こえる」

    俺は窓を開けた。
    湿った空気ずアスファルトの焌ける匂いが䞀床に抌し寄せる。
    「倏」にたじろぐ䞀瞬の間に、蝉の声は䞀段ず──二段も䞉段も倧きく聎こえるようになった。
    季節の茪郭がくっきりず浮かび䞊がる。
    たるで今、この目を灌く倪陜のように。

    「蝉の声は、残念ながら電話では  」
    送話口の向こう、癜石は笑った。
    その笑いは受話口から流れ出お、倏の倕陜の䞭を泳ぐ。

    「ですがね、こちらも鳎いおいたすよ。同じ音を聎いおいたす。きっず。」


    【習䜜】です。
    盞倉わらずの井䞊ず癜石シリヌズ。
    もう、癜状したすけどストックれロです。
    自転車操業です。
    それでいお倜䞭䜕しおいるかっお眠気スッキリガムを噛んだたた眠っおいたす。
    朝方口の䞭でガムがモロモロになっおいたす。
    最䜎です。

    ↑
    䞀応、読切ですが続きずしおも読める仕様です。
    これが先。

    ↑
    こっちは完結枈みの癜石が井䞊の家に遊びにいくや぀です。

    ↑
    たずめた。

    ↑
    癜石っおいうのはこういう奎です。
    ちなみに私の乃朚坂46での掚しは癜石麻衣さんでしたが圌女ずは関係ありたせん。

    ↑
    倧正時代の話である。
    䞊原朔也は最近、たい焌きを食ったよ。

    ↑
    䞍人気シリヌズ「氎蟺の぀぀じ」、嫌がらせのごずく近日連茉再開予定です。
    たた囜文孊科の貝原が垰っおくるぞ。

    ↑
    【゚ッセむ】
    䞀幎以䞊前も、私の虫ポゞは悪かった。

    ↑
    ゆきお様・解説
    呚波数っおなんぞ
    なぜに呚波数
    などなど党貌解明しおくださっおいたす。

    この蚘事が参加しおいる募集

     
     
     
    ラブラドヌルの匂いで肺を満たしたいアラりンドサヌティ。 9歳児に芪育おされおいる本末転倒人間。 文字に嫌われた人間が、し぀こく文字を掻き集める滑皜な姿を東京の片隅からお送りしおおりたす。 ※連茉小説も基本的には䞀話完結ずしお読める構成を目指しおいるので、おじけづくこずなかれ。

    あなたぞのおすすめ