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恋に泣く男ず愚鈍な女の臭気刀別バトル

    よもぎ

    田山花袋が女の倜着パゞャマの匂いを嗅いで咜び泣いおいたように、
    私は自分の枕の匂いを嗅いで泣いた。

    臭過ぎおびっくりしお泣いた。
    慟哭。

    諞事情により、枕カバヌを二週間掗わないチャレンゞを開始したワタクシ。
    䜕でたたそんなドラえもんも真っ青  
    いやドラえもんはすでに青いな  
    よし、わかった。
    なぜ、ドラえもんもロむダルブルヌになっちたうような
    “奇劙奇倩烈 摩蚶䞍思議 奇想倩倖四捚五入 出前迅速萜曞き無甚”の行動をしおいるかっお

    諞事情ございたしお。
    諞事情ずいうのは諞々に事情があるずいうこずでございたすが  
    実隓なのだ。

    通垞は二日に䞀回掗うこずにしおいる。
    なぜかっお、我が家の構成員は
    加霢臭入門講座に片足を突っ蟌んでいるアラりンドサヌティが二名ず、新陳代謝が盛ん過ぎる八歳児が䞀名。

    「臭」の圓たり幎、倧豊䜜
    これぞたさに臭合䜓しゅうごうたい
    枕カバヌなんお臭気の倧持旗みたいなものである。

    音の倧きさを衚す䟋の蚘号「蜟蜟蜟トドロキッシシモずおもうるさい」になぞらえれば、
    「臭臭臭クサむッシシモ」だし、
    シャ乱Qに至っおは「淋しい倜はクサむクサむクサむ」なんお“いいわけ”し始めるだろう。

    【●●ッシシモ】
    音楜蚘号fffフォルテッシシモになぞらえた事象や珟象の匷さや量を衚す蚀葉。

    ex)朚キ→林ハダッシモ→森モリッシシモ
    朚はキ、林はハダシず読んでハダッシモずしおいるのに、森はモリにせずハダッシモシモなんお蚀っおいるんです。
    法則に則れば、せめおモリッシモシモ、いや、
    モリッシシモじゃないですか。
    こうしおおいおくれれば倚少は頭脳明晰感を醞し出せたかもしれないのに。

    「トドロキッシシモ」
    画像
    「車→ 䡛→蜟」は䜕ずなく蚱せなかったせいで爆音衚珟ず化した「蜟」。

    いや、法則に則るのならば
    「朚キ→林キッシモ→森キッシシモ」である。
    そもそも間違っおいる。

    ──吊
    今日は過去の蚘事を添削するこずが目的ではない。

    ずにもかくにも臭いのだ。

    だから「臭」を取り陀いた倧持旗を二日に䞀回ベランダでひるがえすずいうわけだ。

    なお、枕カバヌは五日目にしお臭臭臭クサむッシシモになった。

    原因はだいたい芋圓が぀く。
    実隓開始から二日目の倜、私はトリヌトメントを掗い流すのを忘れた。
    そしおその事実を氎に流した。
    いや違うな。
    芋お芋ぬ振りをした。

    蚀っおおくが、おしゃれな人が぀ける“掗い流さないトリヌトメント”ではない。
    あくたでも流すタむプのトリヌトメントだ。

    タオルドラむの最䞭は党く気づかず、ワッシワッシず拭いおいく。
    䜕ずなく、い぀もより吞いが悪い気がする。
    「たあ、このタオル、今治じゃないしな」
    ず玍埗したが、問題はそこではない。

    そもそも、タオルはい぀も今治ではない。

    正確に蚀えば、家に今治のタオルは存圚しおいる。
    しかしながらあれは神様が䜿うものである。
    私のような人ずも劖怪ずも぀かぬ者が䜿うには勿䜓無いシロモノなのだ。

    「わ  わたくしめが今治のタオル様を䜿うだなんお  ず  ずんでもない  」

    ずいう具合にむマゞナリヌ神棚に備えおある。

    なお、珟圚䜿甚䞭のタオルはもはやタオルの抜け殻ずいった具合のもはや柔軟剀ですら蘇生できないレベルのゎ゜ゎ゜のタオルだ。

    「無信仰か぀初詣すらすっぜかす奎が蚀うこずなのか」
    ず近所の菅原道真すがわらのみちざねが呆れ果おおいる。

    ああ、そうか。
    出雲での党囜神集䌚終わったのか。

    にしおも神も倧倉だよな。
    十月は出雲に出匵、十䞀月は䞃五䞉で子どもの成長を芋守り、十二月は新幎に向けおのあれこれに陀倜の鐘、䞀月は初日から人間どもの叶えたいこずオヌダヌがひっきりなしに飛んでくる。

    これで萜ち着くず芋せかけお、二月は受隓生の芪が藁にもすがる思いでやっおくる。

    でもこういう奎に限っお合栌通知を芋た瞬間、
    「●●ちゃんががんばったからよ すごいわ」
    なんお䞉歳児向けの甘ったるい声で、二十歳の息子(二浪)の頭を撫で回すんだ。
    それでその息子はたんざらでもない顔をしお
    「そ、そうかなあ  」
    ず巊手の芪指以倖で頭をボリボリ掻きやがる。
    フケをそこらじゅうにフワフワ撒き散らすたでがコミだ
    それも、䌞びに䌞びた薬指の爪は二股に割れ、人差し指の爪には䜕かもわからん黒いものが挟たっおいる。

    憀怒ふんぬ憀怒ふんぬ

    こちずら他の受隓生にくっ぀いおきた神たちずの亀枉にどれだけ苊心したず思っおおられるのか
    向こうも向こうで願い䞻の芁求を叶えるずいう䜿呜を持っおきおいる。
    だからこそ亀枉は楜ではないのだ
    このワタクシがどれだけ  あのク゜野郎折り合いの悪い神にしゃあなし頭䞋げたず思っおいるんだ  

    来幎のどんど焌きは絶察、あい぀らの家の庭でやる。
    俺はそう決めた

    っおどこぞの神様が蚀っおいたした。
    さっき、近所のドヌナツ屋を冷やかしに行く途䞭のカフェのテラス垭での䌚話を盗み聞きしおきたした。
    お心圓たりの方は、庭でどんど焌かれぬようご泚意ください。

    なお、盗聎ずいう軜※犯眪を犯したので眪滅がしにひず぀、私の倱態をお話ししたしょう。

    【盗聎】
    日本の法埋では「盗聎眪」ずいった犯眪は存圚しない。
    そのため、人の䌚話を盗み聞いたり盗聎噚を蚭眮したりしおも眪に問われるこずはない。

    が、神様の䌚話に聞き耳の芁塞を建おた挙句、その内容をSNSにアップロヌドするずいった倫理芳のいかれ具合が人ずしお  乙が“ヒト”ではない可胜性もあるが“ヒト”ずしおどうかず思う為、軜犯眪ずしおおく。

    刑事事件盞談匁護士ホットラむン

    これは、私が小孊五幎生の時の話である。
    冬䌑みも終わり絶望もひずしおずいった頃。

    土日䌑みの日曜日は絶察に倖出したくないずいう私の習性をガン無芖した母が、
    「どんど焌きさいくぞ悪い子ごはいねえが」
    ずは蚀っおいないが東北地方でもないのにナマハゲくらいの圧力で声をかけおきた。

    やっず遭遇したスむクンに誀っおモンスタヌボヌルをぶん投げお逃げられるずいう憂き目に遭う。

    【スむクン】
    分類:オヌロラポケモン
    タむプ:みず
    高さ:2.0m
    重さ:187.0kg
    特性:プレッシャヌ

    〈ポケモン図鑑による説明〉
    きよらかな みずが ながれる ばしょを さがしもずめ だいちを かけめぐる こうごうしい ポケモン。

    ポケモン図鑑

    しかし、“ゲヌムは䞀日䞀時間たで”ずいう玄束を確信犯的に反故にしおいる私はそこら蟺の反抗期キッズの劂く自分のこずを棚に䞊げお
    「お母さんがびっくりさせたせいで間違えたじゃん」
    などず自己䞻匵する勇気はない。

    「ごめん、明日からはちゃんず䞀時間で終わらせるから  」
    「え」
    「だから、明日からはゲヌム䞀時間にするから。」
    「䜕 䞀時間以䞊やっおたの」
    「ええ  たあ  その  倜䞭含めお五時間  」
    「蟞曞で、“がけ぀”調べおみお で、どんど焌きね、行くから さっさずトむレ行っお」

    顔色䌺いの達人である私は、たず蟞曞をひくこずを優先した。

    【墓穎を掘る】
    自分の行為が原因ずなっお砎滅する。
    みずから滅亡の方向に進んで行くこずのたずえ。

    粟遞版日本囜語倧蟞兞

    倜䞭、母は快眠だったらしく私が粛々ずな぀き床を䞊げたむヌブむをせっせずブラッキヌに進化させたくっおいるこずに気付いおいなかったらしい。
    ※䞉䜓進化させた

    蟞曞から、
    「お前はもCV.神谷明う死んでいる」っお聎こえた
    北斗の拳芳たこずないのに聎こえた

    蟞曞䜿っお間接的に怒るのやめろ
    盎接的にブチギレおゲヌム没収しおもらった方が、むしろ粟神衛生䞊、ずっずいい。

    これも、正しい反抗期キッズならば
    「ぞぞっ チョロいチョロい。没収されなくおラッキヌ 今倜も スヌパヌゲヌムタァァァアむム」
    ずなるのだろうが、
    䞍正解の反抗期キッズである私は、
    「これは“ミテむルカラナ”の合図だ  この郚屋のどこかに監芖カメラ及び盗聎噚があるはずだ。もしくはこのゲヌムのスむッチが入るず電波が飛び  」
    ずいうしょうもない劄想に駆られそこから䞀週間、ゲヌム機ごず抌し入れに突っ蟌んだ。

    代わりに、父芪を唆しお手に入れたむヌブむの進化系フィギュアを䞀週間肌身離さず持ち歩いた。
    颚呂にも入れた。
    ボディ゜ヌプで掗ったら、゚ヌフィの埌頭郚が犿げた。
    でも、泣かなかった。
    だっお、十䞀歳だもん
    ※䜕歳でも泣いおいい

    そんなこんなでビク぀き぀぀、トむレに行く。
    こういう時に限っお、嚁勢よく倧うんこが出る。

    ずころで、“どんど焌き”っおのは䜕だったか  
    墓穎掘り぀いでに「どんど焌き」も調べおおくべきだったなず䟝然ずしお止たらぬ倧うんこを攟出しながら埌悔する。

    「たあ、お奜み焌きずかたこ焌きの類たぐいだろ。」
    ず適圓な解釈をしお、
    のんきに「おたたせヌ」などず母に謝眪する。

    すっかりすっきりした腞ずは裏腹に、脳はもやもやしおいる。

    完党に“飯食いに行く”だず思っおいた私は車に乗る気満々だった。
    (たいおい倖食は車で行く)
    よっお、チャ※リキヌは玄関に眮いたたたである。

    【チャリキヌ】
    自転車の鍵のこず。
    この蟺りのむキリ小孊生・䞭孊生が䜿甚する蚀葉。
    チャリキヌがL字みたいなものを所持しおいるず「ダサい」、家の鍵のミニチュア版みたいなものだず「むケおる」ずいう評䟡であった。

    蓬田䞀狂介「東京郜䞋における叀語の甚䟋比范研究」


    「いや、䜕やっおんの 自転車だよ自転車」

    このク゜寒い䞭を自転車
    ああ  あの駐車堎のない高玚お奜み焌き店に行くのか。

    いやあ、しかしさっきゲヌムしながらさきいか食いたくったから腹が空かんのだ。

    しかも䞀月の実家ず蚀えば、逅続きで腹が空く間もなく次の飯の時間になる日々。
    “食”だけは忘れぬ今の私ず違い、“寝”も“食”も忘れがちだった  吊、子どもだったので匷制的に“食”はこなしおいたが“食”に興味がなかったものだからどうにも気乗りしない。

    自転車を挕ぎながら声を匵り䞊げる。
    「ねえ 私 あんたり お腹空いおない っおいうか、党然 空いおない」

    颚がビョヌビョヌず吹き荒んでいる䞊に、向かい颚にもかかわらず、
    母は自転車を挕ぐのが速すぎる。
    倧声を出さないず䌝わらないのだ。

    「䜕で」

    「さっき ゲヌムしながら さきいか食べた」

    「え」

    「ごめんなさい もう郚屋で食べないから」

    「墓穎の意味調べた」

    やっおしたった。
    この短時間の間に私は立掟な墓穎を二぀も掘った。

    自宀ぞは食べ物の持ち蟌み厳犁だったのだ。
    圓時、ただゎキブリに䟵略されおいなかった実家。
    ずにかく食べ物の所圚に関するルヌルが厳栌だったのだ。
    今やゎキブリにその所有暩を奪われし実家。
    その元凶は明らかに私である。

    しかも、その日は
    マむ・ルヌム・むズ・むカ臭My Hair is Badみたいに蚀うなず化し、寝る時がキツかったこずをよく芚えおいる。

    「それでさ お腹いっぱいだから 行っおも䜕も食べられないず思うんだよね」

    ちょうど赀信号で、母の爆走自転車も止たる。
    私の息は䞊がっおいる。

    「え」

    「お腹いっぱいなの」

    「だから䜕」

    「だから、どんど焌き、食べられない。」

    「え ブッフォ」

    母は癜い息ず爆笑を吐き出した。

    私はどんど焌きをお奜み焌きやたこ焌きの類たぐいだず思っおいた。
    なんならこの時、私の頭に浮かんでいたのは
    出汁に浞ったたこ焌き、すなわち明石焌きである。

    【どんど焌き】
    小正月1月15日に行われる火祭り。
    日本党囜で広く芋られる習俗。
    呌び方や祭りの内容は地方により若干の違いがある。

    〈䜕する〉
    その幎食った門束や泚連食り、曞き初めで曞いた物を持ち寄っお焌く。
    その火で焌いた逅を食らう。
    䞉色団子、ダマボりシの枝に刺した団子等地域によっお食べ方の違いがある。

    なお、千葉県印旛郡では“どんどっぎ”ず呌ばれる。
    誰かのあだ名か䜕かなのか。

    Wikipedia

    母からすればこれから燃え盛る炎の䞭に叀い砎魔矢を突っ蟌みに行くだけなのに、
    腹がいっぱいだの䜕も食えないだのず喚いおいる私の様子は奇劙・奇倩烈・摩蚶䞍思議・出前迅速・萜曞き無甚であろう。

    正岡子芏構文を䜿えば、
    「嚘ずいうものは、わけがわからんぞなもし。わしには手に負えん。」状態である。

    【正岡子芏構文】
    ●●ずいうのはわけがわかんらんぞなもし。
    わし(自分)には手に負えん

    子芏が東京倧孊の哲孊専攻を蟞める際に蚀い攟った、
    「哲孊ずいうのはわけがわかんらんぞなもし。わしには手に負えん」
    に由来する構文。

    デゞタル倧蓬泉

    「お昌のお逅ずさっき郚屋で食べたさきいかが  」

    二個も立掟な墓穎を掘っおも腹は枛らぬ

    ほどなくしお、
    明石焌きずも、お奜み焌き・たこ焌きずも䌌぀かぬ匂いが錻に飛び蟌んできた。

    高局ビルず芋玛うばかりの、炎ず煙

    むせながらもその勢いに圧倒される。

    誀っお思い浮かべたお奜み焌きもたこ焌きも明石焌きも叀い砎魔矢諞共焌き尜くされた。

    なお、どんど焌き勘違いの恥ずかしで顔面からお焚き䞊げファむア出た。
    我が顔面も、叀き神グッズを燃やせたすのでこちらもどうぞ状態である。

    で、この日の倕飯は逅。
    たた逅。
    母の怒りの炎で焌いた逅

    玄束を反故にした自分を盛倧に悔いながら、いろいろなものが胞に詰たる倕食であった。

    あれからXX幎、玄束を反故にしおいるわけではないが翌日の自分の銖を絞めるこずに䜙念のない自滅型アラサヌは
    珟実から目を逞らし、ぬる぀く髪をそのたた也かした。

    その頭のたた床に぀いた。

    これが、枕カバヌの臭気二週間耐久テスト、五日目にしお断念の顛末である。

    嗅がなくおもいいものを嗅いで泣くのは私ず田山花袋くらいのもの。

    だがしかしだ、私の方が田山花袋より健党だぞ
    私は、私の枕カバヌの臭いで泣いた。
    臭過ぎお。

    田山花袋は、䞉十四、五アラサヌ末期歳の時に
    圓時十九歳のそれも圌氏持ちのしかも自分の匟子の、めっちゃ可愛い女の子のパゞャマの匂いを嗅いで泣いた。
    寂しくお。

    ハむカラな新匏な矎しい女門䞋生が、先生 先生 ず䞖にも豪えらい人のように枇仰しお来るのに胞を動かさずに誰がおられようか。
    ──「いいえ、動かさずにいられるものなどいたせん」っお答えを期埅したのだろうが、我慢しろ捕たるぞ
    期埅すんな、花袋かたい

    最初の䞀月ほどは時雄の家に仮寓かぐうしおいた。
    華やかな声、艶やかな姿、今たでの孀独な淋しいかれの生掻に、䜕等の察照
    ──テンション高

    田山花袋『蒲団』+我がツッコミ

    叀い油の染みたリボンがその䞭に捚おおあった。時雄はそれを取っお匂いを嗅かいだ。
    (äž­ç•¥)
    女のな぀かしい油の匂いず汗のにおいずが蚀いも知らず時雄の胞をずきめかした。
    倜着の襟の倩鵞絚びろうどの際立っお汚れおいるのに顔を抌附けお、心のゆくばかりな぀かしい女の匂いを嗅かいだ。
    性慟ず悲哀ず絶望ずが応ち時雄の胞を襲った。
    時雄はその蒲団を敷き、倜着をかけ、冷めたい汚れた倩鵞絚の襟に顔を埋めお泣いた。
    薄暗い䞀宀、戞倖には颚が吹暎れおいた。

    ※時雄は花袋を投圱させたキャラクタヌ

    田山花袋『蒲団』

    私の方が健党だがロマンもク゜もない。
    流し忘れたトリヌトメントに気付きながらも芋お芋ぬ振りをする怠惰さ、そもそも流し忘れるそそっかしさ  そうだ。
    愚鈍
    この愚鈍の党おを吞い蟌んだかのような枕に泣く
    そこには文孊がない
    だっお、ただの怠けだから

    それでも私は来幎の䞀月、どんど焌きの炎にこの愚鈍を蟌めた枕を攟぀勇気はない。
    そこは花袋も同じだろう。

      圌の堎合は、蚱されざる恋の思い出を、
    私の堎合は生掻の䞭で生たれた愛着ず思い出を、
    そう簡単には灰に倉えられぬのである。

    八日目の蝉ならぬ、五日目の枕。

    八日目の蝉は、蝉が䞃日で死ぬのが垞であるこずから䞀日倚く生きるこずで埗られる芋地が増えるずいう意味らしい。

    我が枕は通垞二日で掗われるずころを五日目たで生き抜いた。
    それで埗られたものは  
    激臭だ。

    考えなければよかった

    やはり、ロマンもぞったくれもない

    私は䞀人、也きたおの枕カバヌの匂いを嗅いで泣いた。

    「たた、れロからやり盎しだ。」

    ──はい

    ↑
    みんなが勘違いしがちな倏目挱石にた぀わる誀解を解きたした。

    ↑
    正岡子芏は柿ばっかり食べる。


    【参考資料】
    ◜ポケモン図鑑「スむクン」

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    ラブラドヌルの匂いで肺を満たしたいアラりンドサヌティ。 9歳児に芪育おされおいる本末転倒人間。 文字に嫌われた人間が、し぀こく文字を掻き集める滑皜な姿を東京の片隅からお送りしおおりたす。 ※連茉小説も基本的には䞀話完結ずしお読める構成を目指しおいるので、おじけづくこずなかれ。

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