
ベトナムで殻を破る!次世代リーダーのためのブレイクスルー研修とは?
シンチャオ!ベトナム語で"こんにちは"の意味です(笑)。
今回はヨックモックが新たに挑戦した社員研修制度「ブレイクスルー研修」を特集します。
ブレイクスルー研修とは…
国内での5日間の研修とベトナム現地での8日間にも及ぶ現地調査。
現地企業へのプレゼンを経て、フィナーレは帰国後に社長や役員に向けて、ビジネスプラン最終プレゼンを行うという、 ヨックモックが次世代リーダーを育成するために開発した社内向け体験型研修プログラムのこと。
研修テーマは「ベトナム(ホーチミン)の人たちがお菓子を通してより豊かに過ごせる生活をデザインする」。
そもそも、なぜベトナム?実際どうだったの?
研修全体を企画した人事の佐藤さんと、研修に参加された社員3名にお話をお聞きしました。

小久保さん:2012年入社。経営企画部所属。好きなヨックモックのお菓子は「ポーム ド テール」
佐藤さん:2003年入社。総務人事部所属。好きなヨックモックのお菓子は「プラン リュンヌ」
鳥飼さん:2020年入社。コーディネイター。好きなヨックモックのお菓子は「シガール オゥ ショコラ」
佐々木さん:2016年入社。ブランディング部所属。好きなヨックモックのお菓子は「シガール オゥ ショコラ」
なんでベトナムなんですか?
― まずは、佐藤さんに詳しいお話をお聞きします。ブレイクスルー研修とはどういった研修なのでしょうか。
佐藤:今回の研修は、次世代リーダーを育成するために新たに開発した社内向け体験型研修プログラムになります。かなり日程も多く、複雑なので、全体の流れからお話ししますね。
― よろしくお願いします!
佐藤:まずは、日本国内で5日間の事前研修を行いました。ターゲットや文化の理解、市場調査など下調べを経てからベトナムに8日間滞在し、ビジネスプランを組み立ててもらいました。

― 一週間以上も滞在したんですね。
佐藤:現地の方に飛び込みでインタビューして、探って、共感して、解決するアイデアを出してもらうかなりタフなプランです。最終日には、現地の企業にビジネスプランを提案するというスケジュールだったので。8日間では足りないくらい、皆さん大変そうでしたね。
― 現地のリアルな情報を元に、ビジネスプランを組み立てるんですね。
佐藤:そうです。その後、現地企業からのフィードバックを元に、帰国後さらにブラッシュアップします。最終的には、ヨックモックの社長や役員に向けてプレゼンしてもらいます。これが、大まかなブレイクスルー研修の流れです。

― そもそもなぜこういった研修プログラムを企画されたんですか?
佐藤:ヨックモックの現状課題として「お客様の期待を超える新しい価値の創造」があります。お中元・お歳暮などの儀礼ギフト市場も縮小していますし、既成概念にとらわれない、お客様のインサイトに着目したサービス・商品提案が求められているんです。そんな中で、社員に期待しているのは「リーダーシップの発揮」です。
― 新しいことを引っ張っていくリーダーを求めているんですね。
佐藤:未知の状況で数少ない情報からゴールを目指す、そういったリーダーを生み出すための研修なんです。
― いわゆるビジネスピッチのような新規事業構築でなく、リーダーを生み出すということですね!
佐藤:まさに、そこがポイントなんですよ。特に社長のオーダーは、既成概念にとらわれないよう、バイアスを取り除ける研修にしようというものでした。実際、タフな研修だったので、現地に社長自ら激励に来ていただき、研修参加者の熱気を近くで感じてもらいました。

― なぜベトナムでの研修になったんですか?
佐藤:日本でのビジネス展開となると、どうしても既成概念の枠から外れにくいと思ったんです。ですから、文化ギャップが比較的大きく、非日常を体験できる国、なおかつ発展途上で経済的なチャンスもあり、人々が活気に満ちている国を探しました。
カンボジアやインドネシア、社長からはバングラディシュはどうかというお話もいただきましたが、今回のプロジェクトに一番フィットしていたのがベトナムだったんです。
― なにか決め手はあったんでしょうか…?
佐藤:最大の決め手は、不便さです。ご存じのとおりバイクがあふれて道路を渡るのも一苦労ですし、英語もあまり通じません。こうした不便さすらもブレイクスルーして、自分達なりの答えを出して欲しいという思いがありました。
また、成長性と安全性も考慮しました。参加者への期待として、GDPの伸び率からも分かる通り成長著しいベトナムの活気を体感してもらいたい。一方で、社員が研修先で事故や事件に巻き込まれてはならないという強い思いもありました。
余談ですが、ベトナムにはテトという贈答文化があり、当社のビジネスと親和性があるかもしれないという話もありました。
― なるほど! 参加メンバーはどうやって決めたんですか?
佐藤:所属・役職・年次を問わず、社内から公募しました。最終的には、ご応募いただいた方の中から9名を選出して、3チームに分けました。

― どんな基準で選出したんですか?
佐藤:その名の通り「ブレイクスルーしたい人」を選びました。主な基準は3つです。これらの基準に照らしながら、社長とも何度も意見を言い合って選びました。
・会社をきちんと理解しつつ打破できるか
・ある程度プランニングの絵を描けているか
・自分の殻を打ち破りたい熱い想いがあるか
参加者の熱い想い
ここからは、参加者の皆さんにお話をお聞きします。各チームを代表して3名の方にお越しいただきました。
― 皆さんは、バラバラのチームなんですよね?
鳥飼:私のチーム名は「遠距離なハナミズキ」。3人とも勤務地もまるで違いますし、勤務時間もズレていたので基本はオンラインツールを駆使してコミュニケーションをしました。
― だから「遠距離な」なんですね。
小久保:僕は「チームピカソ」のリーダーでした。
― ハナミズキもピカソも、ヨックモックにゆかりのあるモチーフですもんね。
佐々木:僕は「チームみねるば」のリーダーを勤めました。
― みねるば?
佐々木:本社の近くにあるカフェから命名したんです(笑)。
― なるほど!皆さんは、どんな想いを持って応募したんですか?
小久保:僕はもともとリーダー職なんですが、もっとみんなを引っ張ってまとめるリーダーになれというメッセージだと受け取りました。

佐々木:私たち中堅社員に挑戦のチャンスをくれた!と思いましたね。自分自身も日々の仕事やキャリアについてモヤモヤしていたところだったので、自分自身がブレイクスルーできるんじゃないかと思って応募しました。
鳥飼:私は、参加メンバーとしては唯一店舗のコーディネイター(販売員)なんです。私自身も変化を起こしたいと思っていたので、良いきっかけになると思ったんですよ。最初は「なんでベトナムなんだ!?」とは思いましたが(笑)。
-(笑)。
濃厚な国内研修5日間での学びと実践
― 国内研修はどのような内容だったんですか?

佐藤:環境分析からターゲットの策定をしていく一般的なマクロな問題解決思考を学ぶだけでなく、「デザイン思考」というミクロな手法も学んでもらったんですよ。5日間あっても学びきれないくらい詰め込み型の学びだったと思います。
― デザイン思考とは?
佐藤:問題解決思考の一つです。ごく簡単に言いますと実存する生活者一人にフォーカスし、具体的な困りごとを解決する手法なんですよ。
― 実際に学んだ皆さんはどうでしたか?
佐々木:マクロな問題解決って、同じようなデータを元に結論を出すので、似通ったサービスや商品、広告手法に結論が落ちやすいですよね。ですが、デザイン思考でミクロなアプローチをすると、新しいアイデアが生まれやすい。目の前の問題を解決するので、日常業務の中でも活かしやすい思考法なんですよね。
鳥飼:店舗での接客と通じるところもあるって思いました。私たちコーディネイターは、お客様が本当に欲しいお菓子はなんだろう?って、考えながら商品をオススメしていますが、デザイン思考でも本当の困り事「インサイト」を探るというのがすごく大事なんですよね。

― たしかに、目の前のお客様の困り事を聞く機会は一番多いですもんね!
国内研修終了!ベトナムに行くまでの調査開始
― 研修を経て、ベトナムに行くまでにどんな準備をしたんですか?
鳥飼:「遠距離なハナミズキチーム」は、チーム名の由来にもなっている通り、参加者それぞれが離れた場所で普段勤務しています。そのため、オンラインでうまく情報をまとめられるよう入念に段取りをしました。
小久保:「チームピカソ」は、マクロ寄りなアプローチから仮説立てをしました。毎朝コーヒーを飲まれる方が多いだとか、通勤はバイクだとか、そういった文化や慣習、あとはマクロな人口統計などのデータを読み込む中からデザイン思考の対象になりうる生活者のペルソナを設定して現地に向かいました。

― どんなペルソナを設定されたんですか?
小久保:僕たちが注目したのは、ベトナムの女性の就労率の高さです。働く女性のインサイトから新しいアイデアが生まれそうだと思ったので、「30代働いている女性」にターゲットを絞りました。
佐々木:「チームみねるば」も、同じくマクロ寄りの分析からスタートしましたね。それに加えて、ベトナム関連のオンラインセミナーに参加してみたり、ベトナム出身の知人へのインタビューなどかなり積極的に情報を集めました。その中で男性から女性への贈り物文化が活発だと聞いたんです。なので、僕たちは「贈り物をしたい男性」というペルソナを仮定しました。
もう一つペルソナを設定していて、発展途上において食生活が変化しているので「健康被害の問題を抱えている方」にアプローチできるかもしれないと考えていました。
― 2つもの仮定もしてますし、すごく念入りですね!
佐々木:情報集めもすごくアクティブに動けましたし、国内での仮説立てはリードしている意識でした。あとは、現地で課題の抽出と解決すれば大丈夫!いけるぞ!…なんて思っていたんですよ。最高のスタートだったはずなんですが…(笑)。

― え!?
今回は、ここまで。次回は「ベトナム苦悩編!?」お楽しみに!
(つづく)
後編はこちらから↓
■ヨックモックの商品情報、最新情報等、詳しくはこちら
・ホームページ https://www.yokumoku.co.jp/
・オンラインショップ https://www.yokumoku.jp/
・公式Instagram https://www.instagram.com/yokumoku_jp/
・公式X https://twitter.com/yokumoku_jp