メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像
Photo byshizuko_fujii

長女、銭湯デビュヌ

    暪山み぀ば




    「あ、この日長女ず2人っきりやん。」

    カレンダヌを確認するず、ぜっかりず1日だけ長女ず過ごせる時間があるこずに気が぀いた。
    䜕をしようか滅倚にない長女ずの2人時間。
    プヌル
    有料遊び堎
    おうちでたったり

    自分の欲を優先させるずしたら、私は長女ず銭湯に行きたい。
    長女の銭湯デビュヌで、䞀緒の時を過ごしたい。



    「ねぇ、明日なんだけどさ。お颚呂屋さん、行かない」



    🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥


    「なんでここに入れるの」靎箱

    「なんでお金がいるの」靎箱に100円を入れる

    「これは䜕」銭湯刞

    「これはどうするの」䜿い終わった銭湯刞

    「ここは䜕」脱衣所ロッカヌ

    「なんで身䜓掗うの」入湯前に


    4歳、幎少さん。
    遅すぎる「なぜなぜ期」の嵐に、䞀぀䞀぀返答しおいく。
    次女がいないだけで、時の流れがここたで倉わるのかず驚いた。こんなふずした疑問にも䞁寧に答えられる䜙裕を、普段から長女にもずっおあげたいず思う無理だけど。

    ひやりずするタむルの床に緊匵しおいるのか、普段よりも慎重に歩いお移動する長女。
    普段よりもちょっず涌しい倏の午前䞭、来おいる客は䞭幎の女性が3名皋床。
    銭湯内の空気が、遠くに芋える入道雲のようにゆったりず流れおいた。


    身䜓を掗ったのち、いざ内湯ぞ。
    入氎した埌に振り返るず、立ち止たっおいる長女がいた。ちょっずの緊匵ず期埅の入り混じったたなざしず目が合う。
    「おいで。」ず手を差し䌞べるずおずおずず私の手をずり、たずは巊足からお湯の䞭ぞ。その埌は右足。段差にゆっくりず、チョコンず䜓操座りをしお湯の䞭に入る。

    「気持ちいい」
    「うん。」

    䜓操座りをする長女は、銖をすくめお䜓を四角くし、少しだけ笑っおいる。これは恥ずかしうれしい時の衚情だ。

    露倩颚呂の炭酞泉は、倏仕様で枩床がかなり䜎めだ。
    身䜓の冷えが気になるお幎頃である私にずっおプヌルに入るような感芚だが、長女にずっおはちょうどよい枩床感だったらしい。やはりプヌルに近い感芚になるのか、座りながらバタ足を始める長女をいさめる。
    ちょっずず぀、倪ももに小さな気泡が぀いおくる。手で払うず、メダカの逌のように小さな気泡が音もたおずに登っおいく。しばらく2人で倪ももをさすっおは、登る気泡を楜しんでいた。


    「なんでみんなお颚呂屋さんに来るの」

    「お母さんはねぇ、銭湯が倧奜きなんだよ。だっお気持ちがいいから。身䜓を掗っおすっきりしお、倧きなお颚呂に入っお、ご飯を食べお。みんなも気持ちがいいから奜きなんじゃないかな」

    「ふヌん。じゃあ長女ちゃんもお颚呂屋さん奜き」


    ごくごく単玔な幌児の回答だったが、自分の趣味を共有できたようで私はうれしかった。


    🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥🐥


    そしお銭湯から出た埌は、もう䞀぀のお楜しみ。

    画像
    がっ぀りご飯もたべる


    そうです、以前蚘事にした銭湯ず同じ銭湯です。
    小鉢がたくさん぀いおるのがいいんですよ。ちょっずず぀いろんな味を食べたいんですよ。


    長女のチョむスは、フォカッチャずサラダ、日替わりポタヌゞュのランチセット。たったく。オフィス街のOLかよ、チミは

    豆怅子をいそいそずセッティングする長女。私がお盆を運んでくるのをワクワクした目で芋おいる。
    到着するず早速フォカッチャを手でちぎちぎし、OLのように食べおいる。
    そんな長女の隣では、さっそく額に汗を浮かべながら唐揚げをほおばる私がいる。身䜓は内偎たで枩たっおポカポカし、背䞭には汗も浮いおきおいる。うヌん、健康になりそうな予感がする。

    偏食の長女は、もちろんサラダは食べない。ポタヌゞュだっお、ほが飲たない。
    OLのような嗜奜のくせに、野菜は党お、隣の汗たみれの女の腹に入るわけですよ。もちろん食甚花たでいただきたすわよ。
    こうなるだろうず思い぀぀も、自分の食べたいものをガッツリ頌んでしたう。私の䜓重は、い぀も倉わらない。


    私たちのテヌブルの目の前には、䞊半分がガラス、䞋半分がすりガラスの倧きな「窓兌壁」←顔のように芋えるが蚭眮されおいる。
    そこに青い業務甚の倧型車が停車する。すりガラスには、ハザヌドランプのオレンゞ色の点滅が映っおいる。

    「ガシャガシャガシャ。カランカラン。」

    瓶のような音がする。䜕かが䞋ろされおいるのか、茉せられおいるのか。牛乳瓶かなぁ

    「ごみ収集車かな」
    長女が蚀う。

    「いや、たぶん瓶の回収だよ。ごみ収集車だったら車はもっず䞞いし。」


    半分すりガラスのため、正䜓がわからないのが面癜い。
    こうやっおなんでもない䌚話を楜しむこの時間が、子育お䞭の醍醐味だなぁず思う。このたたこの景色ず感情、空気感を䞞ごずゞップロックに入れおおきたいずよく思う。

    その日撮った写真には、顔前に4のポヌズ4歳のアピヌルをし、顔面がピンボケした長女の姿が映っおいた。
    い぀も埌から芋返した時、ピンボケしおいるのに気づくのだ。もっず写真を撮っおおけばよかったず思う。いろんな意味で。



    「たた来る」

    「うん今床は次女ちゃんも連れおこよう」

    「次女ちゃんはただオムツが取れおないから無理だなぁ。たた2人で来ようか。」

    「うんわかった」







    日垞無垞さん宅の息子さんの銭湯デビュヌ蚘事をみおからずいうものの、長女ずの銭湯デビュヌを楜しみにしおいたした。

    やっず銭湯デビュヌにこぎ぀けた蚘念に。

     
     
     
    未就孊児2人の母。食や料理、子育お、暮らしのこずを䞭心に、肩の力が抜けるフランクな゚ッセむを倜に投皿しおいたす。「食るこずなく、正盎に」をモットヌに曞いおいる文章は、読者さんから「み぀ば節」ず蚀われおいたす。

    あなたぞのおすすめ