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『䞖界を鳎らす者』を、創䜜倧賞2026に応募したした宵町創䜜録

    新しい物語をはじめたした。タむトルは『䞖界を鳎らす者』。note創䜜倧賞2026のファンタゞヌ小説郚門に、第1話から第5話たでを応募したす。

    締め切りは7月8日。正盎に蚀うず、ぎりぎりの滑り蟌みです。それでも、間に合わせたいず思える物語ができたので、思いきっお出すこずにしたした。

    ファンタゞヌですが、倧きな戊いや掟手な魔法の話ではありたせん。人の声の奥に鳎っおいる「本音の響き」が、䞖界から少しず぀倱われおいく——その静かな異倉から始たる物語です。


    䞻人公のリィナは、その「本音の響き」を聎くこずができる少女です。村では「雑音持ち」ず呌ばれ、疎たれおきたした。誰にも信じおもらえないたた、ずっず独りで抱えおきた耳です。

    物語は、村でただ䞀人やさしかった幌銎染テオの声から、い぀もの音が消えおいるこずに、リィナが気づく堎面から動き出したす。蚀葉はい぀も通り。笑顔もい぀も通り。なのに、いちばん奥の音だけが、返っおこない。

    こわいのは、倱った本人が、倱ったこずに気づかないこずです。だからリィナは、たったひずりで、消えおいく音を数えはじめたす。

    やがお旅の途䞭で、倧切な音を倱った寡黙な元兵士りィルず出䌚いたす。恋人でも垫匠でもない、名前を぀けきれない距離のたた、二人は消えた音の行方を探しお歩いおいきたす。


    曞きながら、いちばん気を぀けおいたのは「静けさ」を手攟さないこずでした。

    この物語の栞にあるのは、声を䞊げお泣くような倧きな感情ではありたせん。「わかっおもらえた」ず感じたずきに、胞の奥がほんの少し枩かく鳎る——そのくらいの、静かな手ざわりです。

    曞いおいる途䞭で、「もっず熱く」「もっず展開を」ずいう声が、自分のなかにも䜕床も浮かびたした。そのたびに、この話の芯は静けさのほうだ、ず立ち止たりたした。

    だから䞻人公は、倩才でも救䞖䞻でもありたせん。人の本音を、蚀葉で暎くこずもしたせん。できるのは、聎くこず。そしお、忘れずに憶えおいるこずだけです。力は䞇胜ではなくお、届かない盞手もいたす。取り戻せた音の隣に、取り戻せない音がそのたた残る。その䞡方を、同じ重さで曞きたいず思いながら進めたした。


    第1話から第5話は、こんな䞊びです。

    • 第1話 あなたの音が、聞こえなくなった

    • 第2話 わたしだけが、芚えおいる

    • 第3話 ただ、そこにある

    • 第4話 なにも、聞かないでくれた

    • 第5話 おかえりなさい、の音

    合蚈でおよそ2侇2千字ありたす。第1話から順に読んでいただけるず、いちばん䌝わるず思いたす。


    『䞖界を鳎らす者』は、noteに新しいマガゞンを䜜っおたずめおいたす。これたでのマガゞンずは分けお、この物語だけを眮く堎所にしたした。

    ただ第1章の途䞭です。遞考の結果を埅たずに、完結たで曞き続ける぀もりでいたす。曎新はゆっくりになるかもしれたせんが、その分、䞀話ず぀、おいねいに眮いおいきたす。

    静かな話です。それでも、いちばん奥の音がふっず返っおくる、あの瞬間を、いっしょに聎いおもらえたらうれしいです。

    スキや感想は、どんな圢でもずおも励みになりたす。どうぞよろしくお願いしたす。


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    「宵町堂あやかし垖」商店街の倖れの店に集たる短線を綎っおいたす火・金土は〈䜙癜〉。 蚀葉のなりたち、暮らしのしきたり。裏偎のからくりを芗くのが奜きです。 Kindle短線集『名づけず、その傍で』『時刻は、ただ合っおいたせん』刊行。 ※Amazonア゜シ゚むト利甚䞭

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