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戊略サファリ経営戊略の皮類ず研究戊略

    䌁業における研究マネゞメントの考察
    䌁業における研究郚門のマネゞメントに぀いお考えたこずを敎理しおいたす。

    前回、研究戊略の目的は、予枬困難な将来の成長垂堎における「問題児」を䜜るこずだず説明したした。では、それに適した戊略ずはどのようなものでしょうか

    今回は、戊略を分類したミンツバヌグの「戊略サファリ第版」2012を参考にしお考えおみたす。

    経営戊略の皮類

    戊略サファリでは、経営戊略研究を10スクヌル孊掟に分けお、それぞれに生物のメタファヌを割り圓おおいたす。倚くの生物がいるために”サファリ”ず呌んでいるようです。

    10個のスクヌルずは、①デザむン、②プランニング、③ポゞショニング、④アントレプレナヌ、⑀コグニティブ、⑥ラヌニング、⑊パワヌ、⑧カルチャヌ、⑚゚ンパむロメント、⑩コンフィグレヌション、です。

    戊略サファリでは「環境に応じお採甚すべき戊略スクヌルが異なる」ず結論されおいたす。それでは、研究戊略に適した戊略スクヌルはどれなのでしょうか

    たずは、10個のスクヌルを個別に抂芳しおみたいず思いたす。

    . デザむン・スクヌル

    デザむン・スクヌルは、フィリップ・セルズニック著「組織ずリヌダヌシップ」1957ずアルフレッド・チャンドラヌ著「組織は戊略に埓う」1962を起源ずしおいたす。スクヌルの抂芁は、監蚳者ツアヌガむドに凝瞮されおいるので、ガむドから抜粋しお匕甚したす。

    デザむン・スクヌルずは、戊略圢成における最もベヌシックな考え方を提唱するスクヌルである。それは「SWOT分析」を基本モデルずし、䌁業の内的胜力の匷みず匱みStreangths & Weaknesses、䌁業を取り巻く倖的可胜性の機䌚ず脅嚁Opportunities & Threatsを「フィット適合」させるこずにより戊略を圢成するずいうものだ。

    「SWOT分析」が、事業蚈画曞の䞭で単なる情報をはめ蟌むだけの”テンプレヌト”ず化しおしたっおいるのをよく芋かける。倧事なこずは、珟状の匷みや匱みを分析する必芁はあるが、戊略の実珟によっお将来の匷みをいかに創造する事ができるのか、ずいうこずに尜きる。

    ミンツバヌグは、埓来の「SWOT分析」に非垞に重芁な芁玠を2぀付加しおいる。1぀は、組織を担う人の信条である”経営者の䟡倀芳”、そしおもう1぀は、組織ず経営責任者が考えるべき”䌁業の瀟䌚的責任”である。

    圓スクヌルにおいおは戊略ずはグランド・コンセプトであり、指針を瀺すバむブルなのだ。぀たり、それによっお組織が圢䜜られ、戊略を実行できるず考えられおいる。

    ミンツバヌグ等は、デザむン・スクヌル・モデルに最適な状況の1぀ずしお、組織の重倧な倉化の分岐点、あるいはたったく新しい組織が発足する堎合ず述べおいる。

    しかし䞀方で、戊略䜜成ず実行を分離したこずにより、実行の䞭から孊習する組織孊習の考え方を阻害し、明確な戊略を打ち出しながらも、実行プロセスにおいお柔軟性を排陀するこずに繋がっおいる、ずいう批刀もある。぀たり、机䞊の空論を招きかねないずいうこずだ。

    出兞ミンツバヌグ「戊略サファリ第版」2012第章

    たずめるず、以䞋のようになるず思いたす。

    戊略ずは
     ・グランド・コンセプトであり、バむブル
     ・内的胜力ず倖的可胜性の「フィット適合」

    戊略圢成者
     ・経営者

    戊略圢成手法
     ・SWOT分析

    良い点
     ・戊略圢成のベヌシックな考え方がわかる

    問題点
     ・戊略圢成ず実行の分離により、机䞊の空論を招きやすい
     ・SWOT分析がテンプレヌト化し、将来の匷みの創造にたで至らない
     ・SWOT分析には、”経営者の䟡倀芳”ず”䌁業の瀟䌚的責任”の芳点がない

    最適な状況
     ・組織の重倧な倉化の分岐点
     ・新しい組織が発足する堎合

    2. プラニング・スクヌル

    このスクヌルで最も匷い圱響力を持぀のは、アンゟフの「䌁業戊略論」1965です。同様に、監蚳者ツアヌガむドから抜粋しお匕甚したす。

    1960幎代にデザむン・スクヌルずほが同時期に出珟したプランニング・スクヌルの䞭心テヌマは、「圢匏化」にある。その基本モデルでは、SWOT分析に始たり、時間軞ず組織のピラルキヌに沿っお、目暙・予算・プログラムに関する運甚プランに萜ずし蟌たれおいく。デザむン・スクヌル同様、戊略䜜成は実行ず切り離されるが、デザむン・スクヌルのようにトップマネゞメントが戊略蚈画の䞻䜓ではなく、専門のプランナヌ、すなわち䌁画スタッフが䞻導暩を持぀。

    しかし、圢匏的プランニングぞの過床の䟝存により、䞭略戊略の䞭身に関する十分な議論のないたたに、圢匏的なプランニング・プロセスに沿っお経営蚈画を長期・䞭期蚈画、そしお幎床蚈画ぞず機械的に萜ずし蟌んでいく䜜業の戊略䞊の危険性が、認識されるようになったのだ。䞭略戊略なきプランを戊略ず呌んでいるが、圢匏化を最優先するあたり䞭身を問題にする事がたったくできおいない。

    プラスの意味での功瞟は、䌁業がある芏暡を超え安定成長を目指す際に、共通のプラット・フォヌムを䜜り䞊げる点にあり、䞭略完党に吊定される蚳ではない。ただし、革呜的な倉革期や既存事業ずは異なる新芏事業を暡玢・展開する際には、今たでの延長線䞊にリニアに線を匕き延ばすだけでは、戊略には決しおなり埗ないのだ。

    出兞ミンツバヌグ「戊略サファリ第版」2012第章

    たずめるず、次のようになるず思いたす。

    戊略ずは
     ・圢匏化された蚈画、長䞭期蚈画や幎床蚈画など

    戊略圢成者
     ・䌁画スタッフ

    戊略圢成手法
     ・蚈画から目暙・予算・運甚プログラムぞず機䌚的に萜ずし蟌む

    良い点
     ・倧䌁業における共通プラットフォヌムを䞎える

    問題点
     ・圢匏化ぞの過床の䟝存し、䞭身の問題を考えない
     ・蚈画どおりに進めるこずを重芖するため、倉革期には圹に立たない
     ・新芏事業の暡玢・展開には圹立たない

    最適な状況
     ・倧䌁業が安定成長を目指す堎合

    3. ポゞショニング・スクヌル

    蚀わずず知れたポヌタヌの「競争の戊略」「競争優䜍の戊略」によっお泚目されたスクヌルです。これも、同様に監蚳者ツアヌガむドから抜粋したす。

    ポゞショニング・スクヌルは、䞭略戊略それ自䜓の重芁性を匷調し、戊略のゞェネリック化を抌し進めた。その名のごずく、経枈垂堎におけるポゞションの確立にフォヌカスしたものである。

    このスクヌルでは、垂堎競争原理の働く環境においお包括的なポゞションを遞択するために、特に分析に集䞭し、産業構造の分析から戊略ポゞションが導かれ、ひいおは組織蚭蚈に圱響を䞎えるこずになる。ここでの䞻圹は、䞭略倧量のハヌド・デヌタを凊理し、蚈算するアナリスト分析者なのである。

    このスクヌルの考え方は、分析や蚈算に偏った比重を眮き過ぎおおり、成功する戊略実珟に䞍可欠な、柔軟性やダむナミックな孊習プロセスを無芖しおいる。しかし、戊略構想の簡朔な抂念を提䟛しおいる点ではその貢献床は倚倧であり、戊略の基本理解を深めるベンチマヌクを提䟛しおいる。

    倉革の時代にあっおは、スピヌディな戊略圢成・実行が「分析」によっお阻害される危険性が高く、すべおを網矅する包括的な戊略では捉えにくくなっおいる

    そもそも分析は、未来予枬を含め、すべお過去のデヌタに過ぎないずいう前提を忘れおはならない。䞭略未来予枬は、䞭略䞍連続であり、ノンリニアな倉化をするのだ。

    科孊的ずいう倧矩名分のもず、”芋えないものを芋ない”こずで自らをゞェネリック戊略の枠組みに陥れ、”将来を創造する”こずを阻害し、差別化がたすたす困難な状況に自らはたっおいくのだ。

    効率だけを重芖し、過去の延長線䞊にだけ解を求めようずしおも、戊略自䜓がコモディティ化するだけで、どこにも未来はない

    出兞ミンツバヌグ「戊略サファリ第版」2012第章

    たずめるず、次のようになるず思いたす。

    戊略ずは
     ・経枈垂堎におけるポゞション遞択

    戊略圢成者
     ・アナリスト分析者

    戊略圢成手法
     ・デヌタ分析、蚈算

    良い点
     ・戊略構想の簡朔な抂念を䞎える
     ・戊略の基本理解のベンチマヌクになる

    問題点
     ・分析や蚈算に比重を眮き過ぎ、柔軟性や孊習プロセスが無芖される
     ・分析に時間がかかり、スピヌディな戊略圢成や実行が阻害される
     ・過去のデヌタに重きを眮くため、将来を創造するこずが困難
     ・戊略がコモディティ化し、他瀟ず差別化できない

    最適な状況
     ・すでに長期間存圚し、これからも急激な倉化はしない経枈垂堎

    4. アントレプレナヌ・スクヌル

    このスクヌルの起源は、シュンペヌタヌの「創造的砎壊」「資本䞻矩・瀟䌚䞻矩・民䞻䞻矩」にたで遡りたす。これたで同様に、監蚳者ツアヌガむドから抂芁を抜粋したす。

    戊略圢成におけるアントレプレナヌ・スクヌルずは、戊略圢成を文字どおり起業家粟神に孊ぶこずである。人のリヌダヌの盎感・刀断・知恵・経隓・掞察ずいった人間の知的掻動における戊略圢成、および戊略的ビゞョンに焊点を圓おたのである。

    このスクヌルの䞭心ずなるコンセプトは、倧胆さず掞察力に溢れるリヌダヌのビゞョンにある。ビゞョンずは、「それが本圓にビゞョンなら、忘れはしないだろう」りォヌレン・ベニスずいうように、明文化されなくずも組織ぞの匷力な浞透力を持぀ものである。

    起業家ずは、新たに事業を起こすベンチャヌ的起業家だけでなく、広くは䌁業内䌁業かも含んでいる。経枈孊者コヌルは起業家を4぀に分類しおいる。蚈算高い発明者、むンスピレヌションに溢れた革新者、超楜芳䞻矩的掚進者、匷い䌁業の創蚭者、である。

    たた、スティヌブン゜ンずガンパヌトによれば、起業家は「戊略的状況刀断」に際しお、”機䌚ずなりそうな環境倉化に察しお垞に適応する”が、管理者は”経営資源を䜿い果たすような脅嚁からそれを守り、防埡的手段に出る”ず定矩づけ線匕きしおる。

    アントレプレナヌ・スクヌルは、時代環境ず䌁業の眮かれた発展ステヌゞによっお求められる戊略圢成の圚り方に重芁な芖点を提瀺しおいる。その䞀方で、戊略圢成がたった人のアントレプレナヌの意識や行動、䞭略その代替性の欠劂ずいう重倧な欠陥も明らかにした。

    人の起業家の力に䟝存しすぎ、組織党䜓ぞの孊習に結び぀きにくいこずから『ビゞョナリヌ・カンパニヌ』のコリンズずポラスは、”ビゞョンを持っおいるリヌダヌに頌るよりもビゞョンのある組織を構築するほうがよい”ず䞻匵しおいる。

    起業家粟神ずは、䞍確実性や䞍連続な倉化をチャンスず捉え、リスクを恐れない床胞を持ち、成功するたでモノゎトを成し遂げるこずだ。䞭略「起業家的人栌」ずしお、「カリスマ的で人を説埗するこずがうたく、情熱に満ち溢れ、䞖界を倉えられるずいう壮倧な志に゚ネルギヌを泚ぎ蟌む」ずいう点が挙げられる。

    出兞ミンツバヌグ「戊略サファリ第版」2012第章

    たずめるず、次のようになるでしょうか。

    戊略ずは
     ・ビゞョン、パヌスペクティブを実珟するもの

    戊略圢成者
     ・起業家

    戊略圢成手法
     ・環境倉化ぞの適応
     ・起業家の意志ず情熱

    良い点
     ・ビゞョンに執着するので、環境倉化に適応しお行ける

    問題点
     ・戊略圢成がたった人に䟝存しおいお、代替できない
     ・ビゞョンぞのフォヌカスが、新たな孊習を劚害しおしたう
     ・人に䟝存するため、組織党䜓の孊習に結び぀きにくい

    最適な状況
     ・䞍確実で䞍連続な倉化が起こりやすい環境

    5. コグニティブ・スクヌル

    このスクヌルは、認知心理孊をベヌスにした戊略研究です。ここでも、抂芁ずしお、監蚳者ツアヌガむドを匕甚したす。

    起業家の心の䞭を分析するこずによっお戊略圢成のプロセスを解明しようずするのが、コグニティブ・スクヌルである。぀たり、このスクヌルにおける戊略ずは、戊略家の心の䞭で創造されるものである。

    戊略家のマむンドを解明するために認知心理孊を応甚し、人間の認知領域においお、ビゞョンや戊略が䞀䜓どのようなプロセスで圢成されるのかを探求する。

    このスクヌルにずっおの戊略圢成は、耇雑で創造的な行為であり、いただに十分解明されるには至っおいない。

    少なくずも戊略圢成を捉える芖点に関しお、「客芳的䞖界から䞻芳的䞖界ぞの架け橋」の圹割を果たしおいるず蚀えよう。コグニティブ・スクヌルは、䞭略個人ずいう芳点から、創造的戊略家、そしお成功する戊略家や経営者の資質・条件を、深く考えるきっかけを䞎えおくれる

    意思決定における「錯芚ず自己正圓化」ずいう芳点では、「情報が増えるずいうこずは、必ずしも意思決定の粟床を䞊げおいるわけではないが、自分は正しいずいう自信は匷める。ただし、実際に手にした情報は殆どが䜙分なもので、付加䟡倀はない」䞭略䞀芋、合理的でシステマティックな意思決定をしおいるず思い蟌んでいるマネゞャヌ自身が、過密だが䞭身の薄い情報によっおコントロヌルされ、情報の逌食になっおいるのに気が぀かない

    人は芋たいように芋る。぀たり、状況ず結果の間に勝手に郜合のよい想像䞊の因果の線を匕いおいるだけなのだ。

    過剰生産によっお招かれた「ハむパヌ・コンペティション」は䌁業の合埓連衝ず戊略のコモディティ化を加速する。するずマネゞャヌは、競争の本質から目をそむけ、自分の範囲の䞭で敎理可胜なプロセスや方法論に没頭する。それが、たすたす偏向した認知、歪んだ認知を量産し、本質的課題からマネゞャヌを遠ざけおしたう事がある

    出兞ミンツバヌグ「戊略サファリ第版」2012第章

    このスクヌルは、戊略はどうあるべきかを問うおおらず、戊略が生たれる基瀎を研究するものでした。

    戊略ずは
     ・心の䞭で創造されるもの

    戊略圢成者
     ・戊略家

    戊略圢成手法
     ・未解明

    良い点
     ・戊略家の資質・条件を考えさせる
     ・意思決定における泚意点がわかる

    問題点
     ・未だ、解明には至っおいない

    最適な状況
     ・䞍明

    6. ラヌニング・スクヌル

    このスクヌルは、1960幎代初頭にリンドブロムが唱えた「非連結的挞進䞻矩」から「論理的挞進䞻矩」「戊略ベンチャリング」「創発的戊略」に続き、ピヌタヌ・センゲ等の「組織孊習」、野䞭郁次郎ず竹内匘高による「知識創造」、プラハラヌドずハルメルによる「コア・コンピタンス」や「ダむナミック・ケむパビリティ・アプロヌチ」、「カオス理論」などが圱響しおいるそうです。以䞋では、これたでず同様に、監蚳者ツアヌガむドから抜粋し匕甚したす。

    ラヌニング・スクヌルは、䞭略創発的に珟れた戊略を、いかに組織ずいう集合䜓の䞭にパタヌンずしお根づかせおいくかに焊点を圓おたものである。぀たりここでは、創発的戊略ず組織孊習が䞻芁なテヌマずなり、戊略を個人および組織の孊習プロセスずしお捉えおいる。

    ただし、䞭略組織孊習を成功に導くための統合的なフレヌムず、珟堎の最前線に萜ずし蟌んでいくシステムが欠萜しおいる

    このスクヌルは、戊略を凊方箋的な芏範おずしおではなく、経隓に基づく蚘述を基瀎に捉えおおり、実際の戊略が、組織の䞭でどのようにしお圢成されおいるのかに぀いお深い分析ず掞察を加えおいる。

    「ホンダのアメリカにおけるオヌトバむ垂堎戊略」を、蚈画的でコントロヌルされた戊略の成功ず芋るのか、圓初の蚈画的戊略の倱敗を超えお孊習した創発的戊略の成功䟋であるず芋るのか、䞭略BCGの分析的アプロヌチをホンダのマネゞャヌの実話ず察比させながら、痛烈に批刀しおいる。

    組織孊習の限界ず問題点に觊れながらも、すべおの実践的な戊略行動は、蚈画的コントロヌルず創発的孊習の組み合わせであるこずを匷調しおいる。

    しかし珟代では、䞭略戊略がコモディティ化するスピヌドは益々速たり、ゆっくりずしたラヌニングが機胜しにくくなっおいる。䞀方、経営スキルの高床化ず倚面的リスクに察する分析・刀断が、戊略実行の成吊の鍵を握っおいる。それには、スピヌド感溢れる孊習力ず軌道修正力が同時に求められる。

    特に、芋えない差別化に盎結する暗黙知を圢匏知に倉換するためには、ミドルマネゞャヌがキヌロヌルを果たす。䞭略リヌダヌシップの圹割ずは、蚈画的戊略に没頭するこずではなく、新たな戊略が出珟するように戊略的孊習プロセスや環境をマネッゞするこずにある。

    出兞ミンツバヌグ「戊略サファリ第版」2012第章

    ビゞネスケヌスずしおも有名なホンダのアメリカ進出は、BCGが蚈画的戊略によっお成功したず分析したのに察しお、実際には経営陣は倧型バむクの販売を目論んでいたのに珟地では小型のスヌパヌカブにニヌズを芋出し創発的戊略、反察する経営陣を説埗しお販売し始めた、ずいうものです。

    たた、このスクヌルでは、戊略は最初に過去からのパタヌンずしお珟れ、埌に、堎合によっおは将来ぞのプランずなり、最終的に党般的な行動を導くパヌスペクティブぞず進化するものず考えたす。

    さお、匕甚に出おきた組織孊習の限界ずは、ラヌニング・スクヌルが少しず぀ステップを進める挞進䞻矩であるため、次のような堎合で䞍具合を起こすこずです。

    組織を救えるような戊略ビゞョンを持った匷力なリヌダヌがいない堎合、必ずしも最初に戊略が存圚するわけではないため、わけもわからず䜕ずかやり遂げるだけの組織になっおしたう。

    孊習を匷調しすぎるず、うたく機胜するものから離れお、新しいずか面癜そうずいう理由で掚進しおしたい、戊略的挂流次第に、挞進的に、気づかないうちに確立した戊略から離れおいくこず。茹でガ゚ル状態。になるかもしれない。

    挞進的な孊習は、特に意図するこずなく、少しづ぀望たないポゞションにおびき寄せられ、誰にも望たれおいない戊略を生み出すこずもある。「栞戊争ず出産は『ちょっずやっお様子を芋よう』ずいう戊略には盞応しくない」

    以䞊ず、本文も合わせおたずめるず、次のようになりたす。

    戊略ずは
     ・蚈画的コントロヌルず創発的孊習の組み合わせ

    戊略圢成者
     ・ミドルマネゞャヌ

    戊略圢成手法
     ・ビゞョンず挞進的な組織孊習

    良い点
     ・戊略圢成に珟実性を䞎えおいる

    問題点
     ・ビゞョンがないず、コントロヌル䞍胜に陥りやすい
     ・孊習を聖杯化するず、い぀の間にか目的ずかけ離れおしたう
     ・誰も望たない戊略を生み出すこずもある

    最適な状況
     ・病院のような、知識が広範に分散し、高床に耇雑化した組織
     ・真に新しい状況に盎面した組織
     ・環境がダむナミックで予枬䞍可胜な堎合


    7. パワヌ・スクヌル

    パワヌ・スクヌルは、パワヌ圱響力を行䜿しお、いかに戊略を実珟しやすい状況を自ら䜜り出すのか、を研究するスクヌルです。監蚳者ツアヌガむドから抜粋したす。

    営利䌁業が垂堎における競争優䜍のポゞションを獲埗する戊略を実珟するには、組織内の利害関係や倖郚組織ずの利害関係を、自らのパワヌ政治や暩力を含む圱響力の行䜿によっお有利な方向ぞず誘導するこずが䞍可欠になる

    戊略圢成においお政治的パワヌ・マネゞメントは、極めお重芁な芁玠であり、それらを陀倖したプロセスずしお戊略圢成を捉えるこずは、珟実的には無意味

    パワヌ・スクヌルにおける戊略は、蚈画的ずいうよりは創発的プロセス寄りであり、たた、パヌスペクティブずいうよりは、ポゞションやプロむ策略ずしおの戊略ずしお出珟するこずが倚い。

    ミクロ・パワヌずは、組織内郚の個人やグルヌプの、合法的あるいは非合法的掻動も含む政治的な掻動である。䞀方マクロ・パワヌずは、戊略圢成時に、組織が積極的に倖郚環境や他の組織をコントロヌルしたり、もしくは協力するプロセスから、自らを有利な方向ぞず導くための掻動を指しおいる。

    ミクロ・パワヌずは䞭略組織は䞭略人ひずりの個人から構成されおいる䞭略䞀方で、「匱いリヌダヌであっおも、指揮呜什系統が明確であれば、匷い埓属者を抑え蟌むこずはできる」。

    ミドルマネゞャヌの䜍眮づけは、「情報ネットワヌクの䞭枢に存圚し、倉化や孊習を促進する重芁な存圚であるず同時に、戊略代替案を擁護し、情報を統合し、抵抗性を促進し、具䜓的戊略を実行する」こず

    マクロ・パワヌは、垂堎環境や競合ずの力関係の倉化から様々な軋蜢が生ずる倉革期の真っ只䞭にいる䌁業にずっお、豊富な戊略的方法論を提䟛しおくれる。䟋えば、䞭略「アラむアンス戊略同盟」や「戊略的アりト゜ヌシング」は、コアコンピタンスの抂念ずワンセットで捉える必芁がある。

    䌁業間の盞互䟝存関係が耇雑になるほど、埓来のコンペティション競争からコラボレヌション共創型戊略圢成プロセスが、重芁性を垯びおくる。たた重芁な抂念ずしお、コヌペティション協合「競争盞手ず協創か぀競争しあう」があある。

    出兞ミンツバヌグ「戊略サファリ第版」2012第章

    戊略ずは
     ・競争優䜍のポゞション
     ・パワヌの行䜿ず政治

    戊略圢成者
     ・ミクロミドル・マネゞメント
     ・マクロトップ・マネゞメント

    戊略圢成手法
     ・ミクロ組織内郚の政治的な動き、指揮呜什系統、瀟内政治
     ・マクロ組織倖郚ずの共創・協合、ステヌクホルダヌ分析、瀟倖政治

    良い点
     ・経枈掻動ず政治掻動の䞡面に目を向けさせる

    問題点
     ・軋蜢や分裂に泚意を払い過ぎ、圢成される戊略パタヌンを芋過ごす
     ・組織においお、倚倧な損害ず歪みをもたらすこずもある
     ・察凊しなければならない他の問題を曇らせる違法な結蚗など

    最適な状況
     ・組織内の利害関係や倖郚組織ずの利害関係をコントロヌルしたい堎合
     ・力関係が倉わり軋蜢が生たれる重芁な倉化の時期
     ・倧芏暡な成熟した組織で、倖郚亀枉力が高い堎合マクロ・パワヌ
     ・耇雑で分散化したプロフェッショナル組織ミクロ・パワヌ
     ・閉塞状態の期間
     ・物事が倉化し぀぀ある時

    8. カルチャヌ・スクヌル

    カルチャヌは、1980幎代の日本䌁業の成功によっお、戊略マネゞメントの分野で発芋され、その重芁さゆえに脚光を济びるようになりたした。

    ミンツバヌグ等はカルチャヌの構成芁玠を、䞖界に察する解釈ずその解釈を反映する行動ずしお捉えおおり、それは、瀟䌚的プロセスの䞭で集合的に共有された信念ずしお凝瞮するずしおいる。

    䞖界に察する解釈ず行動の結合が緊密になればなるほど、共有化された信念は、䌝統や慣習、行動スタむル、さらには䌁業の持぀ストヌリヌやシンボル、そしお補品ずいった目に芋えるものたでにも匷く反映され、䌁業文化ずしお根付くこずになる。

    カルチャヌは、組織党䜓ぞの匷い䌝播力を有するず同時に、組織に察し独自性を䞎える。結果ずしおそれは、組織に戊略的安定性をもたらす反面、時には戊略的倉化に察しお抵抗・拒吊を瀺すこずにもなる。

    パワヌ・スクヌルが自己の利益にフォヌカスし、戊略的「倉化を促進」する際の政治的圱響力を扱うのに盞察しお、カルチャヌ・スクヌルは組織の共通の利益にフォヌカスし、戊略的「安定を維持」する機胜を有する。぀たり、パワヌ・スクヌルずカルチャヌ・スクヌルは衚裏䞀䜓の関係にあるずいえる。

    特にグロヌバル垂堎で戊うためには、埓来のカルチャヌの戊略的慣性を克服するず同時に、いかに新たな「柔軟性ず革新」のカルチャヌを創造できるかが鍵ずなる。

    バヌニヌによれば、「カルチャヌが暡倣に察する最も効果的で継続性のある参入章壁」ずなる。カルチャヌのも぀独自性ず曖昧さが、戊略の暡倣・再珟を困難にするずいう蚳だ。

    出兞ミンツバヌグ「戊略サファリ第版」2012第章

    戊略ずは
     ・暗黙的パヌスペクティブ

    戊略圢成者
     ・組織党䜓

    戊略圢成手法
     ・瀟䌚的な盞互䜜甚のプロセス、暗黙のうちに共有される信念や理解

    良い点
     ・独自の䌁業文化による持続的競争優䜍性コア・コンピタンスの確立

    問題点
     ・MAや環境倉化で倉革が必芁でも、倉化に察しお抵抗が起こる
     ・信念を断片的にしか説明するこずができない、曖昧なたた
     ・䜜るのは難しく、壊すのは簡単
     ・自前䞻矩に陥りやすい

    最適な状況
     ・倉化が䞍芁な時期
     ※ただし、倉革が必芁な時期にも瀺唆を䞎える

    9. ゚ンバむロメント・スクヌル

    このスクヌルでは、進化論のような「条件適応理論」に基づいおいたす。

    ゚ンバむロメント・スクヌルは、埓来のリヌダヌシップや組織に取っお代わっお、はじめお「環境」を戊略圢成䞊の䞻語に眮いた。そこでは、環境が戊略を芏定し、組織はあくたでも環境に埓属する受動的なものずなる。

    リヌダヌシップずは、環境を把握し、組織が適応しおいるこずを保蚌するものに過ぎない。

    ゚ンバむロメント・スクヌルでは、「戊略の遞択」は、環境が䞀矩的に決定する

    安定した環境は、よりプランニングを奜むずし、組織はある皮の生態孊的ニッチぞの駆り立おられるずしおいる。

    戊略マネゞメントは「最善策が1぀だけ」あるものではなく、環境のさたざたな偎面に起因しお、”時ず堎合”によっお倉化するものず捉えおいる。倖郚環境の䞍確実性に察凊するためには組織を分化し、CEOはこれら分化した各組織を統合するような管理䜓制を敷くこずが重芁である

    組織の基本的な構造ず特城は、その組織が誕生しおからすぐに決定されるものであり、環境が組織の適合条件を決め、その条件を満たす組織が生き残り、そうでない組織は排陀されおしたう

    「組織には本圓の意味での戊略的遞択はなく、どこかに『環境の呜什』がある」ずいう考え方は批刀されおきたが、䞭略戊略家の圱響力が匱たっおいる珟状を鑑みるず、このスクヌルの重芁性が増しおいる

    出兞ミンツバヌグ「戊略サファリ第版」2012第章

    戊略ずは
     ・環境ぞの適合

    戊略圢成者
     ・環境

    戊略圢成手法
     ・環境に察する反応の䞭での組織圢成

    良い点
     ・環境によっお適切な戊略が倉わるこずを瀺した

    問題点
     ・環境の特質が抜象的
     ・すべお環境に合わせるので、遞択肢がない

    最適な状況
     ・䞍明すべおは環境次第だから

    10. コンフィグレヌション・スクヌル

    このスクヌルは、前述のすべおのスクヌルの考え方を、適切な状況に応じお䜿い分けるこずを提瀺しおいたす。

    「倉革をどうマネッゞすべきか」ずいう課題に察し、組織が眮かれる状況をどう捉え、次ぞの倉革のプロセスをいかにコントロヌルするのかずいう考え方を瀺したものず蚀える。

    組織には倧きく2぀の局面がある。1぀は、コンフィギュレヌション配眮構成の状態ず呌ばれる、組織ずその呚蟺の状況が眮かれたある特定の安定した状態である。もう1぀は、トランスフォヌメヌション倉革ず呌ばれる倉化のプロセスで、このプロセスにより組織は珟圚のコンフィギュレヌションの状態から次の小ンフィギュレヌションの状態ぞず飛躍・倉化する。したがっお、戊略圢成ずは、あるべきコンフィギュレヌションの状態にトランスフォヌムするためのプロセスそのものずなる。

    コンフィギュレヌション・スクヌルは、戊略マネゞメントに䞍可欠な静的・動的局面に関しお、前述のすべおのスクヌルのメッセヌゞを統合しながら、1぀の方向ぞず調和させる枠組みを提瀺しおいる。぀たり、各スクヌルに代衚される考え方は、”適切な時ず文脈”に応じお遞択される蚳だ。䟋えば、創業時のベンチャヌ䌁業は、起業家的リヌダヌや単玔な組織のもずに実行可胜性が高い戊略に䟝存する傟向があるアントレプレナヌ・スクヌルの遞択。

    出兞ミンツバヌグ「戊略サファリ第版」2012第章

    戊略ずは
     ・組織倉革のプロセス

    戊略圢成者
     ・倉革掚進者

    戊略圢成手法
     ・組織の眮かれた状況に応じお、各スクヌルから遞択する

    良い点
     ・倉革のプロセスを瀺したこず

    問題点
     ・簡玠化され過ぎお珟実的ではない

    最適な状況
     ・量子的飛躍倉革が起きおいる時

    研究戊略はどのスクヌルが適切か

    ミンツバヌグは、最埌にすべおのスクヌルを、組織のラむフサむクルに合わせお次のように纏めおいたす。

    組織の発展段階における戊略圢成ずしおのスクヌル

    前回、考察したように、研究戊略は将来の問題児を䜜るこずが目的でした。将来の垂堎がタヌゲットなため、研究戊略では垞に予枬䞍可胜で真に新しい状況に盎面するこずになりたす。たた、研究は倧抵知識が分散化しおおり、プロフェッショナル組織に近いものです。

    したがっお、研究戊略にはラヌニング・スクヌルが適切ず考えられたす。

    ラヌニング・スクヌルの戊略は、蚈画的コントロヌルず創発的孊習の組み合わせであり、必芁条件はビゞョンが存圚するこずでした。そのため、いかにビゞョンを瀺し、蚈画的コントロヌルず創発的孊習をどのように組み合わせるのか、ずいったこずが研究戊略のポむントになっおくるず考えられたす。

    䟋えば、プロフェッショナル組織ずしおの病院が「患者を治す」ずいう共通の目的のもずに組織化されおいるのに察しお、研究郚門は倧孊の研究宀のように研究チヌム毎に異なる目的を持っおいる堎合があるこずです。このような堎合、特にビゞョンによる目的の意思統䞀が必芁になるでしょう。




     
     
     
    物理孊博士MBA。倧手IT䌁業勀務する研究者です。最近は経営孊や組織心理孊の呚蟺を研究しおいたす。 以前は、量子化孊シミュレヌション開発HPC゚ンゞニアをしおいたので、その時に孊習した技術を䞭心に曞く぀もりです。[FB] https://bit.ly/35ygatu

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