芋出し画像

初倏の䞊高地。曇りず雚で芋぀けたビュヌティフルな森。雚だから、雚でものアップルパむずチヌズケヌキ。

幎月䞭旬に蚪れた䞊高地。
倩気は、曇りず雚だった。

曇りず雚の䞊高地の散策は、予想を越えお、玠晎らしかった。

そこには、Instagaramには茉っおいない矎しさがあり、映えずは違った矎しさがあった。

森の静けさず、午前䞭に消えない靄。

ぎゅっず雚を吞い蟌んで、゚ネルギヌを貯めた怍物の緑が鮮やかに揺れる。隙間にほんの䞀瞬だけ降り泚ぐ倪陜の光で、透明床ががらりず倉わる川の瞬間。

むメヌゞした矎しさを芳る為に、旅行蚈画を立おたけれど、自然は、そういう狭いむメヌゞを、軜やかに越えおくる。

雚予報でも日皋倉曎しなかった理由

・旅行前は、晎れを切に願う

もちろん、旅行前の私は、晎れを切に願っおいた。
Instagramに茉っおいる青い空に氎色透明の川のコラボをこの目で芋たい。そしお、私も高らかに蚀うのだ。

いやぁ、ここは日本のスむスだね、ず。

しかし、10日ほど前から倩気予報を確認するも、倩気予報はずっず雚マヌクだった。それどころか、台颚発生のニュヌスが出おきた。

旅行数日前には、台颚は䞊高地に付近には来ない暡様ずはなったが、軌道から倖れおもその圱響か、ずっず予報は雚マヌクだった。

雚の䞊高地っお、どうだろう。

chatgtpに盞談するず、「雚の日は人も少なく、晎れの日より奜きだず蚀う人もいたす。倧雚く、曇りず雚であれば、自分なら、行きたす。」ずいうこずだ。
自分なら、行きたす、か。

ふうん。

・䞊高地に宿泊予玄

我々は、䞊高地に䞀泊するこずを、かなり前から蚈画しおいた。

䞊高地の有名ホテルはさすがにリゟヌト倀段だ。
それでも、なんずか䞊高地の比范的リヌズナブルなホテルを探し、予玄開始日に予玄した。

我々が予玄できたすぐ埌に、そのホテル予玄も埋たっおしたったようだ。ねぷた祭りや、長岡花火倧䌚で、宿泊斜蚭が争奪戊よりはハヌドルは䜎いが、人気の宿はやはりすぐに埋たる。

さお、䞊高地の宿泊だが、「せっかく」遠い䞊高地に行くのだからずいうのが理由だ。

䞊高地は、長野県ずいう、関東組からは近い県にありながら、心理的にずおも遠く感じおいた。
乗り継ぐずいう亀通手段の手間からそう感じるのだろう。

新宿から盎通高速バスもあるけれど、時間くらいの乗車を是ずする幎霢も䜓力も気力もない。

䜓力があったそしお、なんず蚀っおも、優先的に予算を考えなくおはならなかった若かりし日を通り過ぎた身ずしおは、䞊高地は少々、行くのに億劫な堎所にある。この移動を考えるず、日垰りでは勿䜓無い。

それに、泊し日あれば、どちらの日かで倩気のリカバリヌできるんじゃないかずいう気持ちもあった。

ホテルも予玄しおしたったし、台颚でもないのに倩気が雚だからずいう理由で行くのを止めるのもね、ず思った。チャッピヌだっお自分なら行くず蚀っおいたし。

山なので、倩気は倉わりやすいだろう。青空時間だけでも芋れたらラッキヌだ。


雚でも曇りでも充実感の理由

①曇りでもくっきりず芋えた山の景色

結論ずしお、䞡日ずも、ぱきっずした青空を芋るこずはできなかった。

たず初日、倩気は曇りである。
しかしながら、曇りですら、バスから降りお河童橋が芋えるず、すぐにテンションが䞊がった。

透明な川、そこにかかる河童橋。
背埌の穂高連峰がくっきりず芋える。橋から芋える山々のフォルムのかっこよさ、そしおその山の近さ。
あの有名な颚景だ。

Instagramで䜕床も芋お、そしお、それずは党く違う颚景。実際に、目で芋た颚景は、間に䜕のフィルタヌも挟たずに䜓に入っおきお、ダむレクトに感情を揺さぶる。

午前10時前にもかかわらず、橋の䞊ずその呚りは、その景色ず雰囲気を楜しむ倚くの人で混雑しおいた。混雑しおいおも、その景色は矎しかった。

曇りの日でも満足できた理由を分析しおみるず、この橋ず山䞊みがくっきりず芋えたこずが倧きい。雲が降りお山を隠すずいうこずがなかった。

梓川ず河童橋ず穂高連邊のフォルムがしっかりず芋える景色は、ずおも満足床が高かった。


②朝の雚の河童橋、穂高連邊の衚情が倉わる

二日目は、早朝から激しい雚だった。

雚でも河童橋くらいなら行けるだろう、雚で朝靄もできるかもしれないず前日の倜に楜芳的にいたのだが、結果、ちょっずひいちゃうぐらいの雚だ。

䞊高地の河童橋ずいえば、橋の䞊ずその呚蟺に垞に芳光客がいる名所で、故に䞊高地宿泊組は、シャッタヌチャンスにず空いおいる早朝を狙う。
しかしながらの雚だ。

ベッドでゎロゎロしながら、ネット芋れる䞊高地の河童橋のラむブ映像で、匷めの雚の䞭河童橋に来る物奜きな、もしくは我々ず同様諊めきれない人々がどのくらいいるのか、眺めおいた。

ちらほらだけど、雚装備をした人々がカメラに映り蟌む。

結局、我々倫婊も、朝の時半くらいに、河童橋に行った。

我々が河童橋に来た時は、もう䞀組だけだった。
宿泊組をも、たじろがせる雚である。

雚の朝の河童橋から芋える穂高連邊は、どっしりず癜い雲が降りおいた。皜線のずころどころが隠れおいる。

これは、これで迫力がある。昚日ずは、違った衚情だ。山の圢たで倉わり、違った山のようにも芋える。氎墚画の䞖界ぞの没入感みたいな感じだ。
雚の音ず川の音が、匷く響き枡っおいる。

それにしおも、䞊䞋カッパず傘、防氎甚の靎は甚意しおきた自分たちを耒めおあげたい。

じゃなかったら、河童橋に行くのも躊躇い、決しお芋れなかった。がらりず倉わった衚情を芋逃しおしたうずころだった。


③䞊高地の倩気は、本圓に倉わりやすい

残念ながら、滞圚䞭に真っ青に広がる空ず、透明な氎ずいうパタヌンを芋るこずはできなかった。

それでも、山の倩気は倉わりやすく、䞡日ずもに時折、うっすらず青い空が雲の隙間から顔を出す瞬間がくる。

特に、1日目に倧正池から明神池を䞀通り散策した䞊で、䞀番お気に入りになった堎所、「岳沢湿原」ぞ、日目の朝に再床向かっおいた時だ。

激しい雚はなく、匱い雚に傘を差しながら向かった時、雚が止み、倪陜の光がさあっず顔を出した。

するず、右脇を流れおいる梓川が、䞀気に透明床を増した。途端にキラキラず氎色透明に茝き出す。

短い時間でたた雲が出おしたったけれど、透明床がぐんっず増す瞬間の姿は、控えめに蚀っおも、ずおもずきめくものがあった。


ラッキヌは続くものである。

䞀番のお気に入りの堎所「岳沢湿原」に着いた時も、厚い雲が薄れお、倪陜の光が差し蟌んでくれた。

その柄んだ湧氎ず立ち枯れの朚々が芋える䞖界の重量が、日目よりもすっず軜くなったような感芚だった。

ちょっず怖くなるくらいの川の透明床で、その景色から目が離せなかった。

雚の為か、日目よりずっず人が少なくお、そこに留たり、その神秘さを䜓の隅々たで感じるこずができた。



「岳沢湿原」に向かっおいる時の゚ピ゜ヌドがもう䞀぀ある。

雚の䞭歩いおいるず、道の䞡脇で緑に繁る朚々の迫力が、日目ず明らかに違っおいるこずに気が぀いた。

雚をたっぷりず吞い蟌んで、緑色を生き生きず色濃く揺らし、光がさっず射すず、䜕か喜んでいるようにさえ芋えた。祝犏だ。

「もののけ姫」さえ芋おいない倫も、私ず同じように、前日よりぐっず生き生きず芋えたようだから、倚分本圓にそうなのだろう。

八癟䞇の神に祈りを捧げおいた遠い祖先の気持ちが、爪の先くらいはわかるような、そんな気分だった。

詰たるずころ、畏怖だ。

雚を吞い蟌んだ、力匷い怍物の、「生の」姿を芋れたのも、雚の日の幞運ポむントだった。


④朝じゃないのに靄が楜しめる

䞊高地の朝靄は、幻想的だずいう。
特に倧正池は玠晎らしい、らしい。

倜間に冷えた空気ず、比范的暖かい氎面ずの枩床差、そしお颚の匱い朝ずいう条件がそろうず発生しやすいのだずいう。

朝靄を楜しむためには、朝の時台から埅぀ほうがいい。時半くらいになるず、気枩が䞊がり始め、朝靄が消えおしたうのだ。もちろん党お、ネット情報の受け売りだ。

宿泊したホテルは、倧正池ぞは歩いお時間ほどかかるずころにあった。そんな早朝に、熊に遭遇するこずもなく、無事朝靄が芋れるのだろうかず心配したが、完党に杞憂だった。

そもそも、歩いお倧正池に行けるような倩候ではなかった。
土砂降りの朝である。朝靄なんかできない。

ずころが、である。

2日目は、匷めの雚が降ったり、止んだりを繰り返しおいたのだが、その止んでいるタむミングで、河童橋から、田代橋ぞの巊岞コヌスを歩いおいる最途䞭で、河にかかる矎しい靄を芋るこずができたのだ。

雚あがりで湿床が高い状態がプラスだったのだろう。

矎しく透明な梓川の䞊を、癜いベヌルのような靄は、揺らぎながら、癜が薄くなったり濃くなったり、増えたり枛ったりしながら、景色の䞭で挂っおいた。

淡く矎しい靄である。

これこそ、雚の日だったからこそのご耒矎だ。


⑀雚だからこそ、䞊質カフェでスむヌツ

五千尺ホテル䞊高地のスむヌツカフェバヌLoungeは、滞圚䞭床蚪れた。

圓ホテルに宿泊しおいないにもかかわらず、短い滞圚期間で同じカフェで回チルするずは、我ながら結構な頻床だ。

回目は日目の15時半。

熊が掻発になる倕方を避けたかったので、15時くらいたで散策をしお、河童橋たで戻るず、有名なTROIS CINQのアップルパむは完売しおいた。

到着した朝の10時前から長蛇、次の日の朝も長蛇の人気店だ。

どうしおもアップルパむを食べたい我々は、もう䞀぀狙っおいた五千尺ホテル䞊高地ぞ向かった。

こちらも行列。しばし埅぀こず分匱。
ようやく入るこずができた。

五千尺ホテルのアップルパむは、ぎっしりず入ったりんごがボリュヌミヌで、今たでの人生で食べたアップルパむの䞭で、䞀番倧きいピヌスず蚀っおもよい。

りんごは酞味がきちんずあっお、バランスが良く、倧きくおもペロリず食べれおしたう。

窓偎の垭からは、河童橋も芋えるし、店内の統䞀された濃い茶色の内装も、ランプもずおも可愛い。

本圓は、アップルパむずレアチヌズケヌキを䞀぀づ぀泚文しようず思っおいたのだが、閉店前だったこずもあり、これもたた有名なレアチヌズケヌキは完売だった。


日目。朝10時にもう䞀床このカフェを蚪れた。
理由の䞀぀は、雚が匷く降っおきたから。もう䞀぀は、有名なレアチヌズケヌキを食べたかったから。

レアチヌズケヌキは、アップルパむ同様、人生で食べたレアチヌズケヌキの䞭で、ピヌスが䞀番倧きいものだった。ベリヌの゜ヌスに、その倧きな癜い容姿は、気高く貎婊人のようだ。

ショヌケヌスにずらりず䞊ぶレアチヌズケヌキの姿は、たさにそれ。
味は、もちろん矎味しい。

雚が降るず、玠敵カフェで䞀息぀いお、雚が䞊がるず散策する。
この塩梅が、ゆったりずした旅のリズムを䜜り䞊げる。

雚が降らなかったら、散策に明け暮れお、流石にカフェに回行っおお茶をするずいうようなこずはなかっただろう。

だけど、雚の日には、このくらいのペヌスがちょうどいい。





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